前回の予告通り車高調について書きたいと思います。
と言っても現在は車高調を蒼レガに組んでないので極々一般的な事になると思います。
まあ、将来蒼レガに車高調を組める時に気を付けたい事をメモしておくみたいな感じですかねw
さて、
「車高調は良いよ!」
「いつかは車高調!」
という声を良く聞きます。
では、車高調のメリットってなんでしょう?
その名の通り
車高を自在に調整できる事ですw
でも、本来はそれだけじゃないの事も思い出しましょう(^_^)v
おいちゃん的に車高調にする事によって一番のメリットと感じている事は
「直巻きスプリングが使える事」
だと思っています。
車高調整はむしろおまけw
昔から純正比30mm以上ダウンを使い続けたことない位ですしねw
実験的にタイヤ被る位落とした事も有りましたが。。。。
翌日には戻しましたw
なぜって。。。。
「極端なシャコタンは走りに取って百害あって一利なし」
と感じたからです。
車高調を入れても
純正比40~45mmダウン程度
が限界かなと思っています。
ストリートやサーキットでもサスジオメトリー変更しない限りその範囲内で十分にセッティング
出来ると思っています。
さて、話を戻します。
直巻きバネのなにがメリットか?
簡単に思いつく事を書きならべてみます。
・バネレートが上げられる
純正のスプリングは「荒巻」ともいわれピッチが部分部分で違います。
色んなシチュエーション&乗り心地のバランス、そしてコストを考えるとおのずとそうなると
思います。
ただし、バネレートを上げられません。
ピッチが一定じゃないのでストローク時のレート変化が激し過ぎて動きが落ち着かない状態に
陥ります。
これは私の経験則ですが殆どの場合純正の倍になると極端に乗り心地も悪くなると思います。
減衰力を上げても「跳ね」が収まらないと思います。
直巻きは見た目の通り端から端までのピッチが一定です。
そしてストローク時のレート変化が少ないです。
ですのでフルバンプする様なストロークでも車の動きに唐突感やムラが無くなります。
対して所謂純正交換タイプのダウンサスはピッチとバネレートを可変にしています。
所がこの可変が曲者になる場合が有ります。
可変の境目付近の動きが不自然に感じたりする事も有ります。
まあ、この辺はの製品のコンセプト、メーカのさじ加減で変わってくる所なのでお好みに
合わせて選んでくださいとしか言いようがないですけど。
純正は可変レートが無い分全体のレートを落として乗り心地を確保している様な感じで
しょうかね。
同じレートなら直巻きの方が乗り味が素直だと感じています。
※バネレートを上げて乗り心地が良くなる事はほぼないです。
あくまでも「思ったより良い」と考えた方がいいですね。
直巻きを使うと純正比で3倍とかのレートでも使えます。
・自由長を変更できる
何の事?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんw
これは単純にバネの長さの事です。
バネの長さ=ストローク量 と思ってくださってもいいと思います。
線径やピッチを変えることで同じレートでも違う自由長に出来ます。
そう、比較的容易にストローク量を調整できるんです。
それに同じレートでも乗り味が変えられます。
ドレスアップで車高を下げたい方は自由長を短くすることで更に。。。。(ry
※ショックアブソーバの調整域の限界迄使えますw
・ほぼ規格品
これ、結構知らない方が居るみたいで。。。
直巻きバネって内径と自由長が合えば他メーカでもほぼ使えるんですよ。
なので、拘る人はTEINやビルシュタインのショックにハイパコやアイバッハのスプリング
なんて組み合わせもOKですw
つまり、ショックとスプリングの組み合わせ幅は無限大ですw
・キットによってはアライメント変更や調整項目が増える
これは車高調キット特有というわけじゃないんですが。。。。
現在のパーツラインナップ見ていると事実上車高調キット向けにしか無いと思った方が
良さそうなので。。。
車高調整は勿論ですがw
走り向けの車高調の場合、アッパーマウントがピロアッパーになる場合が多いですね。
そして、その殆どの場合ピロアッパーマウントはキャンバー調整が出来ます。
※一部製品はリジットですけど。
HKSなんかはキャスターも変更できるようですね。
ピロアッパーはクイックなレスポンス、ダイレクトな反応を求めたい人にはバッチリですしね。
車高を落とすと殆どの車はネガティブ方向にキャンバーが付くので純正値に戻す為にもキャンバー
調整は有った方が良いですね。
ただ、ピロアッパー事態は下記の様な事を重視される方には全くお勧めできません。
・乗り心地
・静粛性
・低振動
・のんびりツーリング
正直ぴくぴく反応が良い足は街乗りやマッタリドライブ時には疲れますねw
殆どの車高調キットは減衰力の調整が可能ですね。
