
三連休はおとなしくしていようかと思っていたのですが
マクラーレンが自身の無能を発表していたので、ついつい愚痴ってしまいました

そして、まるでカウンターのように、トロロッソのジェームス・キーが対極なことを言っている
トロロッソのコメントを聞く限り、いかにマクラーレンというチームが、
成功している?PUしか使えないか、しかもその依存性が高いかということがわかる
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マクラーレン 「ルノーとホンダの最大の違いは経験」
マクラーレンのチーフエンジニアを務めるマット・モリスは、
ルノーにはホンダよりもパワーユニットパートナーとして豊富な経験があり、
作業面でそのメリットを感じていると語る。
ホンダとの不遇の3シーズンを過ごしたマクラーレンは、
パートナーシップを早期に解消し、2018年からルノーのカスタマーになるという決断を下した。
冬季テストまで2週間を切り、2018年F1マシンの準備が大詰めを迎えるなか、マット・モリスは、
過去11年間レッドブルにF1エンジンを供給しているルノーの
経験の大きさを実感することになったと語る。

「大きな違いは、
本質的にはるかに多くの経験を有したルノーのすべてのスタッフと話をしていることだと思う」
とマット・モリスはコメント。
「現場のスタッフはホンダのスタッフよりもはるかに長くその仕事をしている。
それは事実だ。
そのおかげで我々はパッケージングをかなり迅速に行うことが可能になったと思う」
「我々には大きな質問のリストがあった。
『これをするには2週間かかる。
24時間以内にすべてのっ情報を揃える必要がある』
ルノーはカスタマーチームが同じような情報を要求することになれているので、
全ての情報が揃う。
現時点ではおそらくそれが最大の違いだと思う。
とにかく彼らには経験がある」
「それはファクトリーでも同じだ。
ホンダよりも成熟している。
派手なダイナモなどはないかもしれないが、
彼らにはより多くの経験がある。
現在、我々は彼らとダナモで作業をしているが、そこでもまさにシームレスだった。
我々のギアボックスを持ってきて、それをエンジンの後方で動かすのは本当に簡単だったし、
有益なプロセスだった」

マクラーレンがルノーへ変更するという決定が遅れたことで、
マクラーレンはその対応に2週間の時間を要したというが、
シャシー部門のチーフテクニカルオフィサーを務めるティム・ゴスは、
今後パワーユニットに変更を希望するエリがいくつかあると認める。
もっと多くの時間があれば、
マクラーレンはルノーに具体的な要求を出していたかと質問されたティム・ゴスは
「それは確かだ。彼らは耳を貸してくれる」とコメント。
「我々はいくつか変更を加えたし、
エンジンをクルマに組み込むには短い時間しかなかったので、
あまりに多くのことを再構成する時間はなかった。
だが、異なるレイアウトの異なるエンジンであり、我々はいくつかやり方を考え直す必要があった。2019年にむけて彼らが何を適応できるかについてすでにルノー(ヴィリー)と会話をしている」
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この中で、マクラーレンが独自でダイナミックベンチを持ってないかがわかる
RBRを筆頭に、メルセデス、フェラーリはもちろんルノーワークスは保有してる
それをこの記事で語っているのだが、これから如何にマクラーレンがTOP3と技術レベルにおいて
遅れをとっているかわかる
もともとホンダがマクラーレンと組んだのは、現代F1における最新の技術情報を得ること
政治的な能力の補てんであったが、
政治的な部分は、かってのマクラーレンではなく
技術状況も、優秀な部分はメルセデスに奪われており、
復帰したメーカーが頼りにできるレベルではなかった
それが最近のマクラーレンのホンダバッシングという中で、多くが語られている
ルノーは、この手の話の中で、マクラーレンが全く脅威にならないと考えているのではないだろうか
結局、リソースにものを言わした力技しか能がないことが分かってきたので
そう考えると、ようやくダイナミックベンチに触れたマクラーレンが
すぐに車を改革できるとは思えず、さらにルノーが語った2020年以降まで
PUに関する要望ができないのは、上位争い復帰には程遠い状態だと思われる

アイディアを出すというが、それは結局ルノーワークスへアイディアが渡るということである
まぁ良きアイディアの場合、ルノーワークスは、マクラーレンに秘密でマクラーレンの知らない方法に
より検証を進め、その情報を共有しないまま、使うでしょうし
仮に欠陥があった場合、マクラーレンのみが損をする方法をとるでしょう

そうです、自身のタイトル奪取の邪魔は先んじて潰すものです
それはメルセデス、フェラーリを見ても間違えないのです
それがF1なのです
マクラーレンは、上位の争いへの復帰を望んで、ホンダと別れ、
ホンダバッシングをして資金を集めていますが、結局争えるのは、ルノーワークスの下、
最高で5位という順位なのではないでしょうか?
2020年以降、ルノーワークスがタイトル奪還した後でもワークスを解体したら別ですが
その時に、果たしてマクラーレンというチームがどうなっているのか
まぁその前に、眉毛が爆発するかしないか、楽しみです

