車と同じく、時々発作が起きる時計熱。
うっかり買ってしまわないように、物欲を吐露して冷静になるように書き出そう。
今回の発作のきっかけとなった一品。
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モーリスラクロア アイコンオートマティック
この質感、エッジの効いたデザインは、ひと目で惚れました。ケースと文字盤はロイヤルオークをモチーフにしたかのような特徴ですね。それでいて、驚きのコスパ。この「手が届く感」が今回の発作の始まりでした。
一度スイッチが入ると、買うための言い訳を考え始めます。
・革ベルトの気に入った時計を持ってないから、1本くらいは・・・
・冠婚葬祭には、革ベルトのシンプルなものが必要では・・・
・普段使いと違う、気分を変える一張羅を持っててもいいのでは・・・
・昔思い切って買ったオメガも、今となってはレディースかと思うサイズ感だし・・
なんて事を考えながらネットで物色してる内に、徐々に方向性が見えてきました。
と同時に、頭から離れなくなったモデルが沢山。。。
グランドセイコー 手巻きメカニカル
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磨きの技術が成せる金属の輝きを初めとした、とにかく美しい輝きが評判のグランドセイコー。その中でも、手巻きのために薄型を実現したケース、残量計とスモール秒針を纏いながら、日付を廃したデザインバランスに惚れました。2019年モデルとのこと。また、量販店には出ない、マスターショップ専用モデルとのこと。
実物を手にしてみると、薄く、軽いのに凄い存在感。これは欲しい!
グランドセイコー 限定品 手巻きスプリングドライブ
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これはすでに完売で実物を見ることはできませんでしたが、まず男心をくすぐる「スプリングドライブ」で「手巻き」というスペックだけでもため息ものです。
スプリングドライブの秒針の動き、なぜか腕時計では珍しいスイープ運針。機械式ハイビートの動きとも別次元な滑らかさ。このグランドセイコーだけの特徴を持ったメカニズムに加えて、文字盤のサンレイ加工の美しさに目を奪われます。
一度見てみたかったなぁ。
オメガ シーマスター
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シーマスターと言っても、様々な意匠のモデルがあります。その中で、この3針で波のような文字版を持つモデルは、シンプルながらも非常に立体感があり、美しい逸品でした。ただ、基本がスポーツモデルだけに、たとえカラーを白や黒にしたとしても、時針の形状などはフォーマルには向いてないかもしれません。
ジャガールクルト マスターウルトラスリム
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腕時計のハイブランドといえばロレックス、オメガ、カルティエあたりが、最もメジャーでしょうか。それが時計にハマると初めて見えてくる本当の高級時計ブランドが、パテックフィリップやブレゲ、ジラールペルゴでしょう。
ジャガールクルトはそれらに勝るとも劣らない、自作ムーブメントで勝負する、歴史ある高品質メーカー(マニュファクチュール)ですね。そこが「薄さ」で世界を驚愕させたというドレスウォッチです。実物は、確かに薄い。でもスカーゲンなんかと違う美しさがあります。「シーン」と静まり返った日本庭園のような、厳かな雰囲気を醸してるのです。シャツの袖に何の抵抗もなく隠れるスリムさでありながら、ひとたび姿を現せば、只者ではない美貌で見るものを圧倒するのでしょう。
安くはありませんが、ロレックスを選ぶのとは対極にあるような価値観で、同じくらいの価格帯のこだわりの逸品を選んだ、というだけで、天邪鬼は大満足しそうです。
IWC ポートフィノ
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シンプルでありながら、どこを取ってもスキが無い、という点では迷う必要も無いくらいの定番かもしれません。文字盤やインデックス、針の細さが、いかにも繊細な高級感をアピールしているようですが、非常に視認性は良いですね。道具としても、アクセサリーとしても大変完成されていると思いました。
ゼニス エリート ウルトラシン
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売り場で初めて見た商品。くさび状のインデックスの立体感がとてもエグく、文句なしにカッコよい。すっかり高級なブランドになってしまいましたね。それに伴い、だんだん派手になってきた印象があったゼニスですが、このモデルは上品さとエグさの際どい狭間をしっかり狙ってて、とても魅力的でした。
ボールウォッチ トレインマスター
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夜間の視認性のため、全モデルに自発光する「マイクロガスライト」を文字盤や針に使っている、というのが特徴のブランド。元々はアメリカの鉄道用に正確で頑丈な腕時計を作っていた、という歴史があるメーカーらしいです。メジャーな商品では、その「頑丈」という点が強調されたモデルが多いのですが、このトレインマスターは、フォーマルにも使えそうな意匠ながら、しっかりマイクロガスライトを使用している点に惹かれます。ただ、正規輸入されてないモデルらしく、現物を見ることはできないのが残念です。
ティソ ジェントルマン
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/055/622/419/a04b8b5049.jpg?ct=49dc2ff43830)
これは実物を見て見直した一本です。ティソは歴史あるブランドですが、バナナウォッチとか、スポーツに特化したモデルが目立ってた印象でした。真面目なモデルは、なんとなく垢抜けない感じで、価格なりの質感だと思ってましたが、このモデルは随分グレードアップしてました。サイズ感、金属の質感も文句なく、10万円を切る価格とは思えない輝きがありました。これは良いものを見つけた!
とまぁ、これくらい発作が激しいわけです。
この状態が半年続いたら、もう買うしかないと思いますが、今はグッと我慢。クルマだ時計だギターだと、煩悩にまみれた思考回路が、仕事への意欲を高めてるのだ、と威張りたい所ですが、残念ながら自分へのご褒美をあげられる程の成果が出てませんので、大人しくウインドショッピングを楽しむ事にします。
Posted at 2020/10/09 01:43:10 | |
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