
こんばんは。今日になりやっと連休ボケが回復したような気がします。
ということで連休ネタ第二弾。世間では休み明けだったであろう5月7日、どうしていたかといえば…私だけが未だGWの真っ最中。当然、平日なため嫁さんは仕事、娘は学校へ…。
連休に独りで好き放題出来る絶好のチャンスせっかくの連休なのに、遊んでくれる人がいない。
天気予報はといえば、8日(木)のみが晴れ、それ以外は非情にも雨マークがズラリと並んだ週間予報……。しかも、その貴重な、唯一の晴れ予報の8日には、夕方16時から次女の中学校の個別面談という超重要なミッションが控えており、遠出をすることもままなりません。
6日の深夜には雨戸に吹きつける土砂降りの雨音を聞きながら「せっかく連休に独り自由に好き放題出来る機会なのにこの天気じゃなんもする気にならんわい…」と、心が折れたままヤケ酒を煽り、やさぐれて寝落ちしてしまいました。
しかし!明けて7日。既に家族も家を出たAM10時過ぎになって目を覚ますと、なんと快晴が広がっているではありませんか!天気予報サイトを確認すると、予報も好転し、一日中天気が持ちそうな気配。これはもう、行くしかないでしょう!!どこへ行くかも決めてませんが、考えている時間も勿体ないので、とにかく出かける準備を始めます。
ここで悩ましい選択。車で行くか、バイクで行くか。時刻は既に11時近く。バイクで出かけるとなると、ジャケットを引っ張り出し荷物を詰めてと、なんだかんだで時間が掛かる。貴重な時間を無駄にするのはもったいないので、今回はバイクではなく、着の身着のまま、久々にV36のエンジンに火を入れました。
←4日後にこれが正解だったとが判ることになりますw
連休明けということもあり、高速道路はガラガラ。特に目的地を考えてはいなかったのですが、いつものノリで箱根に足が向きます。その途中、ふと湯河原峠のバイカーズパラダイス南箱根の60分レンタルバイクの事を思い出し、寄ってみることにしました。以前から気になっていたのですが、なかなか利用出来る機会がなかったんですよね。
ここのレンタルバイクシステムは1時間コースは予約不要で250cc~大型まで、3,300円という料金。料金には、使用するガソリン代や保険料も含まれているので、追加費用は基本的にかかりません(ただし、バイカーズパラダイス南箱根への施設入場料として別途一人500円が必要です)。さらに、希望すればヘルメットとグローブも無料で貸していただけるので、長袖長ズボンさえ着用していれば、本当に手ぶらで気軽に利用できるのが嬉しいポイントです。
選んだのは、現行型のMT-09。初期型MT-09を所有している私としては、その進化ぶりに興味津々だったのです。
跨ってみると、初期型とはライディングポジションが微妙に異なります。少しステップが高くなっているような。そして、走り出してすぐに驚かされたのは、その操縦性の違いでした。初期型は、良くも悪くもサスペンションがフワフワとした独特の乗り味でしたが、現行型はまるで別物!サスにはフワフワ感はなくしっかりと路面を捉え、車体は実に素直にバンクし、コーナーをトレースしていく際の安心感が段違いです。「初期型MT-09にお乗りだと、物足りないかもしれませんよ」なんて店員さんに言われましたが、ヘタレライダーであるわたくしには、現行型の扱いやすさの方が間違いなく合っていると感じました(笑)。普通に良くできた、扱いやすいスポーツバイクに進化していましたね。
最初の1時間の試乗で、すっかり楽しくなってしまった私。これはもう一台、別のバイクも試してみるしかないでしょう!ということで、次に選んだのは、以前からそのスタイリングが気になっていたカワサキのZ900RSです。
Z900RSは跨った瞬間、その堂々とした佇まいに心を奪われました。長く伸びる美しいタンク、がっしりとした車体……まさに昔ながらのバイクっぽい、「鉄馬!」という言葉がしっくりくる存在感です。エンジンに火を入れると、野太いエキゾーストノートとともに、結構勇ましい吸気音のようなサウンド。個人的には、どこかNinja系のエンジンを彷彿とさせるその音が、萌えポイントでした(笑)。ついつい無駄に加減速を繰り返したくなるような、そんな気にさせるバイクです。
しかし、見た目のクラシカルな雰囲気とは裏腹に、走り出すとこちらも実に素直で乗りやすい!以前所有していたNinja1000と比べても、その楽しさは遜色ありません。いや、むしろ、設計が新しい分、より洗練されていると言えるかもしれません。見た目はレトロでも乗り味はレトロじゃないけど味わいもある。本当に、今時のバイクは凄いですね!
