毎年9月23日、秋分の日に開催されているJRA馬事公苑での「愛馬の日」行ってきました。
今年で通ってもう10年目です(爆)07年、08年は行かなかったけど。
今回は馬の体調不良を理由に「ばんえい競馬」のデモンストレーションは中止になりましたが
母衣引き(ほろひき)、警視庁騎馬隊によるレプリーズ(集団演技)、流鏑馬、打毬(だきゅう)
馬事公苑所属の馬たちによるホースショーと内容は・・・見慣れていますが生で見るのがいいね。
久しぶりに打毬が見れたのがよかったなぁ、なかなか生で見れる競技じゃないのでね。
オープニングパレードが終わってからまずは宮内庁主馬班による「母衣引き(ほろひき」の演技。
馬上で鞍上者が姿勢を安定させるために馬に特殊な走り方をさせて徐々にスピードを
上げながら背中にしょった母衣を後ろにたなびかせて行く演技。
母衣が地面に着かないように体を安定させかつ馬を走らせるのはなかなか難しい技術
だそうです。
確かに母衣が鯉のぼりの吹き流しと同じ形で風の勢いを受けて後ろにたなびくから体は後ろに
持っていかれるので姿勢を真っ直ぐにするのは大変だよね。
戦国時代の合戦で流れ矢などから背中を守るための道具だったのが江戸時代以降に儀式化
されて様式美として現在の宮内庁にて受け継がれているそうです。
次は流鏑馬。説明は特にいらないですよね。
場所取りに失敗したので写真はあまり撮れてません、走路が以前観客席よりも奥の埒沿い
を走っていたのが今回から手前の埒沿いに変わったので撮るのがほぼ無理でした。
まぁ全国どこでもというと語弊あるけど、一回は見たことあると思うので説明はこれまで。
馬たちの演技は、警視庁第三方面交通機動騎馬隊によるレプリーズ(集団演技)。
この騎馬隊は警視庁のイベントのほか駐日大使任命式のために東京駅から皇居までの道のり
を先導する警護が主な仕事です。
これは生で見るのがいいと思うので見る機会があったらぜひどうぞ。
「打毬(だきゅう)」という競技なんですがこちらも宮内庁主馬班により継承されている競技
というか馬事文化です。
元は中央アジアで行われていた競技が東西に分かれ伝播し、西に行ったものは「ポロ」として
現在に至り、東に行ったものは打毬となり中国~朝鮮を経由して日本にやってきた。
競技内容は紅白4人馬、計8人馬により紅白の玉を右手に持った先端に網のついた棒
ですくい、それを持って45m先の直径60センチの的(穴)に放り込む競技です。
先に12個入れたほうが勝ちでこれを7分間、10回行って勝負を決める。
網のついた棒はさながらラクロスのスティックと似たものだけど網は玉が一個入るくらいの
大きさなのと馬上で的までコントロールしながら移動してさらに的に放り込むのが一連の動き。
慎重に玉をすくったら持って45m先の的まで移動。ラクロスのように遠心力で玉が落ちないように
回しながらです。
的に向かって放り込む。玉が入ったら入った色の旗を揚げ、紅ならドラが鳴り白が入ったら太鼓が
鳴る。
馬上にて相手の投げ込むのを阻止するためのディフェンスもできます。
この試合は白組が優勢と12個的に入れて勝負あり。最後、負けた組は下馬して相手を称える。
単調かなと思いきや接戦になるとこれまた面白い、柵の手前ではなくかなり遠くからでも狙って
くるので単純ながらも白熱する競技です。
馬事公苑所属の馬たちによる演技。
サイドサドル(横鞍)による演技、跨らずに右足で鞍の真上にあるフックに引っかけて
横座りするような感じで鞍上。私は横浜でこの横鞍に乗ったことありますが意外と楽でした。
しかし立ち上がるとなると落ちるねアタス(爆)まぁ女性が行う乗馬方法なんで関係ないかな。
とにかく優雅です。
軽乗演技、ヨーロッパでは各国で盛んに行われ世界選手権も開催されている競技です。
これは写真やら言葉で説明するより生で見るほうがよくわかります。
馬も座ります!?
立つと迫力がありますね。
他にポニー競馬や蹄鉄投げ、蹄鉄釣り、装蹄実演、引退した競走馬の展示とありましたが
やはり打毬が見れたのがよかった。逆に流鏑馬がよく見れなかったのが不満でした。
ばんえい競馬を次回見たいです。
今日は天候も持ち涼しかったのも幸いして馬たちも気持ちよく演技してたと思います。
昨日の反動か撮った写真が700枚オーバー(笑)
ではまた来年。