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紺の豚のブログ一覧

2013年07月29日 イイね!

クルマ三題噺2 コーンズからの手紙

今日帰宅して、Rover75の話を嫁さんとしていたら、机の上にコーンズからの手紙が。
「車検・定期点検整備のご案内」
車検や点検整備で、純正部品15%オフとのこと。片バンク死んだ紺豚号を一度コーンズに入れて、結局インテークからエアーを吸っていただけで支払が8万で済んだとき、ホッとした事が有ったなあ。

でももう手放すんですけど(涙)

コーンズとのお付き合いは二度とないだろうと思った。
この手紙は置いておこう。
Posted at 2013/07/29 23:02:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 456 | 日記
2013年06月29日 イイね!

同じベアリングに悩まされるのか。(80-90年代のフェラーリ乗り必見)

この記事は、固まってるについて書いています。

紅い悪魔さんのところで遂に分解が始まった紺豚号。今ブログをバックアップしているのだが、二年半前の456の納車当初からゴロゴロ音が出ていた。でも、納車時にT工場長にタイベルテンショナーベアリングを、二年前に紅い悪魔さんにパワステポンプのテンショナーベアリングを替えていただいてからは、それほど音は出ず過ごしていた。

でもここのベアリングが固着してるんだ...

この図で11番のギアとシャフト。これはクランクシャフトから回転を取り出し、タイベルの下のプーリーを動かすドリブンギアだが、このシャフトの前にあるベアリングだ。

このベアリングは因縁を感じさせる。ランチアテーマ8.32のエンジン、F105Lの弱点もここなのだ。

断面図の右下、クランクシャフトの前端にある二つのギアとプーリー。タイベルの下が掛かっている同じ役割のシャフト。ここにあるベアリングが特殊で一個4万円!そしてここのベアリングが飛んで、タイベルが切れてクラッシュすることが多いのだ。8.32ではこのベアリングが逝くとガラガラとディーゼル機関車の様な音がするのですぐわかる。
1999年春、初めて8.32オーナーになったばかりのミーティングに、当時T工場長のおられたF社のS社長が来られ、「ここがダメになるので、タイベルは2万キロ、そしてこのベアリングとタイベルとテンショナーを4万キロごとに交換が必要です。後者はエンジン下しで100万掛かります。」と言われた時には目の前が真っ暗になったのを覚えている(笑)テーマクラブではこの後100万円=1ヴィッツと称して「何ヴィッツかかったか」と言うのが隠語となった(爆)

ベースになった308クアトロバルボーレ F105ABのタイミングギア系は、

これの32番、"Drive gear for distributing shafts"、これだ。8.32では横置きのため、これらのバルブ駆動系の巾を狭く設計し直したため、タイベルも細くベアリングも薄いため弱いのだ。

そう言えば、青テーマを見てもらっていた東大阪のアルファサービス(大沢の大阪工場長をしておられ、75, 155,164では今でも大阪の駆け込み寺だ)のTさんが
「8.32のエンジンはばらすのにアルファV6の三倍かかるんですよ...」
と泣きが入っていたのを思い出した。アルファなら普通の平軸受けにするところを、全てこのようにベアリングにしてある。それがあの素晴らしい回転感を生むのだろうが、同時にエンジンの深い所までベアリングがあり、それをちゃんと替えていないと紺豚号のようになるのだ。

この設計は8.32や456だけではない。
V8モダンフェラーリの祖、308GTBや308GT4から始まって、328, 348,モンディアルt, 355, 360までは基本設計は同じはず。もちろん288GTOやF40もそうだが、流石に強化している?
V12では456,456M, 550, 575Mまでは基本設計は同じはずだ。
これらに乗られている方々も、すでにご存知の方は多いと思うのだが、2度もこのベアリングで苦労する羽目になった人間としては、書かずに居られなかった。

最近モンツァのNさんがこっそり、
「今だから言いますが。紺豚号を最初に見た時から、この音はヤバいと思ってたんです。でも紺の豚さんが気に入ってるんだし、何とかしてあげようと思ったんですけどね。」
確かにあのときもロッソの調子のいい個体に乗り換えを勧められたが、赤外装に黒内装がどうしてもイヤで、断ったのだった。今から思い返すと、オイル漏れの多さ、ガラガラ音、今回の補機ベルトの切断もすべてここが原因だったのかも知れない。

だましだまし3年近く乗って、最後にツケが来るとは...
Posted at 2013/06/29 15:37:45 | コメント(13) | トラックバック(0) | 456 | 日記
2013年06月04日 イイね!

