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なかお@R-Junkieのブログ一覧

2009年09月13日 イイね!

モノの考え方その2

S井さんに前回の話を再度話してみて、解説が必要な内容がありました。

ラケットの件
専門店に行くと、ラケット(フレーム)とガット(糸)は別々で売ってます。
張ってしまうと、数ヶ月で張りなおす必要があるためです。

ゴルフクラブの件
専門店でも一体、完成品で売っています。
が、バラバラでも売っています。
有名メーカーは「ヘッド」のメーカーであり、「シャフト」は別の専門メーカーで作っています。
量産完成品向けと小売用のシャフトは、基本「別モノ」です。
気に入った、目的の合っている、自分のステージに合わせたヘッドに対し、
自分の体に合った、個性を生かせる、目的のあっているシャフトを取り付け、
自分に合った、バランスに調整します。
(バランスはヘッド側が重いか軽いかで確か1インチ毎に数値で表します)

まず、自分に合ってないものでは真っ直ぐ打つことは難しいです。
上手い人はクルマ同様に人間側が調整して真っ直ぐ打てます。曲げる事も出来ます。


クルマは「法律上」完成品でしか売れません。
なので、ラインナップという形で、排気量や装備など違うものを用意しています。
クルマは人間に合わせる部分に、速さの要素はありません。
クルマの性能だけです。
ドライビングポジションや、シートの形、ハンドルの好み、シフト、ペダル位置程度。
クルマが良ければ速く走れます。
ただ、速く走るために訓練は必要です。


モトクロッサーのラインナップは、5歳くらいの対象(PW50など)から、4スト450まであります。
基本、子どもの成長に合わせて、全ての対象があります。
これは、一度買ってもらったら次も買って欲しいので、一生付き合っていきたい、という意志表示です。

450のモトクロッサーは、対象が過激です。
クルマでいうと、400psクラス以上の、全く足枷のないモデルです。
ゼロ発進も困難です。(軽量化のためにムダなギヤは付けない。一時は4速になったことも)
日本ではほとんど乗る場所がありません。
開発、設計してる側でコレを体感できる人はごくわずかです。
日本でもテストライダーは当然いますが、現地でのテストでないと、評価は完了しません。
(ビックリするような問題点を対策させられます。。。)

知らなくても作れるんですよね。
実は逆に、知らないから作れるんだ、ってことも最近理解できました。
知らないから、真っ直ぐ追求出来ることが多いので。


ユーザーニーズ。
この言葉、実はものすごく重要で、いいかげんな使われ方もされてる気がします。

結局法律やら自主規制やらルールを設定する側が重要で、モノを作る側に責任はないように思います。
400psのクルマを1、2年クルマ乗っただけの人に買わせたい、そういう発想がユーザーとの間にあるっていうことが、400psのクルマにあーゆー足枷を嵌めるんでしょう。
(ここで言う作る側は、開発、設計、製造のことで、経営者は含まない)

