注意!!
今回「も」長いですw
覚悟をw
先日
コラゾンのデモカーに乗ってきました。
五レ会もそうなのですがおいちゃんの周りで話題の
リジットカラーが付いている
のでそれを中心にインプレッションしたいと思います。
リジットカラー自体は結構昔(15~6年位は前?)からありましたよね。
もうご存知かと思いますがホンダ系のチューニングパーツメーカのスプーンが開発した
ものですね。
まあ、当時のホンダは(EF~EK系)エンジンがすばらしかったですね。
足回りもあの車格でダウブウイッシュボーンだったりと中々良かったと思います。
サーキットによってはターボ車よりラップが速かったですし。
でもシャーシ剛性はあまり評判が良くなかったと思います。
走り屋系はロールゲージ組みまくってる車が多かったですね。
4点どころか6点とかそれ以上とかw
その辺の経緯があって目がつけられた部分だったのかなと勝手に想像していますw
で、今はホンダだけでなく他のメーカ車への展開もしてますね。
さて前置きはこのくらいにしておいてw
まずはデモカーの仕様です。
※確認できている範囲
BM9 A型 2.5GT S-Package
チューニング内容
ECU書き換え(細かい仕様は不明。下から使える仕様です)
サスペンションスプリング:B.P.S-NEO
補強:ストラットタワーバー、リアメンバーアーム、フロントフレームプレート
リジットカラー(F/R共)
走行条件:
路面:ドライ
コースは市街地の大通りです。
特に渋滞はありませんでした。
コラゾンの駐車場から出る際に歩道を跨ぐ所があります。
当然ですが段差を越えるという状態です。
路面からの入力にダイレクト感が出た感じがしました。
特にリアの着地が
「トスン」と感じで落ちるのを感じました。
アクセルを踏み軽い加速をするとその効果は直ぐに感じました。
フレーム、メンバー間の接続剛性がアップしているので車に一本大黒柱
が通った感じです。
今回は街乗りなのでコーナーらしいコーナーは特にありません。
とは言えレーンチェンジでも十分体感できるレベルです。
シャーシ剛性がアップしているので車の挙動のレスポンスが全体的に早いですね。
少々速めに操舵しても車体が付いてくる感じです。
ハードなブレーキングをするとノーズダイブのレスポンスが早いです。
それぞれの操作に対する挙動反応のレスポンスが早いです。
そして動き方にも特徴を感じます。
リアが沈めばフロントが浮く。
フロントが沈めばリアが浮く。
左右も同じです。
一枚板になった感じがします。
ここで
少しリジットカラーで狙っている事を考えてみました。
通常シャーシ、各メンバーやフレームは数箇所に分かれている状態です。
リジットカラーはその分かれている物同士の
接続部分の遊びを無くしてキッチリ締めつける
事で
シャシーとメンバーを「一体」に近づけている訳です。
また、リジットカラーは一見ワッシャーみたいな感じですが締め付けると同時にカラーが
潰れてボルトの取り付け穴の隙間を埋めてしまうようです。
ご想像の通り、
隙間なく締める訳ですからメンバー同士が動きたくても動けない訳です。
すると所謂
一枚板になるわけです。
一枚なので対角線上の動きも前後左右の動きもダイレクトに反対側へ伝わるわけです。
通常は接合部分が大体ボルトでネジが切っていない方のメンバーはボルト系以上の直径の
穴が開いています。
当然隙間ですのでそこで力がいなされたり隙間分動く可能性が有るのでそこでシャシーが
しなる事になります。
サスペンションアームの殆どはメインシャシーに取り付いていることはなくシャシーに接続して
いるメンバーに付いて居る事が殆どです。
ちなみに五レガのフロントサスペンションはクレードルフレームに付いていますね。
サスペンションで受けた入力は通常だと先述の通り接合部分でいなされてメインシャシーに
入力がダイレクトには伝わりません。
当然他の部分にも更なる接合部分がありそこでもダイレクトには伝わりません。
リジットカラーはそれを繋ぐ事でシャシー全体で受け止めることができる土台を作り上げます。
土台がしっかりするので自ずとサスペンションの動きがレスポンス良く、またキッチリ仕事する
ようになります。
純正スプリングやダウンサス程度のバネレートだと動きが速く&大きくなると思います。
その動きがレスポンスが良い&クイックな挙動と感じるのだと思います。
バネレートをあげたような感じになるのもレスポンスの良さから来るのではと思いました。
なので運転の仕方によってはロール量が増えるかもしれません。
と言いますか
無理な操舵をすると動きが大きくなりました。
バネレートが変わらず動きが良くなるのでしっかりストロークさせられると考えるからです。
車高調などバネレートや減衰力が変更できる場合は攻める走りを求める場合レートや
減衰力を上げる事が出来るのではと思います。
勿論タイヤのグリップレベルも上げられると思います。
硬くしてもサスペンションが動くと思うので逆に乗り心地を重視される場合はそのダイレクトな
動きやクイックな挙動がポイントになるかもしれません。
