チェリーバネットの標準ルーフ

　岡山市内某所に落ちていたチェリーバネットの廃車体。

　回転対座シートを装備して人気の高かったコーチSGLの標準ルーフの前期型だが、'81年6月に小変更を受けた後のモデルである模様だ。

　このモデルは前から見るとフロントスカート形状とエンブレムの違いで一目瞭然なのだが、横から見てもSGLならサイドモール下のデカールで見分けることができる。

　「VANETTE」の下に「COACH」と入っているのが'81年6月までのモデルで、それ以後はこれが削除されている。

　ただ、このクルマは回転対座シートの他に電動サンルーフも目玉装備の一つであり、サンルーフはハイルーフ車でないと選べなかったこともあって、標準ルーフ車は珍しいかもしれない。

　そして、もう一つ「ん?」と思ったのがテールランプ。

　どうしたことか、テールランプだけが後期型のものに変わっている。

　前期型は上からウインカー・バック・テール/ストップ、の並びだが、コイツは後期型のテールで後退灯が下に来ている。

　このクルマもできるものなら保護したい1台だが、それなりに劣化が激しく、反対側は変な落書きもされていて、非常に残念な状態だ…orz

当時モノと思われるエンケイのホイール(確か西部警察に出てくる劇用車にもこんなホイール履いてるのがいたような…)も実にEROいなぁ…(*´∀｀*)