リーフの謎 その⑩(販売台数編)

半期決算期の9月に猛烈な販売攻勢をかけたにも関わらずリーフの9月単月の販売台数は2811台と期待外れに終わった。
不評だった外観を一新し、価格据え置きのまま航続距離を大幅に伸ばし先進安全装備を満載したにも関わらず、なぜ売れないのか？

経済性、走行性能、安全性、快適性など総合的にみてこれほどお買い得なクルマはないと思う。安全性をはじめ、あらゆる性能が低い軽自動車が新車の50%を越えるようなイビツな国内販売を変えるポテンシャルはあるはず。

それでもやっぱり売れない理由は？？
EVの電池に対する不安が未だに呪縛のようにまとわりついているからなのだろう。それへの対応は、保証条件の見直ししかないのでは？

距離無制限、8年間での容量保証を導入しましょうよ。あるいは航続距離保証でもつけたら！？

ついでにいうと残価設定ローンの残価はあと50万円位あげた方が良かろうかと。それでもメーカーが損しない様なスキームは構築できると思いますよ。それは引き上げたクルマをどう活用するかに尽き、ポイントはカーシェアリングとなるだろう。EVを売るだけではダメだということにようやく気がついた日産の奮起に期待したい。これからは提案力の時代、販売したあとのEVが宝の山だということを証明しましょう。