※純正形状のサスペンションキットでも機能を持っているものも有ります。
良い奴になると縮み側(バウンド)伸び側(リバウンド)で別々に変更もできます。
・キットによってはオーバーホールが可能、しかも減衰特性の変更も可能
これも車高調キット特有というわけじゃないんですが。。。。
オーバーホールする事で車の寿命と同じ位長く使えるものになります。
減衰力特性変更はセッティングマニアにはたまらないでしょうw
ステップアップとして基本の減衰力アップ&バネレートアップ と言う事も可能ですね。
・シングルチューブ(単筒式)とツインチューブ(複筒式)を選択できる。
これも車高調キット特有というわけじゃないんですが。。。。
一般的に
シングルがレスポンスや減衰特性の面で走り向きです。
ツインチューブが乗り心地が良くドレスアップ派向けです。
同じメーカでも製品コンセプトで使い分けているパターンが有りますね。
走りに置いて、ある一定のレベルに達すると機能面で車高調が欲しくなると思います。
必要性を強く感じると思います。
セッティング項目が増えるのでセッティングマニアには必需品かもしれませんwwwww
但し、これは断言しときたいのですが。。。
これまで「走り系の」足回り交換を経験された事が
無い方で「走り」と言う事を重視
して足変更をするのであれば車高調の前に純正形状のスプリング、ショックアブソーバで
最低タイヤ1セットは走り込んだ方が良いと思います。
スバル車に関して言えば純正がそこそこ良いので足回りを考える際に十分基準になると
思っています。
純正を知っていた方がその後のチューニングに役立つと思います。
まあ、足回りに限ったことでもないんですけどねw
純正、もしくは純正形状の足回りで走りこむとそのうち不満が出てくると思います。
そういう事をジックリ考えならが走りこむと次の足を組む時に目的が明確になる筈です。
当然、レートが低い足での走りこみだと車が動きます。
ロールも、ピッチングも、ヨーも全て大きく動きます。
でも、それを体に叩き込むことが大事だと思います。
バネレートが上がって車の挙動が小さくなっても動き幅が小さくなっただけで動き方はその車で
ある限り基本は一緒です。
具体的な数値などはショップやメーカに相談すればいいと思いますが
「どんな足にしたいのか、どんな車の動きが欲しいのか」
不満を実際に感じる事でそういう事をより具体的に伝えられる事になり的確な製品選定に役立つ
と思います。
車高調を組んだ車は限界も高くなります
が、その分初心者には優しくないピーキーな車になってしまう事も事実です。
「乗り心地が良い車高調」
と言うのが有りますよね。
でも、殆どの場合
・バネレートや減衰力が然程純正値と変わらない。
所謂ドレスアップ系の車高調がそんな感じだと思います
もしくは
・思ったよりも乗り心地が良いだけで純正と比較すると明らかに堅い。
でも宣伝文句でそうしたほうが印象が良いので。
こんな感じだと思います。
※まあ、昔の製品に比べると随分良いですけどねw
ドレスアップ中心で考えると「どれだけ落とせるか」がポイントになると思いますが
「走り」と言う側面で考えると「めんどくさい」と思う位悩むポイントが有るのが車高調だと思います。
おいちゃん?
純正形状でも乗りこなしてないので車高調なんてまだまだです。
それに
車高調入れるならタイヤもネオバクラスにしたいしねぇ。。。。
お金が幾らあっても足らんw
まあ、
車高調検討の条件の目安として
・フルストロークする様なコーナリングが増える
・コーナリングフォースに足が追い付いていかないでロールやピッチングが落ち着かなくなる
と言う感じでしょうかね。
そう感じた時には説得作戦を展開する事になると思いますw
それに、
蒼レガは一応ファミリーカーなのでwwww
今しばらくは其処まで触れません(^^ゞ
うちのかみさんサーキット走行会仕様の86やGC8を知っているだけに結構走り系の足には
敏感ですw
今のコラゾンのD-15サスでも
「明らかに純正より堅くなってるね」
とバッチリ感じるほどですので(^^ゞ
さて、足回りが変わると
ブレーキが寂しくなりますね。
次回はブレーキネタをw
注意!
・内容によっては実際に存在するチューニングに対し否定的な表現で書いてしまうかも
しれません。
それはあくまでも私の好み&ポリシーにそぐわないというだけなので
「そんなチューニングはしたら駄目」
と言う意味ではありません。
・わざわざ書く事でもないかもしれませんが内容は「走行性」優先です。
ドレスアップ、物欲昇華の側面から見るとそぐわない面も有ります。
・基本的にチューニングやドレスアップはオーナの自己満足の世界だと思っています。
十人十色な世界なので私の考えている事も参考にはなるかもしれませんが絶対では
有りません。第一、所詮素人の戯言ですしw