2019年10月の水害で5台の営業車と我が愛車パジェロエボが水没という事態となりましたが、
その後買い揃えた車の車検が12月~2月に集中してしまいました。
(実は水没を免れた車の車検もこの時期に集中していた)
零細企業の我が社としては毎年この時期は頭が痛い・・・
まず12月のトップバッターは我が社初の新車リースの軽バン。
長年、S社とD社の軽バンを新車で購入してきたのですが、正直、信頼性・耐久性に疑問が残る車ばかり。早々に訪れるパワーダウン、マフラー折損多数、ボディーは錆だらけ、エンジンブロー・・・10万キロ未満でも結構維持費が掛かる。
なら、メンテナンスリースってどうだろ?と手を出した車の初車検。
まあ、新車2年の車検なので、オイル交換くらいで問題無しとなるかと思いきや、タイヤ4本、バッテリー、ワイパー、エアフィルター等々消耗品ゴッソリ交換。
自腹切るならまだ絶対交換しないレベルだが、メンテナンスリース恐るべし!
法定費用含めて自己負担金一切無し。
次はハイエースバン3兄弟。毎年車検・・・(涙)
12月に右の白(平成21年式2Lガソリン車)から。この車は水害直後神戸のグループ店からリースアップ間近で無償供与していただき、その後リースアップのタイミングで使用者変更して再リース扱いで我が社へ迎い入れた車。
今年のリース料は6,300円/月。微妙な金額ですが、毎年掛かる自動車税・重量税・自賠責込みなので安いかな。取引先の板金屋さんで格安で車検パス。
1月に真ん中の銀(平成20年式3Lディーゼル車)。トヨタディーラーに入庫。
この車は水没した2.5Lディーゼル車に代わり、中古重機販売店の片隅にあった18万キロ走行を格安でゲットした車両。
車検はタイミングベルト交換程度で問題無しかと思いきや、フロントハブベアリングのガタ大で要交換(6万円程)。走行21万キロだし仕方ないかなと作業依頼。
車検完了して明細見ると、ハブベアリング交換関連だけで8万超の請求。
話が違うぞ!とよくよく見ると、7,000円チョイのベアリングが数量『1』?
えっ?フロント左右交換じゃなかったの?(それでも6万は高いと思ったのだが)
フロント右のみの交換で、関連してハブ・ナックル・ブレーキローター・ブレーキパッド・ダストカバー等々交換??? アッセンブリ交換の限度を超えてるぞ!
これはどういう事?と聞くと「構造が特殊で」「固着していて」 なんじゃソレ!
21万キロ超走行の車でフロント右だけローターパッド交換すれば、当然ブレーキの当たりは酷い事になり効きません。クレーム入れるもリアの効きを強めただけでこれ以上は対応できませんと・・・
(怒)
この車と入替えで、左の白(平成28年式3Lディーゼル車)もディーラーに入庫。
水没を免れた車ですが車検は元々2月でした。前回車検でタイミングベルト交換済、調子も良いので特に問題は無いだろうと予想していたのですが・・・
「排気ガスが基準の7倍で車検が通りません、触媒交換要で23万円程掛かります」
はぁ~~~ (深い溜息)
そんな金額は出せないので中古品を探すことに。しかし探していてこの
DPR(DPF)触媒には煤詰まりによるトラブルが多数発生している事を知ります。
しかもトヨタからは
保証期間延長の無償修理の通知が出ている。更にこの車で2年程前、排ガス警告が点灯してエンジンが吹けなくなり、新車保証修理でマフラー交換していた事を思い出した。保証での無償修理だったので特に気にしてなかったが、これもこの触媒だったのではないか? とディーラーに確認しました。
結果、1年半前に触媒を保証交換している。今回も同じ触媒交換の必要がある。この車はトヨタが出している無償修理の対象に入っているが基準(排気温度?)を満たしていないので有償修理となる・・・
おいおいトヨタさん、20万円以上する触媒がたった1年半で機能を失うの?トヨタはそんな車造りをしてるの???
巷ではかなりの不具合事例が出てるようだが、完全なリコール案件だよね、コレ?
中古品ではリスクがありそうなので、ネット上で見付けた新品10万円の触媒を購入するからコレに交換するよう依頼すると、何故かどんどん値引してきました。
結局、6.4万の値引きでディーラーにて新品交換する事に。
後々の事を考えると少し高くてもトヨタから購入した方が得策と判断。
ちょうどこの直後に日野で同様の触媒の排ガス試験不正(劣化した触媒を試験途中で交換)が発覚して型式認証取消の厳しい処分、つい先日にはオーストラリアの裁判でトヨタのハイラックスやプラドの触媒欠陥が認定されました。
トヨタさん、日本でも早くリコール出しましょう!
