
ゴールデンウィークの旅のお供に連れて行った五木寛之さんの「雨の日には車をみがいて」が面白かったので、他にも読んでみようかなぁ?ということで今回選んだのがこの「奇妙な味の物語」です。
「雨の日には・・」を読むまでは、五木寛之さんの名前は知っていても一度も読んだことがなかったんですが、読んでみて、「本当にクルマが好きなんだなぁ」という描写に一気に高感度UP!
特にポルシェがお好きな感じがしますね~。
いろんな著書がありますが、次もクルマ系が多い物がいいなぁということでいろいろ調べ、「奇妙な・・」を選んだんですが、これも面白かったです。
タイトル通りかなり奇妙で不思議な世界・・・ちょっとSFっぽい?!
好きでよく読んでいた「星新一」と世界観が似ている気もします。
最後まで読んでも「あれ?これってどうなってるってこと?」と分からないものもありましたが・・(^_^;)
その本の中のある物語中にあったクルマ情報は初めて聞いたものだったので、勉強にもなりました♪
それは、マセラティの車名の由来。
マセラティの車たちはそれぞれいろんな「風」の名前をネーミングしているんです!
本によりますと・・
「ボラ」は北部イタリア国境の高山地帯に吹きあれる突風。
「カムシン」はアラブの砂漠にまきおこる熱風。
「ギブリ」はアフリカの暴風。
有名なお話しなのかもしれませんが、私は初耳(~_~;)
以前、クルマ関連の本でロールスロイスの車名の由来については見たことがあるんですが、あの「ゴースト」とか「ファントム」といった幽霊系の名前は、昔、まだまだエンジン音などかなりの音を出すクルマが多かったころ、このロールスはとっても静かなクルマで、イギリスの霧の中から音もなく急にす~っと姿を現す様子からつけられたんだとか(うろ覚えですが・・)。
他にも、幽霊ってことはもう死んでますから永久の存在=耐久性をあらわしているというのもあるようですね。
この「奇妙な味の物語」は短編集なので、あっという間に読めました(^_^)
電車移動や寝る前などのちょっとした時間を過ごすには最適な本だと思います。
皆さんは五木寛之さんの他の作品や、ほかのクルマ好きの作家さんなど、こういったクルマ好きが楽しめる本で何かおススメはありますか?
ありましたら是非教えてください(^^♪
いろいろ読んでみたいです。
Posted at 2012/08/03 14:21:14 | |
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