もちろん、クルマは社会のモノですから、排ガスや燃費、衝突時の対応や乗員保護など最低限の装備は必要だと思います。
モトクロッサーにも騒音規制があります。

現実から考えます。
馬力規制・・・・日本が主です。日本製のモノでも日本国内のみ自主規制してる(させられてる)のが
         多いです。意外と若い人は知らないんじゃないでしょうか。
         バイクはひどいかったです。(1000ccが97ps) 最近は緩和されましたが。
         クルマの規制もなくなりましたね。理由は、日本でクルマが売れなくなったので、
         日本仕様を作るのにコストが掛けられなくなったからです。
         コストダウンで馬力アップです(笑  ハイパワーモデルの国内需要がないからです。
         日本人、大丈夫か?(笑
速度規制・・・・これも日本が主です。欧州でもポルシェ、フェラーリのみ規制なし。他は250km/h。
         日本に輸入される欧州車はそのままです。
         バイクには無かったのですが、2、3年前に300km/h規制となりました。
         日本はクルマもバイクも180km/h。
         これは道路の考え方もありますので、あまり言及しませんが、メーカーで分ける
         欧州は、クルマ文化の違いを大きく感じます。
車検制度・・・・コレが一番文化の違いが出てますね。
         海外では、車検に15万とか有り得ません。
         (故障、メンテなど整備にそれぐらい掛かるかもしれませんが)
         昔聞いた話では、アメリカですが、ガソリンスタンドで10ドル払えば証明書?の
         更新ができるとか。
         タイヤが少しはみ出てるから道路交通法違反ってのも日本だけだと思います。
         常識では、余計なお世話ってやつですね。
         現状に合わない規制、見直して欲しいですが、結構多いと思われる、何故その規制
         があるのか分からないなら、とりあえず無くせばいいのに、と思います。
形式認定・・・・これは先進国では、外交、貿易問題もあり、かなりキチンとやってます。
         イギリスは今でもかなり適当で、自分で作ったクルマでも認定可能です。
         (もしかしたら他の国でも可能なところもあるかもしれません。)
         トミーカイラZZは、イギリスで生産した輸入車です。
排ガス規制・・・最近は欧州も厳しくなってきましたが、アメリカが何故か厳しく、日本が追従。
         プロジェクトXでホンダシビックの排ガス規制クリア第1号とかありましたね。
        ディーゼル規制は、アメリカ、日本が「馬鹿な規制だ」と欧州から批判されてたりします。
        どうも規制を厳しくすることで将来の技術で欧州に対し優位にたちたい、とういう考え
        なようで。(余計なお世話じゃ・・・以下略)
税金など・・・・重量税、自賠責保険、ガソリン税。こういうのは海外であっても費用は少ないです。
        だから消費税が高いのですが、政治家はクルマに興味ないのでどうでもいいようです。
        ある意味、クルマに掛かる国のお金をクルマに乗ってる人から徴収するシステムなので
        私個人は賛成です。
        しかし、そのお金を道路事業に垂れ流しで使う現状は許せません。
        とはいえ、道路に絡んで収入を得ている人もいるので、収支の透明化、適正価格取引
        を希望します。
事故車・・・・日本人はとにかく綺麗好きなので、新しい車がすぐ欲しくなります。
       コレを利用して、「事故車」の扱いが一番厳しいです。(洗脳されてます)
       海外では、見た目がまともなら2コイチや3コイチ(事故でぐしゃぐしゃの2台、3台を利用
       して1台を作る)でも気にしないで買います。
       日本では「真っ直ぐ走んないよ」「次売れないよ」とか言って騙して新車を買わせてます。
       2輪のアルミフレームは深刻ですが、4輪のボディはキチンと直せます。
       直しても商売にならないので、優秀なリユース技術を持った人がいなくなってます。
       そもそも私に言わせれば、新車は綺麗なだけで、全部壊れてます(笑
       最近はクルマそのもののニーズが日本にないのでだいぶよくなってますが。


さて、考える内容の例ですが、

何故輸出仕様と日本国内仕様が異なるかってことです。
(現在はあまり違いがないのですが、例ってことで。)

排ガス規制の無い国では、馬力を出すのが簡単だったりします。
触媒もないし、騒音、排ガスの測定もほとんどありませんので。
速度規制もありませんので、速いクルマは単純に魅力的です。
エンジンだけでなく、足回り(ブッシュとか)、タイヤサイズとかも変えたりします。
そこで、日本のメーカーは輸出に際し、日本仕様とは違う仕様を作ります。

「わざわざコストを掛けて」輸出仕様を作るのはなぜか?

「安くて壊れなくても遅いクルマは売れないから」です。

コレがユーザーニーズです。
日本では、綺麗で壊れなくて税金が安くて「規制内」であれば、売れます。
それ以外の技術、過剰な性能は「不要」です。(宣伝がウソでもばれないし(笑)

極端に書くと、日本人向けにクルマ作ってても、「クルマ本来の技術」が進化しないです。
そういう理由からも、輸出は重要です。

見方を変えると、上で道路と税金の件を書きましたが、壊れない車を作ると、修理する人の収入が
得られなくなるので、壊れない車に規制を掛けるってのも有り得ます。
修理できる人を優遇してないので、修理技術が衰えていきます。
個人のせいではないですね。直せなくなったのではなく、クルマが壊れなくなったんだと思います。

