
第11戦ハンガリーGPが行われました
後半戦に突入ですっと云って夏休みです
そしてこの夏休みが曲者
大体が、ここで政治的な判断が行われます
なので、怖い感じの夏休みです
さてハンガリーGPのハンガロリンクは、壁の無いモナコと云われるぐらいの低速サーキットなのですが
それは既に過去の話の様です
個人的には、観ている限りは、モナコとは思えないのです
特に今年は、根本的なダウンフォースが増大したことにより、
コーナリング能力が増大しております
なので、1,6,13コーナー以外は中速コーナーではないかと
以前の車体ならば、ダウンフォース不足から、スロットを戻す感じになるコーナーが
更に数か所ありましたが、今年は逆に踏まないといけないのが増えております
なので、このサーキットにおける、アンチホンダの方は、立ち上がりを指摘されますが
それは先ほどの三つのコーナーに関してだけで、他はボトムスピードを上げなくてはいけない
コーナーになり、車体性能に影響される方だと思っております
その結果、金曜日にRBRが席巻しました
まぁ土曜からは温度が上がってきて、跳ね馬に負けだしましたが
結局、タイヤに優しい、しっかりしたダウンフォースの出る車が有利という事ですね
特にSSタイヤに関しては
その辺を考えるとレース終盤、Sタイヤでタイムが伸び出したチームは、
タイヤと云うファクターに問題があるのかと、想像してしまいます

そして、この男が帰ってまいりました
ポール ディレスタ
最近はDTMのメルセデスに乗っているのですが
マッサがウィルス性中耳炎?の為に、急遽予選から出場です
リザーブドライバーとして、シュミレーションなどはこなしていますが
実車は初めてのドライブらしいので、107%タイム
予想では1.22分が出させればOKだったのですが
エリクソンを抜いて、19位の1.19分を出しました
凄いドライバーです
ちなみに、ランスより、0.7秒遅れだったはずです

予選ベストセクタータイム
このデータを観ると、セクター2はザウバーに負けてますが、それ以外はエリクソンに勝ってます
というか、モナコよりも結果が酷いかもしれない、ウィリアムズ

モナコ予選ベストセクタータイム
あまり変わらない様ですが・・・
低速から中低速となったハンガロリンクで、ウィリアムズ苦労しているのが、悩みどころですね
その他、ハース、フォースインディアも軒並み失速しています
これは、基本的なダウンフォース不足と言えるのでしょう
本来なら、ここでウィングを立ててダウンフォースを稼ぐのですが、
そうすると中速領域で失速してしまうのです
要はドラッグがデカい
本来なら、パワーのあるメルセデスPUとフェラーリPUで押すのでしょうが、
それでも不足がちになり、ウィングを寝かさないといけないのでしょう
まぁ見た目にはサッパリ分かりませんが

みんなリアウィング壁です
で、この辺で上昇してきたのが、RBR,ルノー、トロロッソ、そしてマクラーレンです
RBRは別格として、
ルノーの車体はここで高い性能を出しました
パーマーの結果からの推測です
ヒュルケンベルグは別格だとしても
比較するパーマーの好成績には驚きました
まぁ結局11位の繰り上げ10位なのですが
アロンソのマクラーレンをヒュルケン_ルノーが凌駕したという事は、
マクラーレンよりもルノーの方が、車体としては良好と言えます
事前情報で、ルノーとホンダの差は約0.3秒と云われておりましたので

アロンソ、ヒュルケンの差が0.1秒、リカルドとの差が0.7秒とすると
ルノーとホンダの差は、ほぼ無く、
マクラーレンとルノーの差も、ほぼ無く
RBRとマクラーレンとの差は約0.7秒あるという事でしょうか?
まぁアンチホンダの方に云わせれば、マクが優秀って事らしいですが

あんまり見た目的には変わらないですがね
まぁ、パーマーとバンドーンは比較しても・・・

ラップチャート

繰り越しタイヤ

タイヤデータ

タイヤ履歴
繰り越しタイヤの状態から、TOP4台が1STOPなのは、明白なのです
本来ならSSタイヤを温存したRBRが変則を仕掛けてくるかと思いきや
事故で無くなってしまいました

