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さて、ヨーロッパ開幕戦のスペインGPのタイヤ選択が発表されました

雪の降る中、行われたプレテストでは、さまざまなタイヤが使われており

結局現時点での最速は、ここでは使われないHSのタイムとなっております

去年は、ワイドタイヤ初年度であり、ここもピレリ指定の種類と本数を提供されておりましたので、
選択データは残っておりません
ですので、去年の決勝繰り越しデータを見ると

H,M,Sの選択となっています


去年の繰り越しタイヤ


去年のタイヤ履歴を見ると、S→M→S（ハミルトン）
この時点で、Mタイヤ以降の硬いタイヤが使えない状態でした

その為に、中古だろうが、Sタイヤを使用しています

当初ベッテルが先頭に居たいのですが、事故により、SC導入のタイミングで、
ハミルトンが新品のSタイヤに切り替えたことで、アンダーカット阻止の為に
新品のMタイヤに履き替えます

しかし、機能しないMタイヤと機能し、長く持つSタイヤの戦いを強いられ

あえなく、TOP交代

決勝結果となります


コース図
このコースは長年テストコースに使われて、データ蓄積が多いのですが

今年は再舗装されたため、路面がフラットになり、タイヤの種類も変わりました


今年のタイヤ
見た目上は、一段軟らかいタイヤとなっていますが、
去年と比較すると、さらに一段軟らかくなっているので
結果的に、二段分軟らかい物となっています

去年と比較すると
H,M,S→S,SS,US（去年レベル）って感じですね

で、その選択を見ると

意外に保守的な感じなのですが
銀矢は軟らかいタイヤは、持たない傾向なので
データも豊富な、MタイヤとSタイヤ中心に組んでます

それに対抗すかのような跳ね馬に
相変わらずその中間のRBRですね

博打的なのはウィリアムズ
予選で前に出って、Mタイヤで引っ張るのか、
2STOPでも、ラストスプリントでSSタイヤ勝負って感じですね

速いぞ僕らのマクラーレンは、ロングランテストの構えと
硬いタイヤのデータ収集なのか、RBRと同じ様なスタンスをとっています

ここに大幅アップデートを持ち込んでくるので
走らないといけないのでしょうが・・・

まぁ去年からすると、ここで二基目のPU投入することになるので

マイレージは若干余裕が発生するのですが
特にルノーワークス、マクラーレンはカストロールの燃料アップデートがあるので、
多分ここで二基目を導入します

ただ、意外にPUに厳しいサーキットなのか


去年ボッタスはエンジンブローしております

現在、メルセデスは年間三基を守るために、若干パワーを落としている傾向があります

先のバクーでは、それを緩和したようですが、その影響が、ここで出る可能性があります

それを考慮するために、二基目投入は有りえます

一基目を、金曜日用にするために

ただ去年、ボッタスは二基目にトラブルが出たために、一基目に交換し、ブローしましたので

今年もどこか、そういう事があるかもしれません

ホンダに関しては、既に二基目になっているので、ここで三基目を入れるのか

非常に気になるところです

この先には、カナダ、モンツァなどがあるので、
ここでは、入れたくないですね

仮に入れるとしたら、カナダだと思いますが

それでも、エンジンペナは確定なので、
もうそれ前提でアップデートするのも手かもしれません

ただテストの好調さから、どうするかは悩みところです


ただ、またまた気温が引くのですね

最高は金曜日の２０℃で、決勝は１７℃？

タイヤの熱入れには苦労しそうですが

タイヤの表面厚みを薄くしたタイヤが投入されるそうなので、
その辺の影響も気になるところです

アウェー戦が終わって、色々なアップデートが投入されるスペインGP

果たして、今の勢力図が切り替わるか

楽しみなGPです