2009年10月14日
http://www.carview.co.jp/news/4/116171/
佐藤琢磨は,F1復帰に向けて自信を持っているようだ。
私は佐藤琢磨のディープなファンである。
彼は,小さい頃父親に連れられて鈴鹿にF1を見に行ってから,F1の虜になる。
しかし,普通に暮らしていて,小さい頃車に乗れるはずがない。
そこで,彼は自転車を車だと想像しながら,一つのコーナーをどうやったら早く走れるか,夜な夜な自転車で試していた。
そのまま高校の自転車インターハイで優勝し,早稲田に入学する。
早稲田大学中,アグリが設立したレーシングスクールの奨学生制度を知る。
琢磨は,これでダメだったらF1を諦めると決め,奨学生の選別会場に行った。
しかし,周りはカート優勝者とかばかり。そんな中,なんと書類選考で奨学生を決めるという。
自転車以外何も書いていない琢磨は,書類だと100%落とされる。
琢磨は,「この場で全員に面接してください。」と言い,急きょ面接が決まる。
面接で,琢磨は「なんでそんなに自信あるの?」というぐらい,F1ドライバーになることを語った。
琢磨は,唯一の奨学生に選ばれたが,教師らは,どうせ走ったら遅いだろうと思っていた。
しかし,琢磨は教師陣よりも早いラップを重ねた。一説によると,教師は脇坂寿一選手だったという。
時間を惜しみ,暇があってはマシンについて学んだ。
そして,周りは幼い頃からカートで英才教育を受けているF1界において,異例の遅いスタートでF1パイロットとなった。その走りもエキサイティングそのもので,ブラジル人は早いが日本人は遅いという定説を覆してくれた。
本気で,日本で最初に優勝する可能性のあるF1ドライバーだと思っていた。
彼は,何があってもポジティブなことしか言わない。これは非常に凄いことだ。
リタイヤしても,マシンのせいにはしない。
私は,司法試験受験時代,「琢磨が優勝すれば,自分も司法試験に受かる。」と自分の人生と重ねて応援していた。
彼が凄いと思ったことは,何個かあるが,まず,自分で面接を頼み,その面接で奨学生になったこと。
目的のために,制度まで変えてしまう熱意。凄いです。
彼は,具体的な目標を強くイメージし,自分の人生をその目標に向かって突き進めている。その強い心に感動するのでした。
琢磨の親父さんは弁護士だそうですが,親父さんはNSXに乗っていたそうで,琢磨はそれを峠で事故ってクシャクシャにしたという逸話もあります。
カムバック琢磨。君なら出来るはずだ。また熱い走りを私達に見せて,私達に勇気を与えて欲しい。
Posted at 2009/10/14 22:05:48 | |
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