来年3月で倉敷に来て13年となります。
そのうち12年と2ヶ月が単身赴任で今年の6月から監督が移ってきて住民票も倉敷に移して正式な倉敷市民となりました。
今までは倉敷は居る場所、神戸が帰るべき場所でした。
しかし、今は帰る場所は倉敷で神戸は行く場所になりました。
生活の中心が倉敷に移ったことで見方が変わり、その目線でこの街を見ると新たに気がつくことが多々あります。
令和の連休で山陰旅行(実は撮影旅行だったことはまだ秘密にしてあるw)に出かけて萩のカフェで出会ったカップがきっかけで窯元に出向くことになり陶芸家の一品物を手に入れた経験。

その窯元で「陶芸家じゃなくても職人さんが手作りされた物は全く同じ物は無く全て一品物なので普段使いの食器で同じようなデザインでも仕上がりが異なるから気に入ったものを選んで欲しい」と言われて以降、手作り物につい目がいくようになり違いも探すようになりました。
僕の考える製品と作品の違いは製品は同じ物は同じじゃないといけないけど、作品は同じようだけど個々は異なる物です。
新たな物との出会いで最近は作家物が気になってます。
美観地区の雑貨屋さんを覗くと作家さんの作品がたくさん並んでいてその多くが地元岡山の方達。
そして、案外倉敷在住の方が多いことも驚きでした。
先日、監督が見染めたガラス製の一輪挿しもいくつかある同じような作品の中からお気に入りを選びました。(僕はその作家のガラスのGeckoが欲しくて新作の入荷待ち)

その方も倉敷市内の工房を構えておられ、身近に芸術家が住んでいるなんて今まで考えたこともありません。
そんなことを感じながら日曜日は新たに見つけた雑貨屋に足を運んだら実は作家の方が自らの作品を展示販売する雑貨屋さんでした。
気に入った作品があったのですが探してるものにはあらず。
今欲しいと思っているものを伝えると「展示してませんがありますよ!」と奥から出してきてくれました。
まさに今欲しいと思っていた作品が目の前に!
これって作品の取り扱いしかしてない雑貨屋さんだったら出逢え無かった物。
先述の萩焼の一品物も町の土産物屋では手に入らない作品。
何らかのご縁があって手元にやって来る物達ですが単に待ってるだけのご縁では無くて積極的に行動することで得た機会が招いたご縁だと思ってます。
先日の蒜山で出会った金属の作品も何があるのかと店内をうろうろしてて見つけ出せた逸品でした。

考えてみれば愛車達もそうでした。
これらは製品なので基本的に同じ(中古車ばかりなので実際には個体差がありますけど)物達なのですが、個々に識別番号(車体番号)があり個を識別できるのでその「個」が僕のところに来ることになったのは僕の意思で行動した結果です。
娘が免許を取ったので車を探し始めて色々あって物を見に行こうとしたことで我が家に来ることになった赤チン号。

次の愛車探しを悶々としていてネットで画像を眺めていても何も起こらないと思い、気になる車を片っ端から見積を取り寄せて実物確認に出向いて新しい愛車になった白鰐号。

特に白鰐号との出会いは姐さんの「ポルシェ乗ってみ!」のお告げで出会うことになりました。
実は僕がドイツ車乗りになる最終的な背中押しをしたのは姐さんでしたw
その姐さんもアルファ乗りから今や赤いZ4乗りとBMWへ華麗なる転身を遂げられて僕と同じく倉敷市民(出戻りねw)のドイツ車乗りへの転身をなされました。
物がご縁で出会える人が居て、人のご縁で出会える物がある。
何のご縁かわかりませんがと言う方もいるでしょうけど僕のご縁はまず車ありきです。
 
				  Posted at 2019/12/02 22:55:09 |  | 
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