2013年12月31日
ALT、行って来ました。
今年は1回だけなので走り納めってのもおかしいですが
シルオプさんのGT3のシェイクダウンです。
最初はもちろん本人が乗って、感想を聞くと良く曲がるとのこと。
タイムが32秒台なので、悪くはなさそうだけど良くもない?という印象。
図々しいかなとも思いましたが乗りたかった(笑)ので、お願いしたら快くどうぞと言って頂き、ありがたーく試乗開始。
本人を横に乗せて、とにかく何かあったらシャレにならないので、まず3速のままハンドリングとタイヤの状態とか一通り確認します。
とにかく安定しているのと曲がりがすごい。
3速でも最終コーナーの立上りでロードスターくらい加速します。
これは良い感触だということでいよいよ2速でアタック開始。
とは言っても安全運転です
ストレートエンドまで2速のままいけて120キロくらい?なのでブレーキングが必要。
良く曲がるので少し内側のラインで走り、2コーナーもリアが出ない程度の軽いブレーキングで曲がってまた少し内側の縁石を踏んだラインに。
全開で立上りますがアンダーが一切顔を出さずに3コーナーへアプローチ。
上りを感じさせず、曲がることへのストレスを感じさせずにサラっとトップターンにアプローチ。
軽い曲げるブレーキングで内輪がキュキュっと鳴きつつABSが上手にそれをこなして楽に進入が完了。
今度はリアで曲がるシチュエーションですが、ここもしっかり加速しながら正しく曲がって少し内側ラインでクリア。
下りは鬼加速ですぐ左の直角コーナー。
進入でガツンとブレーキ踏んできっちり速度が落ちて曲がりも不安感なし。
アクセル入れてリアの動きを止めるのも思った通りのアクションでこなします。
最終コーナーのアプローチから立上りもアタックラインを外さないで余裕の立上りを見せます。
途中からの様子見の走りで32秒台。
ほぼロードスターの乗り方、私の基準の乗り方でアタックした結果は31秒4でした
ドライビングポジションなどのインターフェースに少々難があることを除けば、このままで微調整だけで結果を出す意味があると思わせる完成度です。
タイヤがR888のGGコンパウンドで履きっ放しで路面温度に合ってない印象で、基準にするのが難しいので本当のポテンシャルは不明ですが、ストレートの速さと曲がり過ぎるハンドリングから、かなりのレベルと考えられます。
正直、予想以上にすごいです。

Posted at 2013/12/31 22:15:36 | |
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サーキット | 日記
2013年12月31日
同様にハイキャスターやアシストスプリングとか直接内輪に効果があるもの以外に、空力やトレッド幅(車幅、オーバーフェンダー)、LSDのひきずりなど、私のセットアップにおいては全てが効果の有無がはっきりと理論どおりに分かります。
もちろん外輪には荷重が大きいことからアライメント剛性(ブッシュの硬さ)による影響もありますし、縮み減衰不良での限界の低さが出てきたりします。
ですが、速い人がテクニックで引き出しているのは内輪のグリップであり、外輪を使いきるのは比較的簡単なことです。
セッティングを考える時は内輪を意識して、ドラテクにおいてもそうすると良いかもしれません。
私は常に自分を下手だと言っていますが、下手でもどうすれば速いかは理解していますので、数回に1回くらいは上手く曲げれたりアクセルを踏めたりします。
が、タイムアタックの時は「失敗したくない」ので、安全にクルマなりに走らせます。
失敗しないことを優先することで安全を確保します。
40km/hでも200km/hでも。
例えば、ブレーキングの理想は、リアタイヤの限界まで斜めに止めていくことですが、危ないので必ず真っ直ぐで止めてからステアリングを入れます。
ステアリングを入れる速さ、量の理想は、必要なフロントタイヤのスリップアングルより少し多めのヨーを立ち上げる蛇角を早く入れるのですが、危ないので多めよりは少なめ狙いです。
アタックしない時に少し遊びでやりますが、1周ベストを繋げようとか無謀なことは絶対にやりません。
もちろんセッティングは大げさに動かしたりしなければ表面に出ない現象も多いですからそういう見方でもテクニック的なものは使います。
あと、速い人がやる裏技的なテクニックについてもクルマに応えてもらう必要がありますから、そこは想像して動かしてみて、ステアリングの1ミリ、アクセルの1ミリ、ブレーキの1ミリ、とかを、大きなGが掛かってるときに不必要な動作をちょいちょい入れて反応がどうなのかも試して、改善しています。
私は私が満足するクルマが作りたいのはもちろんですが、「良いクルマ」が作りたい、欲しいのです。

Posted at 2013/12/31 18:46:46 | |
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その他 | 日記