
跳ね馬のテクニカルディレクター ジャームス・アリソンの即時離脱が発表されました
以下原文
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フェラーリはこれまでテクニカルディレクターを務めていたジェームス・アリソンの離脱を明らかにし、
このところの推測に終止符を打った。
離脱は発表とともに即時有効となる。
アリソンは2013年にフェラーリに復帰し、昨年の転機に貢献した。
チームは3勝を挙げてメルセデスに次ぐ2位でシーズンを終え、
今年こそタイトルに挑戦すると期待されたものの、
その成功の波に乗り続けることができず、11戦目までまだ1勝もできていない。
アリソンの離脱は27日(水)の朝に出された声明によって明らかになった。
そこには両者が"共同で"別々の道を進むことを決めたと記されている。
チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは次のようにコメントした。
「共に過ごした
この期間にジェームスが示してくれたコミットメントと彼が払ってくれた犠牲に感謝を述べ、
彼の未来の試みに成功と静寂が待っていることを願っている」
アリソンは2016年のオーストラリアGP後に妻が急死するという悲劇に襲われた。
その後数戦にわたってレースを欠席しており、
彼が家族のいるイギリスで過ごす時間を増やしたがっていると報じられていた。
チーム離脱について彼は、次のように語った。
「2期にわたり異なる役目を務めたフェラーリでの年月を通して、
私はチームと、それを形作る男女、全ての人々の価値とそのありがたさを知ることができた。
われわれが共有したプロフェッショナルで人間的な経験に感謝したい。
多くの成功を伴った幸せな未来がみんなに待っていることを祈っている」
今後チームではパワーユニットディレクターを務めていたマッティア・ビノットが
CTO(最高技術責任者)に就く。
ビノットは1995年にエンジンテストの技術者としてフェラーリの一員となった。
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この方です
元々はルノーチームに居た方で、ライコネンの移籍を機に跳ね馬に復帰した感じですね
去年、跳ね馬三勝に貢献したと言ってもいい、
車体開発に、ぶれずに信念を貫きとうし、今年、新しいノーズで空力を大幅に変更してきた方です
このチ〇コノーズを採用した方
まぁ空力的には大幅に改善されてるみたいですが
見た目は・・・跳ね馬らしからぬですね
私はてっきり、2015年の銀矢風にするのかと思いました
銀矢は他車と異なり、ノーズ下の開口を狭くする空力理論をとっており、
跳ね馬は、その理論を理解出来なかったのかもしれません
もしくは安易に
RBRの方式を採用したのか
これは、過去のハイノーズ式と同じく、多くの風をノーズ下よりボディーワークへ送る考えなので、
過去の遺産も使えます
それに現状RBRの活躍を観れば、その理論の高さは間違えないのだと分かります
でも、それはRBR故です
コピーと言える、マクラーレンでさえ、空力効率よりもドラックの方が高いため、高速サーキットでは
苦戦を強いられています
仮にRBR並みに低ドラック、高空力効率ならば、マクラーレンは跳ね馬の真後ろに居るはずです
そうなれば、アリソンは更迭なのかというと、それは結果的にはそうかもしれませんが
チーム戦略的にはありえないのです
仮に、アリソンの家族問題が有ったとしても、離脱させるのは理に合わないのです
それは、来年の大幅なレギュレーション変更に対する影響が大きいからです
現状、他の優秀なテクニカルディレクターが居ない状況下では、
離脱させることは、他のチームに塩を送ることになります
次のテクニカルディレクターが見つかるまで、飼い殺しにするのがベストです
アリソンは、家族問題もあり、古巣ルノーへ復帰します
そうなると、人材流出で苦しんでいた、ルノーの復帰が早まることになります
では、何故?
そこは

セルジオ・マルキオンネの鶴の一言かと
この方、現フィアットグループ、およびフェラーリの会長、クライスラーの最高経営責任者 (CEO)
ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ前会長のイタリア偏向による、跳ね馬の衰退に
変革をもたらすために動いた方です
去年は、現場に任せて、黙っていたのですが
今年は、クライスラー問題などもあり、現場に口出しているようです
その為に、この方の発言が、コロコロ変わる事態に
ライコネンの、急な残留も、セルジオ・マルキオンネの影響かと
目指しているのは、ベッテルを中心とした、シューマッハによる黄金時代の復興ですが
やってる事は、90年代の御家騒動です
今年、結局1勝も出来なかった場合、チーム代表_マウリツィオ・アリバベーネの更迭もあり得ます
最近、ロス・ブラウンへのアプローチがニュースになってました
アドバイザーとしての話でしたが、そんなもので、動くはずもないですが
もし、跳ね馬のチーム代表ならば・・・
ロス・ブラウンの含みあるコメントと、御家騒動している状況は
なかなか、面白いかも
でも、この時点で、2017年の跳ね馬の失速の可能性は非常に高くなりました
それに伴う、2018年のベッテルの銀矢移籍・・・
どうなんでしょうね
全ては、今年の出来と、来年の出来次第なのでしょうが・・・
やはり、赤字に白ラインは、跳ね馬にとっては、鬼門のカラーなのかもしれませんね