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2015年05月01日 イイね!

モーターランド三河でMR-Sに乗ってみました&分析してみました。(長文)

モーターランド三河でMR-Sに乗ってみました&分析してみました。(長文) モーターランド三河には、気軽に乗れる(3500円/10分)レンタカーが各種揃っています。FF/FR/MRと駆動方式も選び放題♪ という事で、自分で所有するには敷居の高いミッドシップ2シーターである、MR-Sに乗ってみました。

 ミッドシップには乗った事ないですが、自分の印象(先入観)は、車としての利便性を捨てて走行性能に振った車であり、一本のタイトロープの上を正確無比にコントロール出来るなら抜群に速いが、少しでもミスするとスピン直結という、超絶ピーキーな操縦性です。実際、初代MR2も二代目MR2も、前期型はかなりピーキーだという噂も聞きます。

 果たしてトヨタ3代目となるミッドシップのMR-Sは、どんな感じなのか? ヘタレな私でも何とかそれなりに走る事が出来ればいいなぁ思っていたら、MLMの方が一言「FR乗りの方がMR-Sに初めて乗ると、コーナ入り口でスピンする事が多いので注意して下さいね♪」との有難いアドバイスを頂きました。

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


 あぅ、お家に帰るまでが遠足です。タイム0.5秒縮めるより、気楽に楽しく安全に無理せず走る事を固く心に誓ってコースイン...。

 しかし、1周目でいきなり赤旗! 何とブラインドコーナにリアから突っ込んでしまった車があった様です。

((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガクガクブルブル!


 車は何とか自走出来る状態で、ドライバーに怪我が無かったのは不幸中の幸いでしたが、もう私のハートは走行前からビビリミッター全開...。(笑)

 それでも気を取り直してやっとコースイン。

 まずはタイヤ暖気とブレーキの効き具合を探るため、各コーナで踏み方変えて試してみます。これが案外カッチリ効いて驚き。意外にいいぢゃん♪

 2周目からは、少しずつペースアップしてみます。まず、ノーズが「クィッ!」と向きを変え、車がその方向に思い通りに進んで行く事にびっくり! まだ様子見段階ですが、リアはどっしり落ち着いてきちんとグリップしつつ、向きが自在に変わります。すごい! すごいぞミッドシップ! 

 何が凄いって、鈍感な私でも明らかに分かる、その操縦性のよさ♪ まだまだ速度域が低いせいだとは思うのですが、自分の事前予想では、細心の注意を払ってコーナ進入時しないと「ズバッ!」とリアが流れ、そのままスピンというイメージでした。

 それが何と、普通にハンドル回すだけで向きが変わるのです。アオテッツァ君、少しはMR-Sちゃんを見習ってくれたまへ...。(笑)

 これはミッドシップレイアウトというだけでなく、軽い車重も大いに効いているのでしょう。あとで確認してみると、MR-Sは約1トン前後の車重に140馬力のエンジン。これって、若かりし頃に乗ってた80年代ホットハッチ(CR-X、シビック、86等々)とほぼ同じぢゃん♪ この辺りって、一つの黄金比なのかも?

 少し気をよくしたので、更にペースを上げてみると、やっぱりミッドシップの難しさが出て来ました。1コーナ進入中にリアが流れ出しました。やはりターンインの時の舵角とブレーキについては、ちと注意が必要な様です。

 が、その流れ出しは恐れていた「ズバァァァっ!」という過激なものでなく、「ズルズル~」って感じの、穏やかなものでした。流れ出すと結構流れてしまうアオテッツァ君より、むしろ穏やかかも?

 当初の予想を裏切り?、落ち着いて当て舵を打つ余裕を与えてくれます。そのままコーナ出口に向かってアクセル踏めば、まるで私のつたないコントロールを車がサポートしてくれるかの様に、立ち上がっていきます。アオテッツァ君でも同じリカバリ操作をするのですが、車重が重いのかパワーが無いのか、私のウデが不足なのか(この可能性大)、アクセル踏んでいてもスライドが収まる瞬間にどうしても失速気味となり、そこから揺り戻しが来て立ち上がるのですが、MR-S君はその辺りが実に良く出来てます。

 バックストレートの終わりからガードレールの出てくるブラインドにかけてが、個人的にMLMにおける最大の鬼門だと思っているので、無理はしません。LAP+のログでも明確に出ていますが、バックストレートから左に緩く下るコーナを全開で抜けた後は、アオテッツァ君より早めに優しくブレーキをかけます。ここで変なヨーを残してブレーキングしたら、私の腕では大惨事間違いありません...。はい、お家に帰るまでが遠足なのです。

 続くガードレールのコーナも、ガードレールが怖いので無理にアクセル開けずにゆっくり抜けます。ここを抜けたら、さぁ、海賊の時間...、いや、ハンドリングマシンの時間だ! 

 アオテッツァ君では長く苦しい我慢が続く九十九折のコーナが、実に楽しい♪ ステアリングを切ると、遅滞無くノーズが向きを変えてくれます。もちろん、私の速度域がMR-Sの性能より遥かに低いからでしょうけど、車ってこんなに曲がるんだとマヂで感動! しかもギヤ比が良く、アクセル踏めばちゃんと車が反応します。アオテッツァ君の場合、ちょうどトルクの谷になる4000rpm辺りなので、アクセル踏んでも前に出ません...。

 MR-Sに乗ってる方々は、いつもこんな楽しい思いをして走ってるのか...。なんだかずるいぞ。(笑) とは言え、アオテッツァ君は家族四人乗せて二泊三日で遠出しても快適ですし、荷物も余裕で載りますがMR-Sでそれは不可能。うん、お父さんにはやっぱアオテッツァ君しか選択肢無いよなぁ。タイム狙うならファイナル交換がお手軽でしょうけど、4.566なんて入れた日には高速道路走れなくなるし...。