地球の環境を考えると、資源をどう使うのが正しいのか、こういう考え方もあるってことです。
CO2の排出量削減目標達成が困難とか言ってますが、クルマ直せばいいだけなんです。
困る人もいっぱいいますが、現状困ってる人はそのままかよ、みたいな。
個人が考える優先順位が違うだけなので、正しく勉強し直して、順位を入れ替えないとダメですね。

日本人のクルマ好きを育てたくて、いろいろなメディアでがんばってくれてる事実もあります。
全く届かない場合が多いです。

ロードスター。
とっても良いクルマです。
が、パワーが足りない。
決定的に足りない。最低300ps必要。

NA6 ⇒ NB8、RX-8 ⇒ NC、RX-8にターボまたはV6 ⇒ FD のような流れが欲しいです。
が、現状はちょっと違いますよね。
そういう文化じゃないですよね。
でもマツダはマシです。だから好きです。ポルシェもそうですが、やっぱり物足りない。

ユーザーが成長する様子がわかれば上に書いたように入門用からトップエンドまで用意する、
「せざるを得ない」ことになるはずなんです。

NCロドスタの現状はやっとセロー。WR250Rくらいは速くて欲しいです。FDはYZでないとダメ。
セローを豪華版にする必要はあまりないはず。その辺、NA6はバランスが良かった。

セローというのはオフローダーですが、通勤など普段でも使い勝手の良いモデルで、オフの入門用
として女性ライダーも多いです。
低速(歩くのと変わらない速度から50km/hくらい)でオフロードを楽しむのにちょうど良かったりして、
山道のトレッキングとか、新しい遊びを作ったりしてます。
ほぼ日本専用で、結構売れてます。
日本では250ccまでのバイクに車検がないので、250ccまでが主流に「されてます」。

クルマにおいては世界的にレベルが上がってませんね。
もしかしたら日本車がはびこったせいで、文化をダメにしたかもしれません。
たぶん私が生きているうちに結果が出ると思いますので、それはまたその時に(笑

クルマをYZ450Fレベルに改造する技術は日本にもあります。日本が一番かもです。
街乗り出来る800psのGT-R。
誰でも作れる(言い過ぎ?)350psのS15、ローレル、FD、ツアラーV、インプ、ランエボ。

正常進化すれば、すごい文化になると考えます。
私の作ったクルマ、GT-R、NBに乗れば、何馬力でも大丈夫だというのが分かるハズです。
是非乗ってみてください。

これまでの競技などを作ってきた人には感謝してますが、現状の公式競技のしがらみ、あまりに
ジャマです。
正常進化の足枷にしかなってない気がします。
何故いじっちゃいけないのか?
はっきり理由もいえないクセにしばるんじゃない、って言いたいです。
ちょっとした工夫で速く走れる手段や上手くなる手段を規制して何の意味があるの?
結果的に高いもの買わないと勝てないルールにしてるのは誰なの?
バネが遊んじゃいけないって何故?(これは法律)
市販車の足回りがどんどんピロ化してるのにダメってどんな理由?(車検問題なし)
誰に何を競わせたいの?
ルールってのは管理して初めて意味があるんだから、管理出来ないことはしばるなって。
優先順位、変えて欲しいです。
だって人間がいくらがんばったって、改造(調整)しないとまともに走れないんだよ、クルマって。
テニスやゴルフと少し違うんです。金額と手間が。出来る人が正しくサポートしないと先にいけない。

変な規制があるからみんなLSDいれなきゃいけなくなってるとも思います。

考え方、考えましょう(笑


※古い友人から
NA8のRSリミテッド H6年 11万キロくらい 車検あと2週間 スペアエンジンあり
ほぼタダ(5万以下)で手放したいそうです。
普通に乗ってたクルマなので、とりあえず修理はリアスクリーンの破れくらいだそうです。
(昨日やぶれたらしい)
ロールバーとかバケットとか付いてたと思うので、これからサーキット始めたい人とかいたら紹介
してください。
若い初心者歓迎です!
アシとか色々フォローしますので。

よろしくお願いします。
Posted at 2009/09/13 05:25:42 | コメント(8) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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