まさかまさか、隠したりしないよね?
『商用バンとして世界最高のクルマ』と思っていたハイエースバン。
私の中ではこの信頼性は大きく崩れてきています。
それにしても毎年車検のこの車、2台で50万円はとても痛い・・・(涙)
↑の3台目のハイエースバンを入庫した翌日に、
ALPINA B5SをBMWへ入庫。
まあ、これは予想通りというか・・・整備費だけで140万円超の見積り。(苦笑)
「特に問題は無いけど、夏場の渋滞でエンジンがくすぶる事があった」とだけ言って預けたが、吸気量調整モーターの不具合履歴があり、交換はインマニとセットで60万。
3ヵ月前に新品交換したばかりのバッテリーも交換推奨で7万円。ともに却下!
その他多数で笑いしか出てきません。
その中でディーラーが強硬に交換を主張してきたのが右ヘッドライト、24万円。
スモールライト(イカリング)の明るさが左右で違うので車検がパスできないと。
はぁ~~~~~ (深い溜息)
これは車両購入時から感じてました。バルブは車両中央側1個で外側にはCFL管のようなもので光を伝える構造なので仕方ないのかなと。
ところが3回目の車検で突然の車検不適合通告。ハイエースの触媒問題と同時進行だったので、お初の若い営業マンにかなりキツくあたってしまいました。
「そんなのバルブの取付とかちょっとした事だろ?イロイロやってみてよ。」
と言ってみたが、この営業君、若い割にはかなり強気で新品交換以外無理ですと。
ここで私、大人気なくブチ切れしてしまいました。
BMWはE39 528に始まり、E39 B10V8でもヘッドライトでは苦労してきたので、
「BMWの欠陥ライトなど、絶対新品では買わんっ!」
と宣言。中古品を速攻購入してディーラーに送り付けてやりました。
同年式のBMW5シリーズ用左右で中古6万程だったのですが、これがなんと不適合。
調べてみるとこの年式の5シリーズの日本仕様はアダプティプライトとかいうのを全車採用しており、ALPINA B5Sには採用していない。ALPINA B5S用ライトはBMWでは特定の仕向地国にしか採用されていないとの事。
やっちまったか・・・ALPINAはこのライトやアクティブステアリング等の余計な装備を省いて軽い車重の仕上げ。540や550より更に軽量なのが魅力だった。
ちゃんと調べなかった自分にも腹が立ってきて、車検未取得のまま引き上げる事に。
引き上げに行ったものの担当者は不在。もうココとは縁を切るつもりで支払をさっさと済ませ帰ろうとしたが、最後にもう一度確認してみた。
昔から見るベテランの営業さんに、「本当にこのライトは車検通らないの?」
と聞くと、「えっ?何が?コレが?」という反応。
すぐさまこの日非番の担当者に連絡して確認。「いや、これはどう見ても問題ないぞ」と話している・・・
既に営業終了時刻を1時間以上過ぎていて、受付の女の子達とワイワイガヤガヤ帰ろうとしていた別の整備スタッフを捕まえて大勢で確認している。
結果、問題無し!の判定・・・そのまま車検を通す事になりました。
後日、担当の営業君から車検完了の連絡がありましたが、謝罪も無し。
言われるがまま交換していたらえらい無駄金払わされるトコだった。
聞くと検査した時は確かに現状と違っていた。脱着で元に戻ったのではないかと。
若くて真面目でマニュアル通り仕事をしているのだろうが、一言、言いたい。
『車の不具合なんて一発叩けば直る事もある』 と・・・
2月上旬の車検期限が1ヶ月以上過ぎてしまい、3月車検となりました。
これにてやっと
怒涛の車検RUSHも一段落しました。
来年のこの時期は軽バンとALPINAが無い代わりに、パジェロミニとアルファブレラの車検。これが延々続くと思うと頭が痛い・・・
それを待たず、ブレラのタイヤが末期状態なので新品交換しました。
ここ数年、我が家の車は例外無くタイヤのひび割れが発生しています。
ブレラは特に酷く、ゴム内部で剥離が起きているような状態。
パジェロミニ、パジェロエボ、ブレラ、ALPINA B10、B5S・・・
何が原因だろうと考えると、ひび割れが車両外側のみである事と時期的に考えると、画像のケミカル剤が原因ではないかと。
聞いた事もないようなメーカーや、妙な安値の商品は使わないようにしてますが、コレはケミカル剤では超有名企業製。ココの潤滑剤は30年以上愛用してます。
コイツが原因としか考えられないのだが、どうなんだろう???