紺豚号、紅い悪魔さんのところに旅立つ

紺豚号、紅い悪魔さんのところに旅立つモンツァのT工場長から電話をいただいた。
「今回のベルト切れのため、フロントカバーを開けて判ったんですが、実は右バンクのドリブンプーリー(タイベルを動かしているクランクシャフト側のプーリー)にガタがあります。8.32でもよく壊れるベアリングがダメなんだと思います。」
「え、ということは、エンジン下ろしてでないと交換できないんですか?!」
「そうですね。次の方も知り合いなのなら、交換してあげておかないと。ベルトは全て出来上がりました。カバーも新品二つは紺豚さんがebayで取って下さったのがありますが、残り二つは今までのを再使用するしか無いですね。何とか使えます。」

早速紅い悪魔さんに電話。
「T工場長からこう言われたんですが、かなり工賃がかかりそうです。何とか出来そうですか?」
「出来ますよ。初馬さんの時に、車載のままでそのベアリングが替えられるように、特殊工具を3つ作りましたから。」
お話を聞くと半額位で出来そうだ。
「お願いします。T工場長にはそこはやらないで陸送するようにお願いしてみます。」

T工場長に電話。
「以前窓をやってもらった埼玉の紅い悪魔さんが、車載で何とかできそうだと言っておられるんですけど。」
「え、ヘッドめくらないと取れないと思ってたけど...(マニュアルを調べておられる)、あ、確かにここだけ取って交換は出来るのか...」
「すでに特殊工具も作ってあるので、すぐ対応できそうです。Tさん、途中なのに人に渡すのはホントに気分が悪いでしょうけど、この後は紅い悪魔さんのところに陸送してもらって宜しいでしょうか?すみません。」
「ええ、私は構わないですよ。」
申し訳ない。

6/1土曜日のツーリングの往路で、T工場長から電話をいただいた。
「用意出来ましたので、いつでも発送できますよ。どうしますか?」
「わかりました。火曜日に伺って、456の中に残っている荷物を出したいので、その時相談させて下さい。」

火曜日午後、ジャガーXJ8でモンツァに。やっぱり100キロ+の速度では、素晴らしい乗り味とドライバビリティだ。456としばしの別れだが、XJ8の癒しのお蔭で少し悲しみが紛れた。あ、前に紺豚号が出してある...

やっぱり美しい。別れは辛いなあ.....
エンジンのフロントカバーをまだ付けてないままなので、後ろからタイベル、オルタネーターベルト、ウォーターポンプ.パワステポンプ兼用ポンプの三本が確認出来る。


「これ、エンジン掛けてみると右バンクの下のプーリーが眼に見えて前後に振りますよ。」

本当だ。これが飛んだら右バンク全滅200万コースだ。それは避けないと。
「それから右>左でタイベルテンショナーベアリングからも音が出てます。」
色々やらないと行けない事が多過ぎるが、あとは紅い悪魔さんにおまかせだ。

Nさんともゆっくり話をする。
「この色のXJ8いいですね。僕も何台も売りましたよ。」
「そう言えばNさんは、最初はジャガー神戸のセールスだったんですよね。」
「そうですよ。自分でも乗ったけど、静かで乗り心地が良くて、良かったなあ。」
「これのXJRってどうですか?」
「僕らが乗ったXJRは過走行車ばっかりだったので、あまり良くなかったですねえ。」
「じゃ、X305の12気筒は?」
「止めといたら。壊れますよ。」
「X308は何がお勧めですか?スーパーV8?」
「いえ、ロングボディの4.0L V8ソブリンです。標準だとやっぱり後席が少し狭いので。そして、これをもっと静かにして乗り心地を良くしてパワフルにしたのが、今の足車、先代のレクサス(セルシオ)です。でも格好はやっぱり低くて長いジャガーが良いですよね。」

神戸33ナンバーの308GTS QVが。美しい!

