
ようやく書きます、ドイツGP
4回見直したんですが、結局よく分からんレースでした
まぁRBホンダが勝ったからいいかぁ
トロロッソホンダが三位だからいいかぁ
って割り切って、感想文を書くことにしました

フリー走行で大破を喫したガスリー
金曜日ギアボックスに金曜日PUなので
ペナルティは無いのですが・・・アップデートを行っている中で、
ここまで大破させるのはなぁ・・・って感じです
RBRの車は、強オーバーステア傾向の車だと思っております
古い言い方をすれば、ベネトンでのシューマッハスペシャルですね
コーナーで意図的にプッシュアンダーを発生させて、強オーバーステアを消す?
プッシュアンダーの状態を強オーバーステアで曲がっていく
変な話、コーナーでスピードを上げると、限りなくニュートラルになる車ですね
ホントかなぁ・・・
これにはボトムスピードを上げる必要があり、
ドライビングの基本?スローイン、ファーストアウトとは異なる
この車で、この基本をすると、コーナーでオーバーステア
出口でアンダーステアになる
ではこの特性に対するドライビングで、逆の特性の車を運転すると
入口でアンダーステアになり、スロットを戻すことで出口でオーバーステアになる
この辺、前者がガスリーであり、後者がベッテルとリカルドである
こういうのを改善すべく、ガスリーとRBRは調整をやっている訳だが
この作業中に、大破されると・・・この辺布石ですねwww
さて予選もなかなか見どころある感じでしたが・・・
跳ね馬の運の無さは・・・
ルクレールのPPの可能性が高いなか、跳ね馬二台がフロントロー
もしくは二列目までに食い込めるかと期待されましたが
ベッテルはインタークーラーのトラブルで、PU交換して最下位
といってもQ1で発生し、ノータイムのために変化はないのだが
ルクレールは燃料供給システムがQ3で発生し、10位となった
別途ノリスが、MGU-KとES、コントロールユニット交換で19位へ降格している
この後にルノーPUは瞬時1000馬力を超えてる宣言をするのですが
相変わらずの回生システムの信頼性に問題があるようです
ルノーPUは各ユニットを年間想定台数で製作しているようですので
後半になればなるほど、新品ストックが底をつき、再生品を使用することになります
まぁコストの話らしいのですが・・・
こういう状況もあり、焼きパパイヤの戦略が変わってきております
脱線しましたが
結局、予選の本命を欠いた状態で、決勝が始まるのですが・・・
決勝は雨です

規定により、ウェットタイヤを全車装着し、セーフティカー先導で周回し
みんなで水はけしてから、スタンディングスタートとなるのですが・・・
またまた沈んでいくRBR
ボッタス、ルクレールに抜かれて、一時4位になったのですが
ダウンフォースの少ない跳ね馬をすぐに抜きなおして、三位復帰します

さて、ここからがややこしい展開になります

予選からの繰越タイヤです
注目はハミルトン、ボッタス、ガスリーが新品ソフト数が0というところ
何故か、中古ソフトが0のルクレール
まぁこれは誤りで、多分2セットあるはずです
でも新品も2セットなんですが・・・
今回の問題は三つ
①ピレリのウェットタイヤは性能が低い・・・とドライバーとチームは考えてる
②インターミディエートタイヤは1GP4セットしか提供されていない
③雨が降ったりやんだりしている
個人的に思ったのはこの三つ
特に①と②は③の状況においては重問題
本来なら、ウェット3セット、インター4セットの7セットで1レースを走るのですが、ピレリのウェットは、ゴムのブロックの問題なのか、評判が悪い
アクアプレーニングを起こしやすいと言われている
そうなると、多くの車が走る決勝レースでは、インターの方が安定するとか
そうなると、1レース4セットで走ることになる
決勝前のチェック走行でも使いたくないぐらいなセット数の少なさ
しかし常時雨が降ってれば、タイヤの負担が少なく問題も緩和されるのだが
今回は、降ったりやんだりです
しかも交換の目安のクロスオーバーで引き継ぐのは、ソフトタイヤです
しかし、雨が止んだから、全ての路面が乾いてる訳ではないのです
特に最終16コーナー手前が・・・
ってことで、タイヤ履歴を見る
さいしょの餌食は、ペレスです
アクアプレーニングになりやすいウェットタイヤの犠牲に・・・
この時点で、一斉にインターへ履き替えます
しかし雨量的にはウェットタイヤの領域ですので、数台がウェットで引っ張ります
そしてリカルドのPUトラブル
21周、小降りになったのをみて、マグヌッセンがギャンブルで、ソフトへ

