
※説明用の図の作成に時間掛かっています。。
その前にサーキット走行をゴルフに例えます。
ゴルフは人と道具のスポーツです。
クルマのように道具の占める割合が高い上に道具の使い分けがあります。
飛距離をタイムに置き換えて、シャフトの長さをエンジン、ヘッドをサスペンション、ボールをタイヤに例えると分かりやすいかなと。
http://www.bs-golf.com/bs-products/catalog/
ブリジストンのカタログです。(時間がある人はどうぞ)
短いシャフト(アイアンとか)、飛ばないボールだけでプレーしてもそれはそれで楽しいですが、ドライバー(一番飛ぶクラブ)で打つ楽しみは分からず、その技術は身につかないですよね。
プロを目指したりプロに近いプレーをしたい人からするとアイアンだけでプレーしてる人の価値観とは相容れないものがあることが分かると思います。
どちらの価値観が正しいとかは関係ありません。
それぞれの楽しみ方が違うだけです。
アイアンで飛ばせる範囲は限られ、多少長いシャフトにしたところでボールの持つ性能の一部分しか使えないので、クラブの選び方が違うこともあると思います。
(BSのカタログで、P29~がシャフト、P36~がボールの内容)
ボールに関しては http://ballnavi.bs-golf.com/ のようなものもあります。
遠くへ飛ばすと打ち出しの時の誤差が拡大するため、スイングやヘッドの構造、シャフトの質への要求度、ボールの扱い方など全てシビアになり、アイアンでの手先のテクニックで自由自在に狙うのと両立が難しくなり、遠回りな手段をとってるような印象になります。
シャフトを長くすると、飛距離と引き換えにコントロールの難しさが増します。
そのため質の良いものが必要で、良いものはお金も掛かります。
ドライバー用のヘッドは飛距離を出すため速い速度でボールを打った時にブレが出ないような重心構造になっていて、また大きな入力に対しボールへキチンとエネルギーを伝える構造にもなっています。
アイアンは飛距離が優先ではないので全然違う構造になります。
ボールにも色々あります。
それらを飛ばないコントロール性に機能を割り切った、例えばそういうボールを使えば飛距離が落ちるけどもミスが出にくいです。
でもそれでは次のショットを打つ場所が同じようで違う場所であり、飛距離が足りないことは世界が違うということなのです。
全然飛んでないのにクラブの良し悪しを言っても、という話です。
簡単に見えるかもしれませんが、安定して飛距離を出すことの真実はドライバーを持たないと一生分かりません。
そして形だけのドライバーは飛ばないんです。
飛ばしてみないと分からないこともたくさんあります。
飛ばせる人達は昨日今日の努力で出来るようになったわけではありません。
飛ばす人達のクラブに対しての考え方は理屈に合わないことも多く、解明するにはとても複雑な検証が必要です。
それぞれの法則にはメンタルな面もありますし、個々のテクニックには優先順位を付けて自分の世界観の中で結果が出るやりかたをしています。
トレーニングも必要です。
また自分の打ちやすいスイングが理想とならない場合が多いので、矯正する人が多くなります。
気持ちよくスイングすると良い球筋が得られずに飛距離が落ちたり曲がったりしちゃいます。
矯正の結果、効率を落ちてしまうと求める飛距離も得られなくなるのですから、理想と現実のギャップから目をそらさずに真摯に立ち向かう必要があるのです。
そして自分なりの納得を自分で判断して、最終的な自分のプレースタイルを実践するのです。
ドライバーを使ったことがないアイアンだけの人と、ドライバーも使えるけどアイアンだけでプレーしている人がいるのはそういうことです。
主にコスト面でしょうね。
ショートコースでのプレー以外が費用面で難しいとか。
違う価値観の人達のグループ同士で飛距離という絶対的な数値で比べることが出来てしまうので、誤解は生まれてしまいますが、違うグループですから分けて考えないとおかしくなります。
アイアンだけのプレーでどんな結果が得られようと、別の価値観では違うことは違うのです。
難しいアイアン、それに適したボールを使用して、飛距離が出ない中で将来のドライバーへの対応を考えたトレーニングもあると思います。
おすすめはしませんが。
飛距離を出すのに近道はありません。
飛距離を出せる人は出せる、飛距離を出せるようになった人は出せる。
ドライバーを使ったことない人にクラブの話をされても、所詮アイアンしか知らないので・・・以下自粛。
ようやくALTのノンターボ車レコードが更新されたので、タイムの話がしたかったです。
EG6シビックにZⅡ☆の285/30-18をフロントに使用とのこと。
タイヤサイズ変更で一気にタイムアップしてますので、FFの特徴がよく出てるな、という感じです。
18インチで一番外径の小さいサイズを選らんだのでしょうが、どういうルックスなのか想像が難しいです。
まあいずれにしてもロードスターでタイムを目指す人はいませんから、また普通に「遅いクルマ」と呼ばれるようになるんでしょうね・・・
昔くやしい思いをしたので私なりにがんばったのですが、後はやはり続かないですね。
「遅いクルマ」ですから。。。
とはいえ、難しいことになってきました。
タイヤの進化により荷重をキッチリ乗せなくてもグリップします。
サイズを上げることでキャパシティは高く、動きも早そうです。
昔なら285はタイヤが硬くて軽いクルマに使用しても使えなかったのでやっても無駄でしたが、出来るようになるとタイムはタイヤ次第、となってしまいます。
もちろん簡単ではないですけどね。
こうなるとタイムを求めるということの「正義」はほとんどなくなるということになってくるのかなと。
こだわりや価値観の話なので、無駄とかつまらないとか気持ちの問題でなく、技術的なことです。
良いサスペンションのものさしに、太いラジアルタイヤでどうなのか?というパターンを外せなくなってしまいました。
キャンバーアクション、キャスターアクションとハンドリングの関係のシビアさが一気に増えます。
タイムを求めることとフィーリングを気にするのを両立できることを検証しつつ進めてきたのですが、難しくなりましたね。
しかし、ラジアルで28.289、すごいですね・・・
正直、現在進行形でタイムアタックしてなくて良かったな、と本気で思ってます(笑