8年前に試乗してから(ブログ投稿は5年前)延々憧れ続けた
“ALPINA B5S” を遂に入手しました!
我ながらよくぞ長年探し求めたものだと感心します。
衝撃の試乗で一目惚れ。暇さえあればカタログを隅から隅まで眺める日々・・・

B5Sからイメージカラーとなったアルピナグリーンの車体にシルバーデコライン、右ハンドルに黒革内装のLimousineが憧れの仕様。
試乗したのはモデル末期だったので新車注文できましたが、手が届くはずもなく・・・
本格的に探し始めたのは数年後からでした。しかし全く出てこない!
そもそもB5Sの実車を見たのはこの8年で3台のみ。試乗した車両、当時Nicole社長ニコ・ローレケ氏の愛車だった車両、目黒の中古車店で見付けた車両、全てアルピナブルー。
Alpina Archiveによれば、B5S Limousineの総生産台数は120台。
(更に前モデルB5末期に“S”仕様にアップデートされた車両が数台有るらしい)
88台限定車と言われたB10V8Sでも145台あるので更に希少です。
120台の内、日本への正規輸入は31台。仕様の判明している23台の内アルピナグリーンは6台。
全てベージュ系内装。更に右ハンドルは3台。この3台は共に最近になって情報が出てきました。
最初に出てきた車両はB5S Limousine最終組立車両で程度抜群、オプションてんこ盛りで売出中。
非常に気になりましたが、ベージュ系内装と価格がネックで実車を見ずに諦め。
2台目に出てきたのが今回購入した車両です。やはりベージュ系内装だったので買う気は無かったのですが、千葉県内の中古車店で売出中だったので見に行ってみました。
実際見て、乗ってしまったら最後。(笑)
以前輸入元のNicoleの方からも「B5Sのアルピナグリーンで黒内装は見た記憶が無い」と聞いていたのもあって黒革内装は諦め。その場で契約!
ちなみにその時にテールランプのみの画像を「何シテル?」に投稿したら、みん友さんである「○ガーあ○」さんには、店舗、車両の仕様まで即座にバレてました。恐ろしき情報力!(爆)
2月19日に購入契約をして、一日でも早く手元に欲しい一心で車庫証明やら印鑑証明等の書類も即座に揃え、支払いも済ませて登録も完了。しかし納車予定数日前になって中古車店より緊急連絡。
「B5S 完全沈黙!」
納車整備中にECU故障で完全にシステムダウンした模様。本国オーダーで1ヶ月待ち。(泣)
欧州便を指折り待ち侘び、そろそろ・・・ って頃にまたもや中古車店より緊急連絡。
「B5S 機内温度上昇!」
ECU交換後動作確認中にラジエターファンモーター故障によりオーバーヒートの兆候が。
再び本国オーダーで1ヶ月待ち。(号泣)
結局契約から約3ヶ月待たされて、5月21日にめでたく納車となりました♪
8年間、穴があく程眺め続けたカタログでお気に入りのショット、サイドビュー。
このクラスのセダンはずんぐりムックリだったり、大きくなり過ぎて間延びしてたりってのが多いと感じていたんですが、この車はフロントからリアに伸びるエッヂの効いたプレスラインの影響か?ストレートで伸びやかなデザインに感じる。

下は納車されたB5S、同じサイドビューですが何か違う・・・・・ やはりデコラインは必須ですねっ!
最後まで拘り続けて結局諦めた内装色。妥協して最も避けたかったクリームベージュになりました。

みん友さんである「ラ○ー○き」さんには、「アルピナグリーンにはベージュ系内装が似合う」と慰めの言葉をいただきましたが、やっぱり私にはダメです。室内明る過ぎるし薄汚い。特にフロアマット。
新車時は綺麗で高級感もあったのだろうが・・・・・これは慣れるしかないのか?
そしてエンジンルーム。大きなV8エンジンが小さな直4に見えてしまうような、巨大なコンプレッサーハウジングとインタークーラーのアッパータンク。この車の最大の特徴です。

エンジン単体ではB10V8のようスペシャル感はありません。
B10V8はアイドリング状態から軽くアクセルを煽っただけで、
“ファンッ”と一気にタコメーターが跳ね上がりますが、B5Sは
“フォォォ~ン”といった感じ。
さて、8年前に感動したあの加速フィールを再現できるのか・・・?
正直なところ、何か違う! 良く言えば古典的ドッカンターボの風情、悪く言えば低速トルクスカスカ。
エンジンの回転も異様に重い。2500~3000から上は強力なゴムで引っ張られるような加速感。
確かに
過去の試乗記では、「街乗りでは拍子抜け」「アクセル操作に対して過敏な反応も無い」と自分で言ってはいるのだが・・・中~高回転の加速ももっと超強力なゴムだったような・・・?
走行距離は5.2万kmと完全にアタリがついた頃合い。年式に対して極端に低走行とは言えない。
もしかして前オーナー様が全く踏まない方だったのか? どうやらその可能性が濃厚。
後付けのドライブレコーダーが装着されていたのですが、ちょっとした凸凹振動やコーナーリングで
“ピー ピコ”とイベント(衝撃)検知。軽く加速すると
“ピー ピコピコ 危険運転です!”と連続警告。こんな鬱陶しい設定でマトモに走っていたとは思えないっ!
恐らく都心の渋滞路をチンタラ走ってばかりだったのでは???
とにかくブン回して走りまくって、軽く回るエンジンに変貌するか様子を見てみようかと。
納車後チャンスがあればブイブイ加速しながら400km程走り、燃費は7.4km/L。
思った程悪くはないけれど全域トルクフルだったB10V8よりは悪いですね。
あと気になったのがA/Tのシフト。やっと電気式シフトレバーにも慣れてきましたが、マニュアルモードの
“ + - ”が慣れたパターンと逆。
パジェロエボもB10V8も手前に引くと
“ - ”だったので咄嗟に間違えます。ただB5Sはシフトレバーを左に倒さなくてもスイッチトロニックで直接マニュアルモードに入るのでこちらを使うようにします。
そしてタイヤは値上げ前にミシュランPilot Super Sportを4本注文。この土曜日に交換完了。

そのままディーラーに直行。ナビデータ更新とゴールドデコライン貼付で1週間入院。
ガラスコーティングと室内クリーニングの予約も完了。(混み合ってて8月に実施)
何はともあれ、めでたく憧れのB5Sを入手する事ができました♪
過去の試乗記で記載した夢のカーライフ、
『メインカーにALPINA B5S、セカンドカーにクロカン四駆、普段の足用にコンパクトカー』・・・これが実現しました!
パジェロミニ・・・「目的地まで最短最速で快適に」という車に求めてきた条件を一変させた車。
パジェロエボ購入時に手放そうと思っていたがツレの大反対で取りやめ。手放さなく良かった!
パジェロエボ・・・今や風前の灯、MITSUBISHI MOTORSの記念碑的な一台。手放せません。
この夢の3台体制がいつまで続けられるのだろうか?
【追記】
B5Sと入換えに3月末に下取りに出したB10V8ですが、ネット上に情報が載ることもなく店頭に並ぶ事も無く、入庫直後にたまたま訪れたお客様に気に入られ、即座に貰われていったそうです。

可愛がって貰えよ、B10。 元気でなっ! 何処かで会えるといいな・・・