ドライバーによっては挙動がクイック過ぎて特にロングドライブ時に疲れを感じるかもしれません。
まあ、これは剛性アップのチューニング全般に言えますけど。
硬くすると車の動きがクイックでシッカリ感が出て一発の速さを求めるにはバッチリだと
思います。
ターボ車でECUをいじったりしてパワーやトルクがアップしている場合はそれを受け止める
器を強くするという意味でも効果ありだと思います。
ただ、マッタリと運転したいような場面ではそのクイックな挙動がマッタリ感を打ち消すかも
しれません。
足回りによってはゴツゴツ感が増すかもしれません。
その一番の長所と言われているダイレクト感が短所にもなるわけです。
リジットカラーは剛性アップのチューニングパーツなのでその辺を吟味した方が
良いと思います。
出来れば同車種で装着済みの車に乗ってみるのが一番でしょう。
ちなみにBM9の場合はカツカツで走らないのであればフロントだけでも良いのではと
思いました。
BRと違ってリアトランクが有る分それだけで剛性が有るからです。
デモカーはリアも入っていますが少々リアが暴れ気味な印象が有りました。
暴れるといってもドリフトしたりFF車のリア引きずり走行みたいなのとは違いますwww
サーキット走行するならもう少しバネレート&減衰力上げると丁度良いかもしれませんね。
ちなみにバネやショック周りが変更になったC型やtSだとまた違うかもしれません。
あと、
街乗りならパワーブレースなどとの組み合わせも吟味したほうが良いと
思います。
特に
リア周りのパワーブレースとの組み合わせは剛性が上がり過ぎる場合が有る
ので注意です。
リアが暴れると乗り心地にてきめんに影響しますからね。
乗り心地重視で純正バネorダウンサスレベルならどちらかひとつでも良いかもしれません。
コストを考えると最初にリアメンバーのブレースを入れてみてもっと固めたいなら
リジットカラーを追加というのがコスト的な負担が少ないと思います。
※リジットカラーは再利用が効かない様なので
「これ以上この部分へのパーツの脱着はしない」
と思って取り掛からないと悲しい事になりそうです。
また、
シャシーとメンバーの隙間に無理やり入るわけですので双方の位置関係が
ずれる可能性が大です。
当初のアライメントはカラーでずらされる前で取って居る訳ですからずれてしまうと
アライメントの基準が変わってしまう事になります。
なので
リジットカラーの様なシャシー、メンバーの位置関係を元の位置からずらす
パーツを組んだ際はアライメント調整が必須です。
ええ、ずらすと書くと何か悪い印象があります。
でも、
リジットカラーはアライメント修正のパーツじゃありませんのでそこはお間違い
のないように。
極端な話フレーム修正したような事故車に付けると大きくアライメントが変わる可能性も
秘めています。
そういうような状況だとゆがんだまま固定することになると思っているので。
なので私が思
うにこの手のパーツは新車時(もしくはそれに近い状態)に付けるのが
理想的だと思います。
シャーシ全体で剛性があがるのでそれまでシャーシのいなしでスポイルされていた
ショックやスプリングの性能が如実に出ると思います。
この辺も考慮しておいたほうが良いと思います。
現状で底付きしているようなサスペンションだともっと底付きを
起こすかもしれません。
ストローク不足ぎみなサスペンションは要注意かなと感じました。
あと、これは長期間&長距離乗らないと出てこないでしょうけど
剛性アップしている
ということは何処かにストレスが溜まる可能性があります。
軋みとか異音が出始めた場合は点検したほうが良いと思います。
これはリジットカラーだけでなく剛性アップパーツ全般に言える事だと思っています。
まあ、普通の乗り方なら大丈夫でしょうけど(^。^)
と言う事で
シャーシ部分の剛性アップには効果的なパーツ
だと思います。
最後に、
ECUを書き換えているターボ車に久々に乗りましたw
元の特性がそうなのも有るでしょうが下から結構スムーズに立ち上がっていきますね。
昔のドッカンターボに慣れているおいちゃんとしては過激さは感じませんでしたが
扱いやすい印象を持ちました。
パワー&トルクがあるだけであまりターボを意識しなくても大丈夫でしたw
もう少しバネレートと減衰力があれば面白そうです。
特にリアの踏ん張りがもう少し欲しいかな。
リジットカラーの効果もあって加速時のリア方向への沈み込みが凄い。
コラゾンの車高調が出たらデモカーなのでたぶん入れるんでしょうけどその時が
真骨頂かもしれないなと感じましたw
こういう車は是非フルサーキットで楽しみたいですねw
だって、気をつけないとあっという間に桁が変わるような域にw
あ、コラゾンの車っておいちゃんみたいにベタベタ踏まずに
普通に乗ると純正よ
り乗り心地良いですよ。
これはおいちゃん蒼レガのB.P.S. D-15も一緒です。
10分程度の試乗でしたが楽しかったです(*^^)v
社長ありがとう~~~
ヽ(^。^)ノ
写真、おいちゃん蒼レガの向かって右にある白のBM9がコラゾンのデモカーです。