
以下は6年くらい前に書いたものです。
サーキットを前提にしたものですので、あしからず。
RX-8とNCロードスターの話です。
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178天狗の考察メモです。
だいぶデフォルメしてますが、意見、情報など、ドシドシ受け付けます。
無いと思うけど(笑
とりあえず前置き。
「カタログやネットの情報だけではどうにもわからんパラメータが多すぎて計算結果は誤差過大」
「NCは精進湖でチョイ乗りしただけで、基本RX-8の印象なのでカンベンしてね」
ではいきます。
・マシン全体の反応速度
「固有振動数2.5Hz狙いのバネ設定で前後を揃える。」
「サス形式(Wウィッシュボーンとマルチリンク)の違いから来る違和感を無くす事」
※自分のNBではリヤの振動数を上げて、ロール中や勢いでフロント内輪が抜けないようにしてる
バネ設定は、14k8k+アシスト5k(自分のNBは14k13k+アシスト5k)
※スタビレート、スタビレバー比が不明なので、これが正解では全くありません。
・リアマルチリンクのクセを消す
「ノーマル車高はバンプ、リバンプともスムーズなトーイン。」
「ただし旋回中に一気に”出やすい”」
注:ストロークするとだんだんトー変化の度合いが大きくなる。
「車高短にすると、バンプトーイン、リバンプトーアウトの変化率が大きくなる。」
「そのため、リバンプを使うアシストは向いてない可能性が高い」
・体感とか
「ブレーキングで”出やすい”(予想)」
「旋回時のひっかかり感(実感)」
「ナックルから延長されたボスにダンパー下部を取り付けしてるため、キャンバー剛性高い」
「また、それに対してトー剛性が低そう(予想)」
「上記の旋回時の挙動の総合予想は、コントロール性がNBより低いだろう」
「雨では悪い部分が助長されそう」
何言ってるかよく分からんと思うのでまとめますと、
1.車高短のマルチリンクは違和感バリバリなうえ、コントロール性が悪そう。
2.とにかくリアの車高短時の根本対策をしないと、楽しくない
改善策として、
・トーコントロールアームのピロ化。できれば車高に合わせ、ピボット位置変更
・リアトーの微調整の繰り返しでオイシイポイントを見つける。
※リアだけで一生悩みそうなので、欲しくなくなったらしい・・・
だそうです。
ここからは私の意見です。
キャンバー剛性について、先日私がトライしたNBのトーコンキャンセラーやトーコンロッド、
あれにより、縮みが突っ張る感じが出ました。
理屈では、ストロークするとキャンバーがネガへいくジオメトリーに対し、横力はキャンバーを
起こす方向(ポジ)に働きますので、逆らう=ストロークしにくい≒ロールセンターが上がる
みたいなことですかね。
減衰を落として対応してますが、NCでもそういうのもアリかもしれません。
リアに羽をつけてボディ側でアンダーにし、バネの前後バランスをオーバーにすることで
リアの動き(ストローク)を減らすのは、良い傾向になると考えます。
リアダンパーの縮み減衰を減らし、少しでもバネレートを上げるとかも。
上手くいく可能性は低いですが、トーコントロールロッドのブッシュはそのままで他のアーム
のブッシュをピロ化、またはリジット化して、トー剛性を他のアームに委ねるとか。
二人してマジメに乗ったことないのに好き勝手言ってますので、正解があるとは思えません。
あしからず・・・
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画像の試作品のテスト、リアのトーコントロールがRX-8とは全然違ってた、などでだいぶ考え方が変わりました。
上記の内容は半分しか当たっていなかったです。。。
リアのトーコントロールは、RX-8は純正車高の静止状態からストロークするにつれてずーっとトーインに動き、NCは数センチストロークするところまではトーアウトとなり、その後トーインになるジオメトリです。
なのでNCの場合は車高を落としたほうがトーに関しては違和感のない動きになります。
致命的なのはキャンバー方向の違和感なので、気にしていない人も多いかもしれません。
キャンバー方向の違和感は通常ピロ化で生まれたりしますが、車高を落としたり(ロールセンターを下げたり)、ショックの減衰を下げることで改善しますが、マルチリンクの場合は違和感が大きすぎるので対策が難しい、という風にとらえてくれればいいです。
いずれもアームへの入力が小さい街乗りでは問題にならず良いことも多いので、勘違いしないでください。
また、我々のサスペンションに対する考え方は一般的でないので、表現が極端です。
TさんのNCでは現在、デフも追加で変更し、これでそれなりのタイムで走れればおよそ完成に近づきます。
新型のNDも基本は同じになるので、やることは同じかもですね。