
少し話が違うような記事を並べてみました
まず、銀矢の新車の話
新車の開発は、デビューする二年前から始まります
と、云ってもこれは資金とリソースがあるところに限るのですが
それでも、細々ながら、各チーム構想を始め、先行開発を始めます
今年の様に規定が変わらない場合は、先行開発として行われ、シーズンの状況によって、前倒し投入される場合もある
なので、PUやタイヤ、ドライバーなどは継続が喜ばれる
そう考えると、三年連続でPUを交換したトロロッソの力は、凄いものです

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メルセデスF1 「W11の開発は2018年にスタートしていた」

メルセデスF1チームテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、
2020年F1マシン『W11』の開発は2018年からスタートしていたと明かす。
2020年のF1世界選手権はレギュレーションが変わらず、
ほとんどのチームはマシンが2019年の進化版になることを認めている。
そのため、ジェームス・アリソンは、W10がトラックに出る前に
すでにメルセデスが『W11』の作業を開始していたことを明かしたことに
ファンは驚いた。
「メルボルンに行く前に日数はすぐに足りなくなってしまう。
スポーツを見ている多くの人にとっては、
シーズンを終えてほんの数週間後に魔法のように
新しいマシンが現れるように見えるだろうが、
実際にそこに到達するプロセスはそれよりもはるかに長く、より複雑だ」
とジェームス・アリソンはメルセデスのTwitterアカウントの投稿で述べた。
「メルボルンで登場するマシンの最初の考えは2018年の何末に向けられた。
我々は2019年のマシンを走らせてさえいなかった。
2020年に何をするつもりかを考えていた頃、
ファクトリーでほんの一部のテストが開始されていた」
2020年F1マシンはこのようなケースで開発されたが、
2021年は予算上限が導入されるため、
メルセデスは、さらにスピードを上げて2021年F1マシンの開発を
進めていることが予想される。
メルセデスF1チームは1月28日(火)、
テストベンチで稼働させてきたエンジンを
2020年F1マシン『W11』に搭載して初始動させたことを報告。
全チームで初めて2020年F1マシンでの
ファイヤーアップ時のエンジンサウンドを公開し、
開発が順調に進んでいることを示した。
W11が予想よりもさらに高いパフォーマンスを示していると報じられている。
メルセデスF1チームは、
2020年F1マシン『W11』のシェイクダウンを
2月14日にシルバーストーンで実施する。
一般公開イベントではないが、
メルセデスは動画、技術情報、マシンの画像などを当日に公開する。
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ここで予算制限する理由が見えてきます
予算に余裕があるチームは、優秀な人材を沢山雇用し
同時に二種類のF1カーを設計するだけのリソースを保有します
名門時代のマクラーレンがそうだったようにです
まぁマクラーレンの場合は、片側が優秀で片側は・・・
なので、隔年で速いマクラーレンでしたし
優秀な技術陣を今の銀矢に引き抜かれた結果、衰退しています
まぁいま、そこまでの二台分のリソースは保有していないにしても
一台以上を設計できるリソースが有ります
しかし、これが中団チームになると、そのリソースが少なくなり
場合によっては一台分もないことも
そうなると、TOPチームは、二年先行して車の開発を進め
規定が変わる変わらないにしても、多くの研究を進めることが出来ます
しかし、リソースが無いチームは、目先のシーズンの対応以上が出来ず
シーズン途中から、来年の車にリソースを割く必要になり、
シーズン後半に失速します
この格差を無くすために、F1には予算制限が行われます
しかし、現行規定のままでは、既に開発先行しているTOPチームとの格差は
縮まらないので、規定を変える決断も行われました
これにより、多くの予算(人件費)を減らすことにより先行開発に制限を掛けるのですが
しかし、ここでも予算を多く持っているチームは、
予算制限前に先行で予算を投入し
新規定に対しても研究開発を先行で行っているので
予算制限による格差削減は、施行数年後と言われています
しかし、現行の地位をみすみす捨てる必要は有りません
焼きパパイヤは捨てていきましたが・・・

予算が制限されているのは、各F1チームであり、技術提供会社には
及んでおりません(多分)
レッドブルテクノロジーは範囲外だと思ってます
しかし、F1チームが出来る作業も有るので、そこには予算やリソース
の制限が発生します
そこでの抜け道が、パーツの共有です
そうするとそこのパーツの開発が不要になりリソースの空きが出来ます
しかし、それはそのパーツを供給しているチームだけがリソースを負担して
うま味がない
その代価として費用をもらうのですが
予算制限が掛かると発生した費用が予算に組込めない
そこで、Bチームの話になるのです
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F1 | アストンマーティンF1チーム誕生と今後のメルセデスの動向