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トロ・ロッソ 「ホンダとの長期契約はチームに“大きな違い”を生み出す」

トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、
パワーユニットサプライヤーのホンダと長期的な安定性を得られることは
チームにとって“大きな違い”を生み出すことになると考えている。
2015年にルノーのパワーユニットを搭載していたトロ・ロッソは、
翌年はフェラーリの1年落ちのパワーユニットに切り替え、昨年は再びルノーに戻している。
トロ・ロッソはコンストラクターズ選手権5位を目標に掲げてきたが、
それらのパワーユニットサプライヤーの変更もあり、
過去4シーズンはコンストラクターズ選手権7位という結果に終わっている。
今年からトロ・ロッソはホンダとワークスパートナーシップを結び、
4年連続で異なるパワーユニットでシーズンをスタートすることになるが、
ジェームス・キーはホンダと3年契約を確保できたことで、
将来的にコンストラクターズ選手権を5位でフィニッシュする良いチャンスが生まれるだろうと語る。
「もちろん、今年5位を追い求めたくないと言っているわけではない。
ホンダとのパートナーシップで、できる最高の成功を収めたいと思っているし、
彼らも同じようにその成功を望んでいる」とジェームス・キーは RACER にコメント。
「今年も非常に懸命にプッシュしていくが、
我々とホンダの両方にとって本当に良い安定の期間になると思っている。それがとても重要だ」
「特にほんの少し追いつかなければならない状況にある場合は、
安定性を得ることが非常に重要だ。
長期的な計画を立て、より容易に優先順位をつけることができる。
いろいろな意味でスクーデリア・トロ・ロッソは
このビジネスにおいてかなり独特な状況にあったことを忘れてはならない。
我々は3年間で3つの異なるパワーユニットを搭載していたのだからね!」
「他にそんなことをしているチームはいないし、
それらはしばしば合意に至るのが非常に遅れたので、かなり混乱が生じた。
非常に高くついたし、本当に崩壊的だった。
そのような状況では長期的な計画を立てることはできない。
それは完全に正当な理由で起こったことではあるが、
我々のライバルはそのような不安定さに苦しむことはなかった」
「今、我々にはその安定性を得る機会がある。
我々は長期的な計画を立てることができる。
我々は2019年と2020年にどのエンジンを搭載しているかをわかっているし、
ホンダと早くに議論することができる。
例えば、我々はすでに2019年の方向性について話し合っている。
クルマをレイアウトなどをどうしていくかを
はるかに最適な状況でかなり速くに取り掛かることができる。
我々にとっては大きな違いになる」
トロ・ロッソのコンストラクターズ選手権における最高成績は、
セバスチャン・ベッテルがF1イタリアGPでチームに初優勝をもたらした2008年の6位となっている。
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トロロッソというチームは、記事の通り、非常に波乱の時期を過ごしたチームです
個人的には、ザウバーと最下位を争うのではないかと思っていましたが

ジェームス・キーがひきいる技術陣は、PUの問題をその車体性能で補てんしてきました
裏にはRBRの存在があるのかもしれませんが、チームとしては、
毎年予想を覆す結果を出しております
昨年、ジェームス・キーが資金を得た、ウィリアムズへ移籍する可能性がありました
そのため、個人的にはその結果をもって、ホンダはウィリアムズと組むべきと思っていましたが
まぁ世代交代したウィリアムズ家の判断により、すべてが失敗したようです
そのことから、個人的にはウィリアムズの復活は、しばらく先になるのではないかと思ってます
まぁ資金的に苦しいので、対抗できる車体開発が無理なために
カスタマーPUでは、TOP4争いに食い込めるか疑問ですがね
脱線しました
トロロッソが、三年間という長期計画を立てれる契約を結びました
2018年は、例年のごとく突貫工事状態かもしれませんが
如何に得たものを使い切るかという発想のあるチームは
ホンダPUを使い切り、次へのステップのための提案をすると思われます

そして、ここにはRBRが居ます
ホンダが持っていなかったダイナミックベンチのノウハウを保有しております
それにより、ホンダの開発は進む可能性があります
まぁいきなり、とんでもなく早くなるわけではないでしょうが・・・

しかし、こう考えると、如何にマクラーレンってチームが
新規参入メーカーにとって使えないチームであるかわかります
プジョーの時もそうでしたが、確実に結果を残したメーカーのワークス体制でないと
結果が出ないチームであることが分かりますし、
その傾向が、近年顕著に表れています
一つ言えるのは、ホンダは運がよかった
プジョーのように、さらに技術が低いチームと提携しなかった
新たに何かを得られる体制と組めたのは、幸運であった
まぁ止まない雨はないのです

今日はちょっと絵が多め((´∀`))ケラケラ