
ほとんどの方は今の車の次は何に乗ろうか?と考える事があると思います。私の場合、
『ALPINA B10』の後継は9割方決まっています。コレは欲しい仕様の車両が日本国内に存在するのかも判りませんので気長に探すつもりです。
そして
『パジェロミニ』。
先日ATブローさせたのを機にコイツの後継を本気で考えるようになりました。
候補は再度パジェロミニ(結構気に入ってますw)、パジェロエボリューション、
以前試乗したレンジローバーイヴォーク。
そして最近気になっていたのがCGTVで見て独特な面構えが気に入った
JEEP チェロキー。
とにかく一度見に行ってみようとJEEP販売店を訪れたのはパジェロミニ修理中の週末。ショールームの一番目立つ場所にあの面構えが鎮座しています。初のアメ車ディーラーにちょっとドキドキ。
【JEEP Wrangler Unlimited Sahara】
V6 DOHC 3.6L 284ps/35.4kgm 5速AT 4WD 車重2040kg 409万円

ショールーム入口に待ち構えていたのがコイツ。すかさず出てきた営業さんに「チェロキー見に来ました・・・」と言いつつも、もはやコイツに釘付けです。(笑)
この車最近よく走ってますね。(前から?) 何度か背後に付かれた事がありますが、あまりの迫力と威圧感でハマーみたいなバカデカい車だと思ってました。実際マジマジ見てみると、意外に常識的な大きさなんですね。(と言っても全幅1880mmありますが・・・)
実は20代前半の頃から
『三菱JEEP』に強く憧れてました。あまりに無骨な姿がとても魅力的でしたが、あまりに無骨過ぎる最低限の装備が逆にネックとなり購入には至りませんでした。
『三菱JEEP』と
『JEEP Wrangler』はともにWillys社製JEEPを祖としますが、
『三菱JEEP』は最大の顧客から進化を制限され、当然の如く一般受けはせず消滅。
一方、
『JEEP Wrangler』は無骨さを残しつつ正常進化してきたと言ったところでしょうか。

この手の車としては装備は充分。と言うより「こんな豪華なんだ!」と驚きました。
「コレ、試乗車なんで走らせてみませんか?」と嬉しいお言葉。 早速試乗開始♪
当然の如くオフロードへGO!なんて事はできませんので付近を一周。この手の車は普通の道は普通に走ってくれればOK! なんですが、走りがやたら良いぞコレ。
聞けばエンジンは
V6 DOHCでナント
284ps! 見た目だけで旧態依然としたOHVエンジンを搭載してると勝手に思い込んでました。(それもアメ車っぽくてイイんですねどね)
うむ~充分すぎるパワーにトルク・・・
これはイイ!
試乗を終えても細部をマジマジ見ながら妄想タイム。
買うならショートボディーだな~ 全長は500mm以上短い4185mm、車重は1860kg、価格は379万。
「この妙に出っ張ったフロントバンパーにはウィンチ入れたいなぁ~」
「パーツありますよ」
「屋根取っ払って幌にしたいなぁ~」
「屋根もドアも外れますよ。屋根取るとロールバーになってます。幌もありますよ。」
「デカいオフロードタイヤ履いて、車高を上げて・・・・・」
「ちょっと待ってください」と言いつつ四駆系カスタム雑誌を持ってきて写真を見せながら、「これは5インチリフトアップしてますね。大型のオーバーフェンダーもあります。ガード類も・・・・・」
営業さん、それは反則だよ・・・妄想が止まらない。(苦笑)
これ以上話してると本気で欲しくなってしまう・・・ってか、契約書にサインしちゃいそうだ。(爆)
今日のところは帰ります。
【JEEP Cherokee Longitude】
直4 SOHC 2.4L 177ps/23.4kgm 9速AT FF 車重1730kg 379万円
・・・と帰ろうとしたところで、「あれっ?お客さん、今日はチェロキー見にいらっしゃったのでは?」
そうでした、忘れてました。でもラングラーだけでもうお腹一杯。だって並べてみれば一目瞭然。

チェロキーはもはやミニバンにしか見えません。しかも試乗車は直4のFFモデル?試乗はいいです。
いやいや、そう言わないで乗ってみてくださいよ。と言うので、とりあえず試乗しましたが・・・
至って普通の車です。9速AT?う~む・・・普通です。普通と言うと聞こえは悪いですが、アメ車っぽい大味さ、粗雑さがあまり感じられない良く出来た車だという意味です。アメ車初体験のクセして間違ったイメージなのかもしれませんが。ラングラー乗った後では何もかも普通に感じてしまいます。
チェロキーの中でグレードを一つ選ぶとすれば、
Trailhawkでしょうか。
V6 DOHC 3.2L 272ps/32.1kgm 9速AT 4WD 車重1990kg 462万円
やはり、ラングラーと比べてしまうと・・・
今回の試乗で、
【JEEP Wrangler】はパジェロミニ後継機最有力候補に躍り出ました。
しかし、パジェロミニの最大の魅力は小さなクロカン四駆であるという事。車道でさえあればどんな狭い道でも躊躇無く入って行ける。かなり荒れた道でも結構走破できてしまう。山奥の秘湯への足という使用目的をホントに満足してくれた相棒です。しかし、往復の高速道走行がキツイ!
JEEP Wranglerはどうか?高速道走行はかなり楽でしょう。よく走る林道もほとんどは道幅3mはあります。しかし何度か「パジェロミニだから通れた」という場所もありました。たまに徘徊する近所の素掘隧道群もほとんどの隧道がJEEP Wranglerでは通れません。これを諦められるかがポイントですね。
それとアメ車は価格設定が安いですね。欧州勢がこれと同等の車を造ったら倍近くするのでは?
これは日米自動車貿易摩擦の名残でしょうか。欧州車ばかりが売れるのは不思議でなりません。
まあ、何はともあれパジェロミニは復活したので暫くは乗り続けます。
次に何かあった時、本気で検討する事とします。
Posted at 2014/12/08 02:04:46 | |
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