この一時間レンタルコースを利用すると、熱海箱根峠線を経由して伊豆スカイラインを熱海峠から亀石峠あたりまで、約50kmほどのワインディングロードを堪能できます。お店を逆に出て芦ノ湖スカイライン~箱根スカイラインに行ってもいいでしょうし、他にもイイ道はいっぱいあります。いずれにせよお店を出てすぐに、純粋にバイクを楽しめるというのは、素晴らしいシステムだと思います。結局、2時間で約100kmものワインディングを楽しむことができました!
レンタルバイクで伊豆スカイラインのワインディングを堪能した後は、再びV36に乗り換え、今度は愛車でワインディングを楽しむことに。デミオやオデッセイでのワインディングもそれなりに楽しいのですが、やはりV36でワインディングを走ると、その愉しさは格別です。FRならではのダイレクトなハンドリングと大排気量NAエンジンの伸びやかな加速感や、スポーツセダンならではの引き締まった乗り味はやはり他の2台ではなかなか味わえません。この日は平日、一人だったこともあり、誰に気兼ねすることなく、日が暮れるまで思う存分ドライビングを楽しむことができました。
日も落ちて…翌日のことを考えると、本当ならそろそろ帰路につかなければならない時間なのですが…なんだか名残惜しくなってしまい…。ふと、明日の次女の面談に間に合うように帰れば、嫁さんも許してくれるかもしれないという淡い期待を抱き、嫁に連絡。嫁の返事は『あ~はいはい、気をつけてね』…ということで(笑)急遽宿を取って一泊することにしました。我ながら家庭を顧みない悪いオヤヂだと思います…(嫁曰く、何かそんな予感がしたとの事w)。
連休明けということもあり、宿はどこも当日予約OK。箱根エコパーキングにV36を停め、スマホで翌日の予定を考えながら宿を検索します。とりあえず、午前中に回れる場所ということで、本栖湖の芝桜祭りを見て、その後可能な限り富士五湖を巡るというざっくりとした計画を立て、宿は新富士駅前のビジネスホテルを予約しました。料金5,000円也。
夕食は、宿近くのイオンで見切り品のパック寿司とつまみに惣菜、缶ビールという、出張時と同じようなスタイルでしたが、シャワーを浴び翌日のツーリング計画を練りつつ、誰にも邪魔されず自由を満喫しながら一人で晩酌を楽しむ時間は、なんとも言えない至福のひとときでした。心地よい疲労感とともに、23時過ぎには早々に眠りにつきましたzzz。
翌朝は8時の開園を目指して7時にホテルをチェックアウト。昨日までは渋滞とは無縁の快適なドライブでしたが、この日は世間は平日です。富士宮市内の国道139号線では通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれてしまいました。仕事へ向かう皆さんを尻目に、こちらは遊びでの移動……なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。。
そんなこんなはありつつも、午前8時過ぎには、目的地の富士本栖湖リゾートに到着。シーズンではありますが、平日の開園直後だったので会場近くの第一パーキングに停めることが出来ました。芝桜はちょうど見頃を迎えていて本当に綺麗だったんですが……残念ながら、富士山には厚い雲が掛かってしまっており、富士山とピンクの芝桜のコントラストという、ココならではの絶景を見ることはできませんでした……。これはちょっと残念。。
本栖湖で芝桜を堪能した後は、放浪を許してくれた家族へのお土産を買い、次の目的地、精進湖の他手合浜へと移動しました。以前、MT-09で訪れた際、湖面に富士山が映り込む「子抱き富士」の絶景を見ることができたので、今回も期待していたのですが…やはりこちらも雲が厚く、その美しい姿を拝むことはできませんでした。う~む、残念。
時刻は10時。夕方の次女の面談の時間に遅れないよう帰ることを考えると、そろそろタイムリミット。後ろ髪を引かれる思いで、帰路につくことにしますが、このまま素直に高速で帰るのは、
なんだか面白くない。料金が高い。ということで、河口湖から都留までは高速道路を利用し、都留からは県道24号都留道志線を経由、国道413号道志みちへ。さらに、国道413号青根から県道76号山北藤野線を経由して国道20号線へ出て、最後は大垂水峠を越え…と、かつて若い頃、夜な夜な走り回っていた辺りをお代わりしまくり、圏央道高尾山ICから高速道路に乗って帰宅しました。
GW明けの平日の昼間ということもあり、県道24号も国道413号も県道76号も国道20号も、どこもガラガラ!自分のペースで、思う存分ワインディングを楽しむことができました。そして、自宅には15時ちょうどに到着!面談にも余裕を持って間に合わせながら、久々にV36でのワインディングをこれでもかと満喫することができました!
午前11時スタートの翌日15時戻りという、なんとも弾丸なソロツー&ドライブではありましたが、車もバイクも両方楽しむことができた上に、思いがけず一泊で自由を満喫することまで出来て、最高の気分転換になりました♪
たまには一人で自由に気ままに過ごす時間も大切ですね!
←お前はいつでも自由好き放題やってるだろうというツッコミは不要ですw