大変ご無沙汰しております。
この4月から仕事の関係で島根県に赴任しました。まずは単身生活です。
この移動に際し、車をどうするか悩みましたが、売るにしても手元に置いておかないと売れないため、
とりあえずレンジローバーとスマートを除いて持って行くことにしました。何度か往復して自走して持って行きました。大変な労力でした(笑)。家探しも車を複数台置けることを前提として行い、運良く4-5台置ける家を見つけました。
この移動に際して逸話がございます。
W220 S600LはE66が来てからは持て余しておりましたので、移動の前に売却することを決意し、ヤフオクに出品しました。すぐに購入希望者が現れ、試乗して乗って帰られました。----とここまでは良かったのですが、
数時間後に電話が入り、帰路でエンジン不調になったと。戻ってこられ乗ってみると、特に不調は感じません。
が、途中で確かにおかしくなったということなので、購入金額は全てお返しし、売却を振り出しに戻しました。
この個体、以前から時にエンジンチェックランプが点灯し、プラグ総取り替えやボルテージコンバータの新品交換で、その都度直っていたのですが、相変わらずエンジンチェックランプが点灯することがあり、今回もイグニッションコイルの不調が疑われました。どうもエンジンべた踏み時に発症するようで、私の運転では中々発症しません。が、しかし、このままでは売ることも出来ず、きちんと直すことを決意。
疑わしかった左イグニッションコイルを新品交換したところ、見事に完調となりました。やはりイグニッションコイルの不調がずっとベースにあったのです。こんなことなら、最初からやっておくべきでした。
そして、完調となったS600Lがこれほど気持ち良いとは驚きでした。アクセルが重めなのは相変わらずですが、踏み出してからのアクセル開度とトルクの付きが非常に気持ち良くリンクし、絶妙の味付けです。ここにV12独特の音とシルキー感が調和して見事な音色を奏でます。これはすごい。
E66に比べ明らかに重めのしっとりとしたステアリングフィールと、しっかり、かつマッタリしたサスセッティングは、驚くべき事にX300 DD6にどこか似た感覚です。違いは、最終的に踏み込んだときのパワー感には天と地の差があることですが、中速までのトロトロ的雰囲気は実は凄く似ている。完調のS600Lがこのような車だったとは。迂闊でした。完調ではないのに、色々と論評していたとは。逆に、世に出ているS600Lがどれぐらいの割合で完調を保っているのだろうかと疑問視してしまいます。このブログでもS600Lの乗り味をさんざん話題にしてきましたが、すべて取り消します。イグニッションコイルを変えた途端に激変です。というわけで、現在ではS600Lを売るつもりがなくなってしまいました。単身生活は費用もかさみ、これを機会に台数を一気に減らすつもりが、やれやれです。
センティナリーもどうしようかと悩みますが、この姿を見ると売る気になれないのです。
まだまだ逸話がありますので、徐々にご報告してゆきます。
Posted at 2014/07/08 19:19:10 | |
トラックバック(0) | 日記