「これ、綺麗ですね!」
「この車が神戸の山手に止まってるのを見て、『死ぬまでに絶対フェラーリに乗るぞ!』と思ったのが、車屋の始まりなんですよ。」
「え、この個体そのものが!でもどうしてNさんの許に?」
「オーナーさんが売られるというので、僕の友達が買ってくれたんですよ。ヨーロッパ仕様の並行輸入車なので、フロントスポイラーがカッコいいでしょう!」
「ウイークポイントは?」
「デジプレックスが最低ですね。」
「リトモで苦しみました。じゃあ328なら大丈夫なんですね。」
「でもバンパーが小さい308の方がやっぱりカッコイイんですよ。」
「でも、以前、この308とT工場長チューンの8.32(私のロッソテーマ)だと、テーマ8・32の方が速いって言ってたじゃないですか。」
「それはそうです。」
とりとめもない話が続く。

「でもこれで、紺豚さんもうちのお客さんじゃなくなるのか..淋しいなあ」
「ごめんね。でも何とかして戻れるように頑張ります!」
「お待ちしています。」

456ともしばらくお別れだ。本当のお別れも近い。
帰って来たら、最後に家族で別れを惜しんで、すぐにTokirioma5さんにお渡しする予定だ。
Posted at 2013/06/04 21:20:40 | コメント(8) | トラックバック(0) | 456 | 日記
2013年05月30日 イイね!

何でみんな今頃そんなこと言うんだよ...

この記事は、モテない理系男子はこのクルマに乗れ!について書いています。

上のリンクを息子(工業大学生、ロボティクス学科、ロボコンに燃える理系男子)に送ってみた。
「もう手放すんだけどな。
数年したら買い戻したいので、
一緒に乗る?(爆)」と添えて。

すると、
「俺的には今までの車で1番気に入ってたんだけどなー
また買い直すなら乗ってみたいな」
と返って来た。

お前、免許取ってないだろ(笑)
そこで、
「免許取れ。一緒に乗ろう。」
と言っておいた。

すると、
「買い直すまでには車を乗りこなせるようになっときたいなー」
と。

一緒に乗ろうや!不用意にアクセル踏んじゃダメだぞ(爆)

娘もこのごろ
「フェラーリ売っちゃうのー?
いやだなー。置いておけないの?」
とか言うし。

嫁さんに言ったら、
「小さい子でも、やっぱりフェラーリはいいのよ。」
と言われた。

色々大人の事情が有るんだよ(爆)
単に次のクルマのレストア資金が足りないからだけど(猛爆)

みんな今頃になってそんなこと言うなよ。
泣けてくるじゃないか...
Posted at 2013/05/30 22:45:57 | コメント(16) | トラックバック(1) | 456 | 日記
2013年05月18日 イイね!

良いのか悪いのか...

今日午前中の仕事が終わると、モンツァのT工場長から電話をいただいた。
「どうでしたか?カバーに穴が空いていて、結構重傷に見えたんですけど。」
「実は...















ベルト切れだけみたいです。」
「え!それだと良いんですけど。」
「まだリフトが空かないのですべて見られる訳ではないんですが、今見える範囲ではそうみたいです。補機類のベルトは、ウォーターポンプとオルタ、そしてパワステポンプを回してるんです。最初はウォーターポンプが焼き付いてロックしてベルトが切れたという最悪も考えたんですが、今のところベルトだけみたいです。」
「でも、カバーが付いてるでしょう?ビデオで見る限りは、切れたような大きい音はしてないんですが。」
「あのカバーがあることで、余計厄介になってるんですよ。カバーが無ければ、単にベルトが飛んで行って終わりだったと思うんですが、中で却ってぐちゃぐちゃに焼き付いて、クランクプーリーなんかにもこびりついてるんですよ。カバー自体も欠品で出てこないですし、結構大変です」

うわー。ベルト切れだけって言っても、やっぱり重傷か。
「オイル漏れはどうでしょう?」
「やっぱり漏れてますね。カバーを全部外して中を奇麗にするので、ついでにオイル漏れももう少し見てみます。」
「頑張ってみて下さい。宜しくお願いします。」

エンジン本体は飛んでいないようだが、カバーが有る為にかえって厄介になりそうだ。カバーの新品も無いのが難点だな。まだ一波乱ありそうだ。
Posted at 2013/05/18 19:14:19 | コメント(8) | トラックバック(0) | 456 | 日記

プロフィール

「@KEI@FSZ 修学旅行以来でしたが、やはり素晴らしかったです。来年も行きたいです」
何シテル?   06/07 08:23
紺の豚です。 「飛ばさねぇ豚はただの豚だ」 でも、三角窓を使うには、それほど飛ばせない(笑)。 よろしくお願いします。
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