
先月、4年振りのサーキット走行でTC1000を走ってきた訳ですが、サーキットが似合わないこと甚だしいV36が意外によく走ってくれたことに気を良くした私。そいじゃ次行ってみようかとこれまた4年振りにTC2000を走るべく、SWAT Racingさんの走行会に参加してみました。
これまた素人によるV36スカイラインのサーキットレポなんていう誰得な内容の上に無駄に長文なので、興味無い方はスルー推奨ですww
アコードの時はノーマルでも結構気持ち良く走れたTC2000ですが、重量級ハイパワーFRを走らせるのは今回が初めてです。
なので取り敢えず昔のベスモをリサーチ。すると気温18℃の時期に10秒2出てるらしいので、まぁ気温etc考慮して10秒台に入れればイイかな?とテキトーに仮想目標を立てます。が、それより気になったのは連続周回5周目でブレーキフェードして『と~ま~ら~な~い~』なんて状態になっていたこと。この前のTC1000でもブレーキはなんとか持ちましたし、この外気温なので多分大丈夫なような気もするのですが、どうせ走り出したらサル走りすることになるでしょうし、そんな状況で『と~ま~ら~な~い~』状態になった時、ヘタクソな私に対処できるスキルなぞあるわけもないので、不安要素を減らすべくパーツレビューにもある通りブレーキパッドとフルードだけ急遽交換して臨みました。・・・って、これが原因で後々でちょっと怖い目に遭う事になるのですが。。
開催日の週の頭に結構な大雪が降った後は猛烈な寒波。なかなか雪が溶けずに直前まで開催が危ぶまれる状況でしたが、コース上は除雪も完了、筑波までの道中も所々凍結はしているものの、概ね平常状態に戻り、無事に参加することが出来ました。外気温も低く、路面温度も-0.2℃とコースコンディション的には結構良さそうな感じなのですが、コース外は結構雪が残っているのでコースアウトすると止まれないヤバげな雰囲気が漂っていますw
取り敢えずはタイヤを温めるのとブレーキの当たり付け、そして何より4年振りの自分の慣らしの為にVDCオンでコースインしますが・・・アコードと同じ感覚でアクセル入れるとVDCが効きまくってギクシャクして全然走れません。やっぱり基本的にFRの乗り方が判っていないんですよね。TC2000の速度域で乗れていないのにVDC切るのもちょっと怖いのですが、この状態では話にならないのでブレーキの当たりも多少ついてきたところでVDCをカットして走ることにします。・・・が、今度はあちこちのコーナーでタコ踊り。VDC切ってもギクシャクしっぱなしでマトモに走れませんwww
まぁそれでも何とかアタックラップに入ろうと最終コーナーから速度を乗せますが、ふと嫌な予感がして1コーナーで早めにブレーキングしてみたら実は奥での当たりがまだついておらず制動Gが出ないままツィーっと結構な勢いで滑走。もう脳内では『と~ま~ら~な~い~』のリピート再生状態ですwww
気を取り直し、インフィールドでは走り方を色々試行錯誤しながらストレートで後続車がいない時にブレーキ踏みまくってなんとか当たりをつけます。そんなこんなしなているうちにブレーキの当たりが付き始め、挙動にも少しずつ慣れてきてギクシャクしながらもペースを上げ始められたのは10分後くらいからでしょうか。菊地靖選手がコース攻略法で、ダンロップから80Rは重さと速さでラインを変えないと危ないよっていうアドバイスをしていた事を思い返しながら、毎周ごとにラインを変えて試行錯誤していたのですが、1ヒート最終周でなんとか11秒7。
2ヒート目は多少慣れてきたのか、まだまだミスは多いながらも周回を経るごとに何となくイメージに近い状態に纏められるようにもなってきて、走りのリズム感が戻ってきました。コーナー出口でのスロットルによる姿勢のコントロールのイメージもなんとなく掴めてきた感触はあったのですが、2ヒートではきちんと走らせるには至らず終了。2ヒート目のタイムは11秒075・・・ってことで目標の10秒台には届きませんでした(涙)
ここで気になってくるのが各セクターごとのタイムのアコードとの差。過去ベストと比べてみますと・・・
当日ベストラップ | | | | | |
| LAP | Sec.1 | Sec.2 | Sec.3 | 最高速 |
