ネット記事などで紹介されて試乗レポなどの記事を読んでいると車に対する定義がなんだかよくわからない(^^;;
ホットハッチだとかGTカーとかスポーティーセダンとかピュアスポーツとか。
特に最近感じるのはスーパーカーの基準って何?って思うことがしばしば。
スーパーカーって言う言葉自体は多分、池沢さとし氏が描いた「サーキットの狼」で始まったスーパーカーブームでできた造語だと思います。
子供だったのでともかく外車で速い車がスーパーカーって思い込んでいたけれども今になって「スーパーカーって何?」と考えると最初に頭に浮かぶのは必ず決まった1台。
ランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach)

*ウキペディアからのリンク
LP400をあげるべきかと思いましたが僕の好みはウォルター・ウルフのカウンタックなのでw
この車こそスーパーカーの代名詞だと思います。
じゃぁ、同時期にフェラーリから出ていた
365GT4BBはスーパーカーじゃないのか?
今思うとあの車はミドシップですが実は365GTB/4の後継ではないかと勝手に思っていて完成形の
512BBは絶対にGTカーだと考えます。
その後もフェラーリは12気筒ミドシップモデルを出し続けますがカウンタックほどのスーパーカー感は無いと思います。
と、言うか365GT4BBの後継車なのでGTカーですよね(^^;;
じゃぁ、カウンタックの後継は・・・
ディアブロですがカウンタックのオーラに霞んでしまってます>僕の中では(^^;;
カウンタックの呪縛から逃れられない感満載のデザインといい、スーパーカーオーラ弱めな車です。
でも、同時期のフェラーリよりもスーパーカーらしさはあると感じてます。
ディアブロの後継車、
ムルシェラルゴはカウンタックの呪縛からかなり逃れられた感もありアウディー傘下でしたがランボルギーニらしいデザインと車作りにアウディーの品質が加算された現代のスーパーカーだと思います。
そして、次に出た
アヴェンタドールで完全にカウンタックの呪縛から逃れられたと感じました。
ランボルギーニの12気筒ミドシップモデルはサーキットの速さを追求するわけでもなくともかく大排気量の大パワーエンジンをミドに搭載しバカっ速さだけを追求した車だと思ってます。
それこそがスーパーカーであると。
ランボ以外でスーパーカーと言えるのは近代ブガッティくらいでしょう。
マクラーレンはサーキットで得た技術をフィードバックして市販車を作り販売しています。
フェラーリのV8スーパースポーツをライバルとしている感じが強いです。
デザイン自体もスーパーカー要素満載ですが
アストンマーティンの市場を狙ってGTモデルを出したりしてます。
分野的にランボルギーニを見てない気がしてならないw
じゃぁ、
ポルシェはどうなのか?
ポルシェはスポーツカーであることは間違いないしGTカーとしても通用する。
でも、どう見てもカタログモデルはスポーツカーまたはGTカーでしょう。
GT3RSとかGT2とかのモデルはスーパーカーと言うより市販レーシングカーでありスーパーカーじゃ無いですよね。
実際、白鰐号に乗って感じるのはレイアウトはスーパーカーと同じですが目指したのはスーパーカーじゃなくてスポーツカーであり、GTカーにもなるユースフルな車です。
マセラティーはどう?
マセラティこそイタリアが産んだ世界に誇るGTカーですね。
マセラッティといえばエンジン音の心地良さ。
艶のある官能的なあのエンジン音を聞きながらのロングドライブは車ずきにとって至高の時間だと思います。
あの
ボーラ(Bora )ですらパッケージングはミドシップ、ハイパワーエンジン、リトラクタブルヘッドライトとスーパーカー要素満載ですが作りはまさにGTカーだったとか。
BMWはノーマルグレードは作りの良いセダンでスポーティーな箱車。
Mモデルはスーパースポーツにも引けを取らない動力性能ですが、スーパーカーではありません。
ただ、その昔に世に出た
M1はスーパーカー感がありますね。
ちなみに個人的にはMモデルは好きですが
ALPINAの方が大人感があると思ってます。
もう一つ、スーパーカーの定義は欧州の自動車メーカーの車が該当するです。
例えば
レクサスのLFはスペック的には十分ですがスーパーカーオーラが足りない。
以前、広島でスーパーカーが集まるイベントでランボルギーニとかフェラーリとか当たり前のように100台くらい居る中でLFAを見たときスーパーカー独特の「凄さ感」が薄いと感じました。
この辺り日本人的な物作りになっちゃうので仕方がないと思います。
なんだかんだ言いながらも使い勝手も考慮してパッケージデザインしちゃうから。
Posted at 2021/01/30 00:40:18 | |
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