レーシング・ポイントF1チームが、
2021年からアストンマーティンのワークスチームになることが
正式に発表された。
これにより、メルセデスF1チームがアストンマーティンを名乗る可能性は
一旦なくなったが、両者の提携はより強まる可能性がある。
1月31日(金)、
レーシング・ポイントF1チームのオーナーである
カナダの大富豪ローレンス・ストロールが、
アストンマーティンの株式を買収したことが発表された。
ロンドン証券取引所から発行された文書によると、
ローレンス・ストロールが結成したレーシング・ポイントのコンソーシアムは、
アストンマーティンの会社の16.7%を購入するために
約1億8200万ポンド(約260億円)を投入した。
また、ローレンス・ストロールのもう1つの投資会社である
Yew Tree Overseasは、5550万ポンド(約80億円)の資金を投入して、
2019年の売り上げの低迷するアストンマーティンに
短期資金を提供して支援する。
レーシング・ポイントはアストンマーティンの過半数株主にはならない。
現在の過半株主である
Prestige/Strategic European Investment Group (SEIG)と
Adeem/Primewagonが資産売却後も引き続き会社の50.5%を保有する。
レーシング・ポイント、Yew Tree Overseas、
および既存株主の間で会社を支援するために約5億ポンドが調達された。
アストンマーティンの元会長ペニー・ヒュースは、取締役を辞任する。
「2019年の困難な取引実績は、流動性に対する厳しいプレッシャーをもたらし、
当社に大胆手段はなく、大幅な追加の株式融資を求めなければならなかった。
これがなければ貸借対照表はグループの業務をサポートするほど
強固ではなかった。
最近の減収減益にもかかわらず、アストンマーティンブランドと
当社の拡大する自動車ポートフォリオの力により、
ストロール氏の強力な新しいパートナーを惹きつけ、
事業の転換をサポートすることができた」とペニー・ヒューズは述べた。
そして、ローレンス・ストロールには大きな計画がある。
今回の投資に伴いレーシング・ポイントF1チームは、
2021年からアストンマーティンのワークスチームになることが発表された。
アストンマーティンはF1エンジン製造を行っておらず、
事実上、スポンサー契約(ネーミングライツ契約)となる。
レーシング・ポイントF1チームのエントリーと所有権はそのままであるため、
F1の営業部門からの財政的損失に関しては何はない。
これはアルファロメオとザウバーとの取り決めに似ている。
アストンマーティンとレーシング・ポイントF1チームで
スポンサー契約が締結され、レーシング・ポイントF1チームは、
10年間アストンワークスチームになり、
まずは5年間のスポンサーシップ契約
(ネーミングライツおよびブランディング)を予定。
その時点で“特定の条件”満たされていれば、さらに5年間更新される。
おそらく、それはF1でのパフォーマンスと
アストンマーティンの会社の経営状況に基づくものと思われる。
また、ローレンス・ストロールとレーシング・ポイントは、
アストンマーティンの株式保有率を20%に引き上げることを予定しているが、
このスケジュールはまだ発表されていないが、
レッドブルとのスポンサー契約が終了する2020年末から
進められることになるかもしれない。
レッドブル・テクノロジーズは、
アストンマーティンとともにハイパーカー『ヴァルキリー』を
共同開発しており、レッドブルとアストンマーティンの関係は継続され、
その際にはホンダのF1エンジンを搭載するとも噂された。
しかし、レッドブルとアストンマーティンは、
ヴァルキリーが出荷される2020年末をもってタイトルスポンサー契約は終了し、
その関係を終わりを迎える。
アストンマーティンがF1で長期的な将来を設定された今、
問題はチームの運営方法となる。
メルセデスの親会社であるダイムラーAGは、
アストンマーティン・ラゴンダの株式5%を保有し続けており、
メルセデスがアストンマーティンに名前を変えるチームに
引き続きエンジンを供給することはほぼ確実だと考えられる。
最近、
メルセデスがコンストラクターとしてF1から撤退する方法を模索しており、
それを議論する会議が2月に行われるという噂が流れている。
マクラーレンとウィリアムズへのエンジン供給契約を既に締結されているが、
メルセデスについては2020年以降、商業的な合意を結んでいない。