同士討ちは、もっとも避け無いといけない事ですが、
フェルスタッペンに非があり、ペナルティを受けて、本人も認めているので
そしてアロンソ対サインツJr
マクラーレンのストラテジストは、二流ってのがまた分かります
サインツに押さえられて、安全ギャップが取れない状態なのに、
アンダーカットも、オーバーカット仕掛けられず、同時Pitインさせる結果に
アロンソなので、コース上オーバーテイク出来ましたが
無駄な労力を使う結果になりました
その影響はバンドーンにも発生し、
余分なプレッシャーからか、滑りやすいピットでオーバーシュートし、可能性の有った8位を失いました
モナコ同様に、暑く、ダウンフォースの要るサーキットを苦手にしている銀矢は、失速し
ハミルトンにはダメージリミテッド、最少失点を求められました
この様なサーキットでは、ハミルトンの方に影響が大きく出る感じですが、
レースにおいては、予選で問題の有ったタイヤバランスが改善しており、
前を行くボッタスよりも早く走れていたようです
ですが、銀矢に起こった車との情報交換に問題があり、それが無線まで波及したため
チームが理解出来無かったようです
原因は、サーキット側の光ケーブルの問題だったらしいのですが
途中で解消したようで、情報を明確にして、チームオーダーとして入れ替えを行います
約束として、ハミルトンが跳ね馬を攻略できない場合は、順位を戻すという約束なのですが
過去のハミルトンからすると戻さないとか思っていましたが

最終ラップのほぼ終盤に、交換しました
後日、ハミルトンは、心がそうしたかったと語っております

これは、数ポイント稼ぐよりもボッタスとの関係を重視した判断?だったと思います
チャンピオンシップにおいては、積み重なった1ポイントが重要ですが、
それよりも現状を優先したのでしょう
これは多分、今年よりも来年に繋がる行動だと私は思います
そしてこれは、銀矢に対して、ハミルトンはボッタスとのコンビに問題が無いことを示しています
来年のボッタスの契約を意味します
あとは何年契約なのかが問題です

最終結果です
跳ね馬の1-2なのですが
ここで、タイトルになるのです
チームの公式上は、ドライバー待遇は公平です
ですが、実質ベッテルのチームです

今回ベッテルはステアリングがニュートラルにならない状況になりました
ここもイタリア_モンツァのように、縁石を使ってコーナリングするのがスタンダードです
それがコーナーを早く回る方法であり、それが使えないという事は、コーナーを曲がれない可能性が
発生します
引っかかりを使って曲がるセッティングをしているのに、それを使うなと云うのは、
とても怖い話です

表彰式前にジャッククレアがベッテルに聞いていたことは、
本当に怖い話です

それをやり遂げたベッテルは称賛に値しますが
チームの勝利を考えた場合、ベッテルよりも早く走れたライコネンを先行させた方が、
確実に優勝を得られたと思います
ですが、チームは政治的な判断を含めて、ベッテルのポジションを入れ替えませんでした
ベッテル202p、VSハミルトン188pは14ポイント
跳ね馬318p VS銀矢357pは39ポイント差です
跳ね馬チームは基本的に、公平は無理なチームだと個人的には思っております
勝つために、一人に注力するチームでは
これはシューマッハ時代からある傾向で、その以前は、イマイチ覚えていません
なんせ、走れば壊れる時代でしたので
そして、注力するドライバーには、チームへの忠誠心を求めます
これが欠けていたのがアロンソです
無線では、色々いうベッテルですが
メディアに関しては、チーム忠誠を示していました
アロンソは政治的にメディアを使います
その結果が、ライコネンの招聘につながり、ベッテルの招聘になります
そして、ライコネンよりもベッテルに偏り
ライコネンを優先したアリソンは放出されます
いま、跳ね馬の感心は、ベッテルの残留なのです
まぁ今回のレースで、跳ね馬も現状維持をするでしょう
ベッテルの相方を務めれるのは、要らぬ騒ぎを起こさず、速さも強さもあるライコネンであると
改めて認識できたでしょうし
さて、最後に、マクホンダですが
マクの戦略の下手さで、6&10位と最高でない結果になりましたが
とりあえずW入賞は出来ました
RBRは別格として、ルノーPU勢には、大分追いつけた感じがしてきました
これは、ルノーのアップデートが遅れている結果なのでしょうが
PUの影響が少ないサーキットという条件と
ベッテルの不具合によるTOP勢の遅さからか、
アロンソがFLを獲得しました

この辺を観る限り、ようやく去年並みに戻って来た感じです
でも、新しい形式に変えて、わずか半年で、二年かかったレベルまで戻って来た
トークンというルールが、どれだけ勝者有利なルールだったのか
その結果からマク等のメディアコメントは静かですが
ホンダとトロロッソの噂で、メディアは盛り上がっています
まぁマクラーレンルノーとトロロッソホンダに別れればいいんじゃないですか
そうなるとマクの比較対象は、RBRとワークスルノー(旧トールマン)です
そしてまたPUの責任にするのでしょうね
F1 WISHES YOU HAPPY HOLIDAYS
F1は、あなたの幸せな休みを祈ります
直訳するとこうなりますが
まぁ無理でしょうね
多分この人、また来年も良くないです
さて次は、パワーサーキット、ベルギーGP スパフランコルシャンです
夏休みの三週間、ホンダが何か仕掛けてくるかなぁ
きてほしいなぁ
他のチームへのアピールで、ペナルティ連発で新スペック投入して欲しいです
マクとは決裂で・・・って決裂した後の方が良いのかなぁ
まぁ一切中身は見せなくなる状態ですがね