 95%の日常と5%の非日常というアルテッツァのキャッチコピー、まさにその通りで秀逸だと思います。

 さて、話をMR-S戻してっと。九十九折を抜けて最終コーナの1つ手前、アオテッツァ君の場合アウトに回ると路面のギャップが激しくて車が跳ね、インベタはラインが結構苦しい。どう抜けるかいつも悩むのですが、ラインの苦しさを承知でややクリップを奥に取るイメージで、イン気味に進入してインベタという感じです。ただ、路面グリップがやや低いのかイン側もアウト側も、少しアクセル踏むと簡単にリアが出るので、中々に立ち上がりが難しい...。

 MR-Sの場合は、まずライン選び放題♪ インベタも楽々楽勝で入れます。すげぇぞMR-S! まぁ毎度ながらライン取りは悩むのですが、曲げる事に苦労する必要が無いので、リアグリップだけに専念してテールが出ない様にアクセル踏みます。

 続く最終コーナ、ここもアオテッツァ君だと中々曲がらず、ちょっと気を抜くとインに寄れないのですが、MR-Sなら楽勝♪ イン側の縁石に乗るかどうかも悩むのですが、今回は無理して乗らず、リアグリップだけを気にして立ち上がりました。

 気付いたらあっという間に10分経過して走行終了~。実に楽しい時間でした。MR-S、楽し過ぎ!

 ベストタイムは、最終周回で出た52.447でした。因みにタイヤ暖気終えて走り始めた2周目のタイムがほぼ53秒フラット、まだ様子見だった4周目が52.9。つまり、10周前後走ってもタイムがほとんど向上してません。orz
ドライバーの学習(向上)能力が致命的に不足している事が明確になってしまいました。

 更にもう一つショッキングだったのは、アオテッツァ君で頑張って走ったタイムより、初めて乗ったレンタルMR-Sをおっかなびっくり走らせた方がタイムが上だった事...。orz

 MLMでのベストは51.4秒位なのですが、その時は冬ですし、タイヤもZ2★。今回は条件が違うとは言え、52.744でした。もちろん、自分なり頑張って走ったつもりだったのですが、何とベストより1秒以上遅い....。orz

 まだまだ精進が足りないようです。そこで、LAP+のデータで自分なりに分析の真似事をしてみました。緑がMR-S、青がアオテッツァです。






 一番上の速度データを見ると、概ねトップもボトムもほぼ同じですが、バックストレートエンドに向けては何とMR-Sの方が速度が伸びてます。どちらもここはアクセル全開ですので、さすがにパワーで遥かに上回るアオテッツァが負けるとは思えないのですが...。

 そこからのブレーキングは、ビビリミッターが全開作動してMR-Sはかなり早いタイミングでブレーキ踏んでます。(笑) 先にも書きましたが、ここは一歩間違うと大惨事の予感がするので、レンタカーで無理はいけません。つづくガードレールに向かう右コーナは、アオテッツァ君だとパーシャル気味ですがMR-Sは減速してボトム速度が落ちてます。

 九十九折ではアオテッツァよりMR-Sの方がトップスピードが高めで、かなり加速出来ているとこもある様です。これは体感に一致します。つまり、アオテッツァはここが遅いと...。orz


 縦G(X)を見ると、アオテッツァの加速は0.3G位でMR-Sもほぼ同じ。因みにターボ車は0.5G前後になるそうです。最大減速Gはどちらも1コーナで約1G。

 第一コーナはアオテッツァとほぼ同じ程度のブレーキングですが、MR-Sはバックストレートエンドで相当早めかつ、緩めにブレーキングしている事が分かります。これも体感と等しく一致。やっぱ怖いですもん。(笑) 不思議なのは、その後のブラインドになるガードレール右コーナや、九十九折に入るところの右コーナ。アオテッツァよりかなりブレーキングが緩いですが、ボトム速度はほとんど変わりません。これはつまり...、どういう事なんだ?(笑) あと、少しずつMR-Sの方が加減速のタイミングが早い様です。もしかしてアオテッツァだと、突っ込み過ぎでなのか?

 横G(Y)はどちらもほぼ同じで、大差ありません。唯一目立つ違いは、何故か最終コーナに向かう短い区間にMR-Sは直線部分がある事。アオテッツァ君は滑らかに左から右へGが変化してますが、MR-Sは明確に0G区間(直線)があります。これは特に意識した覚えも無いので、本人も謎です。(笑)

 最後にコーナ半径(R)ですが、第一コーナ抜けてからバックストレートエンドまで、MR-Sの方がより緩い曲率になっている様です。これも特に本人は意識していないので、謎...。あと、最終コーナ手前の曲率が明らかに緩くなってます。

 結果分かった事は、MR-Sがアオテッツァ君より遅いのはバックストレートエンドのみであり、九十九折はかなり速い。その他はほぼ同じって事です。バックストレートエンドにしても、結局はドライバーのビビリミッターの問題なので、MR-Sはかなり速い車って事がよく分かりました。

 最後になりましたが、MR-Sのレンタカーお勧め出来ます! めっちゃ楽しく走れます。お値段も、例えば美浜でカート乗ると6分半で2000円ですから、10分で3500円というのは、決して高くありません。

 万一の時は全額実費自己負担というリスクはありますが、これはちとクセになりそうです。



 
Posted at 2015/05/01 17:07:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | サーキット等 | クルマ

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 昭和50年代の車を、長年に渡り大切に乗り続けて来ましたが、諸般の事情で車検継続を一時中断し、08年10月から冬眠中させてます。  一時期車検1年半付きコ...
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