今年のはじめ、RAW現像のパフォーマンスを上げたくてM.2 SSDを導入しました。
OSの領域はSATAのSSDで十分なのですが、写真データとなるRAWファイルを置く場所をSATA SSDからM.2 SSDへ保管するという利用。
そうすることによって、SDカードやXQDカード、CFexpressカードからPC側への書き込みが速くなる上、現像ソフトからの読み出しも速くなるというメリットがあります。
ある程度のRAWファイルが蓄積されたら最終的にはバックアップ用のHDDへ保管するという自身の運用方法になります。
ちなみにM.2 SSDとSATA SSDの転送速度は以下のようになります。
・SATA SSD → 理論値600MB/s(SATA 3.0)
・M.2 SSD → 理論値32GB/s(PCIe3.0✕4/NVMe)
当然ながらPC本体側やSSD側もそれに対応してなければ理論値には届かないことをご理解ください。
うちではどちらの接続もUSB3.1 Gen2(USB Type-C)になるので転送速度の理論値は1,250MB/sでの運用となります。
大切なデータを管理する上で選択するSSDメーカーとなると、自分はクルーシャル(Crucial)の製品を選んでおります。
価格が比較的に安いというのもありますが、こちらのメーカーはビジネスモデルのPCに組み込まれるSSDとしてメジャーなメーカーとなり、信頼性もあるからです。
購入したのもビジネスモデルの5年保証付き。
OSやキャッシュとして使う領域は壊れても修復はどうにかなりますが、RAWデータが消えてしまってはどうすることも出来ません・・・
でも今回、とんでもないことが起きてしまいました。
使用2ヶ月にしてこのクルーシャル製のM.2 SSDが突然死してしまったのです。
BIOS上にもM.2 SSDデバイスが一切表示されません。
障害切り分けをしても全くこのM.2 SSDは反応してくれません。
その上で、このM.2 SSDには今年撮った写真全てが入っておりました。
ええ・・・
苦労して撮ってきた釧路タンチョウや風景の写真全てが無かったことにされてしまいました・・・
唯一は現像済みのJPGファイルが別のSSDに残っただけ。
これまでOS以外でSSDのトラブルは経験してなかったので自身の利用方法が甘かったですね。
やはりデータ領域は少なくともRAID1(ミラー)にしておくべきでした。
データ復旧サービスを利用すればもしかしたら復旧できるかもしれませんが、そのためにン十万とかン百万とかの費用は出せませんし・・・
残すべきデータはやっぱり、一時的でも安全な環境へ保存することが大事ですね。
これまで、そういった方法をとっておりましたが、近年はRAWデータが大きくなってしまった為にズボラになってしまいました。
これで来年、また釧路へ赴く理由が更に大きくなりました。
ブログ一覧 |
IT | 日記
Posted at
2022/03/17 07:18:18