ランオフエリアは、鏡のような感じ
状況をみて、ベッテルもソフトへ
25周目、フェルスタッペン、ミディアム中古へ
翌周、360度スピン
ノリス、PU関係のトラブルリタイヤ
26周、ボッタスもミディアム中古へ
ここでのミディアム選択は、晴れた場合の周回数を考慮してと考えられる
27周ルクレール、ソフト中古へ
28周ハミルトン、ソフト中古へ
雨が再度振り出す

ルクレール飛び出す、鏡では止まらない

突き刺さるルクレール
去年のベッテルの再現
でも、イタリアメディアはバッシングをしない・・・
28周終わりハミルトンもルクレールと同じ場所で飛び出す

あわや、ルクレールに追突

運よく、コースへ復帰
目の前のピットレーンへ
決まった侵入路以外からピットインしたために、ペナルティ確定
この時、ボッタスのタイヤ交換準備していたチームは、大混乱
ボッタス用ソフトを装着仕掛けるも、何とかインターにして送り出し
このコースアウトで、フロアーなどを傷つけたハミルトンは、安定して走れず
タイヤ交換を繰り返す
ハミルトン脱落
ハミルトンのピットインと同周回でインターに履き替えたフェルスタッペンが
トップへ
同じタイミングでヒュルケンベルグもインターへ、この時点で二位
ボッタスは、ハミルトンの騒動のために、タイヤ交換が遅れて三位へ
38周目、ヒュルケンベルグ、ミスによりコースアウト

リタイヤ
ドライに近い状態でインターを走らせていたために
タイヤ摩耗が進行しコースアウト
このタイミングで各車再度インターへ(41周)
44周、ストロール、ソフトNEWへ
翌周クビアト、ソフトNEW,マグヌッセン、ソフト中古
翌周(46周)フェルスタッペン、アルボン、ソフトNEW
同周 ボッタス、ガスリー、サインツ、グロージャン、ソフト中古へ
47周 ベッテル、ソフトNEW
ここから、スプリントレースです
先行したストロールを、フェルスタッペンとクビアトが追い抜きます
直後56周目 ボッタス、コースアウト、リタイヤ
59周目 ガスリー、アルボンと接触し、リタイヤ
最後にベッテルが猛追し、二位を獲得します

今季二勝目のフェルスタッペン

表彰台は、元を含めてRBR関係者

自身二度目の表彰台のクビアト
トロロッソも二回目
最後に注目がサインツ
サインツは6位スタートですが、最小タイヤ交換回数の三回で切り抜けます
全車で78回のピットインをしているのに

この辺は、ザイルツ代表の方針かもしれません
堅実にポイントを得るという
これはハンガリーの布石ですね
と、色々並べてみましたが、フェルスタッペンのミスは
スタート、二回目のミディアムタイヤぐらいですね
勝負をするはずの、ハミルトン、ボッタス、ルクレール、ガスリーは
何かしら致命的なミスにより消え去り
ミスをほぼしなかったベッテルが最後に追いつきました
予選ではミスしたものの同じく大きなミスをしなかったクビアトが三位へ
車体の力なのか、ドライバーの腕なのかランストールはアドバンテージを生かせませんでした
結局、周りが勝手に脱落したレースってことなのでしょう
ルクレールが、レース後にランオフエリアについて文句を言ってましたが
これは、現在の生き残りランオフエリアの弊害のような気がします
コースアウトするからペナルティを受けるのだと思います
だから、コースアウトしない運転をしない・・・オーストリアの運転が
そんな感じでした
ミスしたドライバーが脱落し、中団勢が上位に来るのはとてもいいことです
そういうミスをしない技術を持ってるからF1に来れるということにしないと
質が下がる一方だと思ったりします
しかし、こんなレース久しぶりにみたので、変に違和感に感じました
ちなみに、アルファロメオの二台が、規定違反のために失格処分になっており
クビサがポイントを獲得しております
まぁ提訴しているので、まだ確定事項では有りませんが
クビサがポイント獲れたのはいいことです
次はハンガリーですね
あれは、モヤモヤするレースでした
早いうちに書かないと、忘れそうです