
昨日はフォルクスワーゲンの次世代小型EVを参考にしつつEVは後輪駆動が良いと提案しましたが、専用のプラットフォームが必要となるので、”言うは易く行うは難し”というのが国内自動車メーカーの本音でしょう。 プラットフォームの新設には数十億円の開発投資が必要となるにもかかわらず、現状のようにEVの販売台数が少ないと投資回収ができないからです。 プラットフォームの開発費は、頭出しの車種のコストに上乗せとなるので、台数がでないと10万円以上のコストアップになってしまいさらに売れなくなるリスクを抱えてしまうジレンマ。
フォルクスワーゲンがEV専用のプラットフォームを新設するのは、年間10万台以上のEVを売り切るという意思表示と見ることもできます。 これに対して日産はリーフが不良債権のごとくお荷物車種となっていてコストアップは許されないし、フルモデルチェンジ後の台数アップもさほど見込めないので、リーフ専用のプラットフォーム新設提案は役員会議で却下されることでしょう。
ではどうしたらフォルクスワーゲンに勝てるか?
方策として考えられるのは、インフィニティブランドに高価格のEVを投入することでプラットフォーム新設費用を回収し、それを日産ブランドのコンパクトEVに流用することです。 すなわちインフィニティブランドでテスラのモデルSに対抗し、日産ブランドでフォルクスワーゲンを迎え撃つ2正面作戦。
大胆すぎるかな!?
もう一つ考えられるのは開発費が安上がりとなる三菱自工にEV関連の開発を委託してしまうこと。 i-Mievは後輪駆動なので、それを流用すれば安い人件費と相まって、日産独自開発の数分の1でプラットフォームの新設が可能となる可能性があります。 開発費は三菱の支援のための投資に紛れ込ませてしまい、車両コストに直接跳ね返らないような経理処理も可能でしょう。 開発のための人材は日産から出向させれば、給料は半額くらい日産本体の負担となるので三菱自工での開発費をさらに下げることができるでしょう。 技術というより財務部門の腕のみせどころですね (赤字子会社を活用した節税が可能)。
番外でトリッキーなアイディアとしてはGT-Rのトランスアクスルの中の変速ギアを取り払って、そこに駆動用モーターを内蔵させてしまうのはいかがでしょう!? テスラのモデルSに似たパワーモジュールができあがり車種展開が用意になるかもしれません。 前輪をエンジンで駆動して、モーターでリアを駆動する次世代GT-Rにも活用できます。
いずれにせよ駆動用電池の性能限界が見えてきた状況の中、世界の自動車メーカーと戦うにはEV専用のプラットフォーム新設が不可欠だと思います! そのときの名称はもちろん”Eプラットフォーム”で決まりですねw ・・・意匠登録申請中(嘘)
Posted at 2016/10/01 16:00:38 | |
トラックバック(0) | 日記