CL7+595RSR | 1.10.331 | 28.782 | 28.861 | 12.688 | 157.000km/h |
PV36+S001 | 1.11.075 | 29.010 | 29.116 | 12.949 | 165.289km/h |
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たらればベスト | | | | | |
| LAP | Sec.1 | Sec.2 | Sec.3 | 最高速 |
CL7+595RSR | 1.10.079 | 28.653 | 28.738 | 12.688 | 158.219km/h |
PV36+S001 | 1.10.577 | 28.592 | 29.036 | 12.949 | 166.718km/h |
CL7の時はタイヤが595RSRというアジアンハイグリップタイヤ、今回はS001というプレミアムスポーツタイヤとタイヤのグリップレベルの違いもあるので仕方ないのかも知れませんが、Sec3のタイムと最高速を見てもアコードに比べコーナーが遅くて直線の速さを生かし切れていない印象ですね。と思いながらラップチャート見ていると、最終周のSec1で28.592なんて今日のベストラップより0.4秒も速くアコードのベストと比べても0.2秒も速いセクターベストが出ています。しかもこのセクターベストは、過去のアコードのセクターベストよりも速かったりします。
ちなみにセクターベストのたられば合計タイムは1:10.577。車種やセッティングにもよりますが、きちんと乗れればSec1とSec2は近いタイムが出ても不思議ではありません。Sec2がSec1に比べて0.4秒も遅いのは、80Rが上手く乗れていないというドライビング中の感覚とも一致します。その80Rが綺麗に決まったとして都合良く28.6+28.6+12.9とタラレバすると1分10秒1。それに加え現状では最終コーナーも乗れていない感覚がありますので、やはり上手い人が乗ればクルマ自体は9秒台くらいは出るポテンシャルはありそうな感じですね。
今回TC2000走ってみて思ったのが、V36の場合TC1000と同じ感覚では走れないということ。アコードの時は回し切って走る気持ち良さが先行して走れたのですが、やはりV36は慣れないFRの上に重くて操作に対する反応も鈍く、尚且つ2000のスピードレンジだと1000では出なかった色々な挙動が出てくるので全般的に丁寧かつ慎重かつ動きを先読みした操作が必要とされる印象でした。数年に一度しか走れないFR初心者の分際で2000の走行を完全に舐めてましたね。反省。
あとはFFの場合、クリップから出来るだけ早くアクセルを大きく開けて立ち上がりのトラクションでタイムを稼ぐ印象なのですが、FRの場合はアクセルオンのタイミングは多少早く、立ち上がりでのアクセルコントロールで前後のグリップバランスと姿勢の調整をしながら立ち上がるという感覚が朧気ながらも挙動として感じることが出来たのは大きな収穫でした。まぁこれもFRに乗られている方からすれば普通のことなのでしょうけども。
そんなこんなのTC2000走行会。結果は目標未達ながらも、色々と得るものがあり非常に勉強になりました。後半になるにつれ走りのリズムが回復し、結果タイム的にも各ヒート終盤でベストタイムが縮まってきていたので、まだ一応伸びる余地はありそうです。今回の収穫を糧に次回の走行に生かしていければ良いなと思っています。
最後に、本日ご一緒させて頂きました皆様、お疲れ様でした。マトモに走らせる事が出来なくて周りの状況を見る余裕があまり無く、ご迷惑をお掛けしたかも知れない同じ走行枠の皆様方、申し訳ありませんでした。
今日はとても走りやすく、クルマを壊すこともなかったし、豚汁も美味しく、尾根遺産のハグでダブルクリッ(以下自主規制)・・・と、非常に楽しむことが出来た一日でした。やっぱりサーキットはどんなクルマで走っても楽しいものですね。また宜しくお願い致します♪
Posted at 2018/01/28 09:47:16 | |
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走行会 | 日記