
今年のF1勢力図は、いまいち分からないので、
別の切り口から書いてみる
まぁ最近の傾向として、某パパイヤは、静かな状況なのですが
そのグループたる、黄黒の記事がやけに多い
中身的には、自分たちは強い?って感じなのですが
まぁリカルドが居るから余計かもしれませんが
物凄く意図的に出されている感じがしています
この手のやり口は、某パパイヤが去年やっていたやり方なのですが
今年は、これをPU供給元でやってる感じです
まぁ供給元が強ければ、同じ物を使っている自分たちも強いと言いたいのでしょう
でも見る限り、そんな感じではないのですが・・・
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ルノー、破綻する五カ年計画…F1を席巻する”Bチーム戦略”に危機感「ハースがF1史を分断した」

五カ年計画によって、再びタイトル争いに加わる事を目指しているルノーF1チームだが、
そのプランは
「Bチーム戦略」の勃興を想定していないシナリオに基づいて描かれおり、
計画そのものが半ば破綻している事を認めている。
フェラーリ=ハースに象徴される事実上のBチーム戦略は今やグリッドを席巻しており、
プライベーターは少ない資本で高効率なチーム運営が可能になる一方、
トップチームは開発面でアドバンテージを得る、いわゆるウィン=ウィンの構図が確立しつつある。
 
“ハース以後”のF1のロールモデル
マネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブールは、
独Auto Motor und Sportのインタビューの中で、
F1はハースの参入によってパラダイムシフトを迎えたとの認識を示し、
今後のF1では、Bチームを持たずして勝利することは困難だと述べた。