しかし、ダイムラーの最高経営責任者(CEO)であるオラ・ケレニウスは、
F1撤退の事実はないと否定している。
メルセデスがF1チームを売却を決断した場合、
ローレンス・ストロールとトト・ヴォルフが
ブラックリーのチームに投資するという噂があったが、
アストンマーティンのワークスチーム化が発表された今、
その可能性は低くなった。
トト・ヴォルフのメルセデスとの契約も2020年で失効となるが、
チームを離れて、
ローレンス・ストロールとアストンマーティンで
働くことに誘惑されるだろうか?
最も可能性の高いシナリオは、
メルセデスが新しいコンコルド契約に署名してF1を継続し、
トト・ヴォルフが残ることだ。
アストンマーティンはアルファロメオと同様の状況に調整され、
事実上メルセデスの“ジュニアチーム”として存在していく可能性がある。
2021年からはF1に予算上限が導入されるため、
マシン開発や研究開発において
ジュニアチームを持つことの価値はより高まってくる。
商業的には、アストンマーティンの名前はスポンサーにとって魅力的であり、
ジョーダン/スパイカー/ミッドランド/フォース・インディアとインフラを
アップグレードさせていったチームにとって、
より多くの資金を集めることに役立つはずだ。
これはF1にとって勝利となる。
F1は、1960年以来アストンマーティンがグリッドに並ぶことになる。
そして、すべての最大の勝者はランス・ストロールであり、
アストンマーティンF1チームの長期的なシート席を確保することはほぼ確実だ。
アストンマーティンのCEOを務めるアンディ・パーマーは、
すべての変更を歓迎し、ローレンス・ストロールが会社の運命を変えるのを
助けることができると確信していると述べた。
「2020年1月7日に発表したように、
過去1年は、会社にとって残念で失望し、困難な時期だった。
当社の継続的な努力にも関わらず、
2019年の厳しい取状況とその結果としての業績の低さにより、
当社は流動性に厳しいプレッシャーのかけるストレス状態に陥り、
当初の計画を履行する能力に影響を与えた」とコメント。
「今日の資金調達は必要であり、
会社の長期的な将来をサポートするプラットフォームを提供する。
ストロール氏は、アストンマーティン・ラゴンダにとって
大きな利益になると確信している自動車および高級ブランドの両方において、
強力で実績のある専門知識をより広くもたらす。
包括的なレビューに続き、本日、ビジネスをリセット、
安定化、リスクを軽減するための一連の即時アクションを発表し、
管理された長期的な収益性の高い成長に向けてビジネスを位置付けている」
アストンマーティンの取締役に就任するローレンス・ストロールは
「私とコンソーシアムのパートナーが、
この重要な長期投資を行うために
取締役会および大株主と合意に達したことを非常に嬉しく思う」
とローレンス・ストロールは語った。
「アストンマーティン・ラゴンダは、非常に才能のある人々によって
設計および製造された世界で最も象徴的な高級車を製造している。
本日発表された当社の投資は、同社の財務上のセキュリティを支え、
財務力のある立場から事業を運営することを保証する」
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Bチームの話ですね
まぁどこまでBチーム化するか分かりませんが
例えで云えば、
跳ね馬とアルファロメオとハース

RBRとトロロッソ

空力コンセプトはワザと変えている可能性は有りますが
多くのパーツを共用しています
そうすることにより、Bチームのリソースが余ることになります
仮にBチームにAチームの人材を送り込めば、Aチームの予算制限(人件費)が
賄える
Bチームは優秀な人材が来るので、人を入れ替えることができ
レベルが上がる
放出された人材は、他のカテゴリーへ行くか、下位チームへ
そうすることにより予算制限枠にならされる
これは、Bチームが沢山あれば尚良いのかもしれません
ただ、この記事の勝者はランス・ストロールと有りました
確かに、F1のシートが確保されました
まぁそこそこ速さもあると思いますが
彼は、車の開発が出来ない・・・これは大きな欠点だと思います
長く乗れば、そこそこに何か出来るのかもしれませんが
それまでにチームが潰れるかもしれません
それは潤沢な資金が有ったのに、下位へ沈みこんだウィリアムズという
例が存在しているので

本当に彼は、勝者なのか、もしくは成功を壊す者なのか
観察ですね