
何の役にも立たないのに、難しそうな理論を勝手に作って、二束三文の商品を1万円くらいの値段で売りつける悪徳商法は大昔から存在しますが、そうやって人を騙して儲けた金で幸せになれるんでしょうか? 少なくとも死後には地獄行きですよね!?
車用品でもオカルトグッズと言うべき商品が、次から次へと登場するのには飽きれるばかり。最近だとエコパワーや帯電防止アンテナなど、、、いい加減な商品で燃費が良くなるとか、オーディオの音がよくなるだとか、パワーがあがるだとか・・・そんな効果は絶対ありえませんよ!!!
公正取引委員会に訴えるのもばかばかしいわ。
実は、同僚にそういう商品を趣味のように買い漁っている人がいて色々話を聞くのですが、効果がないことをわかってはいても、ついつい買っちゃうんだとか(驚。 そういった商品を買うことに快楽を感じているようなので、このタイプの人は放っておくしかありません。 それで、本人が幸せなら他人がとやかくいう必要ないですものね。
悲しいことに貧乏人ほどオカルトグッズに引っかかりやすいのだそうです。くれぐれも詐欺商法にひっかからないようにしましょう。
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ガソリン・エンジンの開発現場では、様々な新材料、新機構を組み込めばあと30%くらい燃費向上することがわかっているのですが、問題はそれにかかるコスト。たかが数%の燃費向上にコストが数万円も上がるような技術は採用できません。コストの関係でお蔵入りの技術がたくさんありますが、つまらん努力を積み重ねるより、さっさとEVやFCVの開発に力をいれた方が得策だとは思います。
コンベンショナルなエンジンは当面はアイドリングストップで燃費を稼ぐのが主流。コストアップがほとんどないので数値稼ぎにはもってこいの技術。でも実用燃費はカタログ数値ほどよくならないので、広い意味でオカルトチューンにあたるのかも知れません。
VQエンジンはショートストロークの高回転型エンジンなので、燃費向上がやりにくいエンジンのひとつ。いまとなっては、どうしてロングストロークにして、コンパクトな燃焼室をつくるようにしなかったのか疑問です。オーバースクエアの燃焼室だと綺麗に燃やすのが凄く難しい上、ショートストロークはトルクが少なく低燃費化が困難。 メルセデスの新型CLSはしっかりロングストローク化していて抜け目がない。次のV37にはCLSの3.5Lが乗るのでしょうかね!?
【CLS用3.5L BlueefficiencyEngine】
・64×68.2 mm(旧型は68×60.4mm)・・・ロングストローク化
・60度V6 バランスシャフトなし。
・軽負荷時のリーンバーン燃焼、なんと150km/hまでリーンバーン!!
負荷に応じて補助噴射を行い成層燃焼を生じさせることで安定的に燃焼時間を早めている
・マルチスパークイグニッション
燃焼中に4回の点火を行い、希薄燃焼時でも安定した燃焼を促進。
・共鳴過給インテークマニホールド
・ピエゾインジェクターによる直噴(最高200気圧、第3世代の5段噴射できるスプレーガイデッドタイプ)
・可変油圧制御
なかなか良く考えられたエンジンのようです。これのカムシャフトに日産固有の技術のDLC加工をして、ヘッドをVVEL化したら面白いエンジンになりそう♪
Posted at 2011/02/27 21:27:40 | |
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