「ハースは後戻りすることができない先例を作り出し、
F1の歴史を”ハース以前”と”ハース以後”に分断した。
この状況は永遠に続く可能性がある。
表面的には10チームが存在していても、事実上は4から5チームという状況が生まれつつある」
唯一アメリカに本拠地を置くハースは、フェラーリとの間で緊密な技術提携契約を締結。
レギュレーションで合法とされるエンジン、
ギヤボックス、
サスペンションなどの幅広いパーツをマラネロから購入し、
初参戦した2016年の開幕戦でいきなり入賞。
競争力のあるマシンを作り上げ、ライバルたちを騒然とさせた。
「我々の戦略には、このような状況は想定されていない。
まもなく、Bチームを所有していなければ勝てない時代が到来するだろう。
フェラーリを打ち倒すためにはまずハースを倒さなければならない状況が生まれている。
それは年々難しくなっているし、その結果として賞金やスポンサー獲得も困難になってきている」
Bチーム戦略を推し進めるトップチーム
ルノーは2016年にワークスチームとしてグリッドに舞い戻り、
徐々にリソースを増やしながら、トップチームとのパフォーマンスギャップを縮めてきた。
復帰から3年を経た昨年のコンストラクターズランキングでは、
プライベーター達が渦巻く過酷なミッドフィールド争いを制して4位に浮上。
トップ争い目前まで詰め寄っている。
だが、昨今のF1でのリザルトは、財務基盤と投資額に比例する傾向が強い。
確かにルノーは人材確保を推し進め、
今やエンストンとヴィリーのファクトリーで計1200人のスタッフを抱えているものの、
シルバーアローの本拠地ブラックリーと跳馬の開発拠点マラネロと比べると400人も少ない。
いわゆるビッグ3チームは、
技術・資本・商業と、
レギュレーションに抵触しない範囲内で幅広い領域に渡って提携を進めている。
フェラーリ陣営にはハースに加えてアルファロメオが新たに加わり、
レッドブルは傘下のトロ・ロッソとの関係を設立当初のモデルへとロールバックさせ、
王者メルセデスはレーシングポイントに接近しつつある。
ルノーとしても同様のアライアンスモデルを構築したいところだが、
お見合い相手は現状マクラーレンしか残されていない。
だが、自らの戦歴と歴史に強い自負を持つウォーキングのチームが、
ハースのような立場に甘んじるとは考えにくく、
それはアビテブールも同じように考えている。
「対等な関係だから、どちらか一方が王様となり、もう一方が奴隷となる状況は考えられない。
とは言え、どこかのタイミングでマクラーレンと話し合わなければならなくなると思っている。
ただし、3強チームと同じようなレベルのアライアンスになる事はないだろう」
マクラーレンのザク・ブラウンCEOもまた、
Bチームモデルの成功はF1のあるべき姿ではないと述べ、
否定的なスタンスを表明。
F1の商業権を持つリバティ・メディア社の対策に期待感を示している。
解決策になり得ないバジェットキャップ
そもそもBチーム戦略が成功モデルとなったのは高騰する予算が主な原因だが、
アビテブールは現在議論されているバジェットキャップでは
この問題を解決する事はできず、却ってチーム同士の同盟関係を強化するだけだと主張する。
「資金やリソースが制限された場合は、
片方のチームが空力を、
もう片方のチームがシャシーを担当し、
分業する事になるだろう。
つまり、予算制限は提携関係を強固なものにするだけなのだ」
では、Bチームを持たないが故に”勝てる見込みがなくなりつつある”と考えている当のルノーは、
この状況をどのように解決しようとしているのだろうか?
アビテブールは「分からない」と答え、
このスポーツを管轄するFIA国際自動車連盟が介入する他に解決の方法はないとの認識を示した。
更に「そのようなF1の一部になる事を望んではいない」とも語り、
状況が改善されない場合は、撤退の可能性もあり得る事を仄めかした。
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F1ニュースでもありました様に、ルノーワークスって速いのか?
という疑問があります
二年前までは、個人的にタイトル争いに行けるチームだと思ってましたが・・・
車体の開発リスク回避や、バジェットキャップ推進による人材雇用制限など
そういう方向性に転換した時点で、このチームのタイトル獲得はなくなったと判断しました
予算制限などは仕方ないにしても、車体開発のリスク回避は、やってはいけないと思います
この考えは、PUの開発にも表れており、既に現規格施行から5年になりますが
ブレイクスルーは起こっておりません
その間に、フェラーリがリスクに挑戦し、ブレイクスルーを行った結果
メルセデスPUと互角以上の性能を手に入れました
そして、ホンダも、その兆候が見えており、そのためにテストでは耐久性確認に焦点を向けております
確かに今年のルノーは、走行距離が三位となってますが
約二週間のテストの中で、五種類のPU仕様を試しているそうです
このテストの時点で、多岐にわたる仕様確認を行うということは、結局何がベストであり
今シーズンにおける、仕様の確立、シーズン中の開発プランに疑問が発生します
このような対応は、某パパイヤにも影響を与え、アタック直後に停止したり、ピット出口の
停止などが発生しています
まぁ某パパイヤは、燃料ギリギリのパフォーマンスランの結果だと思っておりますが
実際、ルノーにとってマクラーレンは、どうでもいいのかもしれません
車のパフォーマンスが高ければライバルになるのですから
Bチームの問題を指摘していますが、個人的には、この辺は特に問題無いと思ってます
結局、単体チームの性能が突出すれば、いくらBチームが居ようと関係ないのです
関係するとすれば、チームの実力が均等化した場合のみです
現状においてBチームの役割は、Aチームのリスク回避
例えは、バージョンアップPUの先行トライや、仕様違いの空力開発ですね
去年のオコンとフェルスタッペンの事故で疑念が生じた、Bチームによる妨害行為は
今後も発生すれば、罰則も含めた対象になるでしょう
そんなリスクは、負う必要は何処にもないのです
なので、Bチームリスクというのは、現時点では問題ではないです
仮にルノーが問題と思うのであれば、それは先見の目が無かったことです
それこそ、そうそうにザウバーなどにアプローチするべきだったのですが
失敗しました
そして予算の問題、リソースの問題から、PU供給を渋った結果
流れは、不利に働いて行ったのです
そう、予算です
ルノーが、最大に問題にしないといけないのは、ここです
チーム間による共有化でのコスト削減も出来ず
新人をBチームに送り込み、スポンサーを得ることも出来ず
親会社からの資金増強もない
さらに、エンジン部門と車体部門が同一という足かせも存在します
この辺は、カルロスゴーンの事件の影響もあり
ルノー本社自体の資金の問題も出てきます
これが分かっている段階で、年ごとに車体、もしくはPUに開発リスクを負わすべきだったのです
本来なら、去年車体リスクを負い、今年PUリスクを負うのが良かったと思っておりますが
去年PUリスクとしてスペックCをリリースしましたが、結局本当にリスクとなり
今年再度やり直しになりました
一昨年にレッドブルと袂を分つ宣言をしたのであれば、同じPUで比較できるチャンスに
車体をトライするべきだったと思うのです
その間に、スペックCの開発時間を掛けるべきだったと
現在のルノーは表面上、良くなって見えてます
しかし、それが本当なのか、今後も上昇するのか、
夏休みまで観察は必要かもしれませんが、
余程、予算的なブレイクスルーがなければ、去年同様にジリ貧になるかもしれません
そのジリ貧は、某パパイヤにも影響が出ってきます
そして、それが続けば、ルノーの撤退になり
某パパイヤは、PUを失います
最小供給先は、ホンダです
仮にホンダが供給したとして、同等なものを出すのか

フェラーリは、あり得ないとして
メルセデスが、供給先をスワップして供給するのか
その時点で、Bチームを目指しているチームがスワップ出来る状況にあるのか
この辺も気になるところですね
ちょっと深読みかもしれませんが
ルノーの動向が、色々波乱を呼びそうです