どもども!( ´ ▽ ` )ノ
ベロたんです。
さ、思ったより一日目の内容が盛りだくさんになったので、急遽タイトルを変更して前後編に分けた、先週末のダム巡り日記の後編をお送りします。
それでは!
後半参りましょう!後半しゅっぱ~つ!!
ヽ(・∀・)ノ←
さて、いよいよ15日の朝です。
朝食はバイキングが料金にあったのですが、7時には出発して、8時の集合までにきちんと集合場所である小谷村役場に到着しておきたかったので、前日にコンビニで買ったおにぎりなどをほおばり早々にホテルを出発!
外に出るといい天気だし、相変わらずすごいホテル!
(*゚∀゚)=3←
さ!
しゅっぱーつ!!
ヽ(・∀・)ノ
はい、着きました(・о・)←
ここが集合場所の…小谷村役場?
もう7時半とかなのにそんなにそれらしい感じがしないのでドキドキしますが、よく見ると数台停まっている周りの車は県外ナンバーばかりで、たぶんここでよい。そのうち皆くるでしょう。
ご一緒するSUJUNさんは、14日は休みではないので、仕事終わりで福島を出発し、小谷村より小一時間北側の糸魚川市に前泊しておられるとのこと。
早く来ないかな~と思っていると、職員さんたちが出てきたのでご挨拶。
「連れがまだです」っていうと、そうですか。と、受付が始まる感じでもなかったので、トイレを借りて出てくると、見覚えのある人が!
yfxさんや!
(*゚∀゚)=3
過去、美和・小渋・松川のバイパストンネルツアーや、長野のスタンプラリーとかでご一緒したりしたので、ブログにも登場した東京にお住いのダンディです。
お撮りになる写真もすばらしくかっこよく、ホントに素敵な人。今回もご一緒できるのね!
ご挨拶して談笑していると、SUJUNさん到着!
一気にテンションが上がってきたわよ!!
おおまぴょん万歳!
゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚←関係ない
受付で立派な厚さの資料をいただいて、マイクロバスに乗り込み、いよいよツアーがスタート!!
今日のツアー内容はこのようになっています。
小谷村役場→栂池沢第3号砂防堰堤→北湯原沢砂防堰堤→湯原沢砂防堰堤→常蔵沢砂防堰堤→濁沢砂防堰堤→道の駅おたり(昼食)→ガン沢砂防堰堤→浦川第8号砂防堰堤→大草連砂防堰堤→耳尾沢砂防堰堤群→門前沢布団籠→南黒川沢砂防堰堤→滝の沢砂防堰堤→小谷村役場
…盛りだくさんすぎない?( ・ε・)
一応、16時半までの予定ですが、たぶん「押す」でしょこれ。
明らかに…
ではしゅっぱ~つ!
( ´ ▽ ` )ノ
はい、まずはここです。
栂池沢第3号砂防堰堤
え~っと、まずは「つがいけ」と読みます
きれいだなあと思ったら、令和3年10月に竣工した、まだ新しい「透過型・鋼製スリット3連格子枠」の砂防ダムで、高さ14.5m、長さは178mあり、一般的な「ダム」に比べるともちろんサイズは小さいのですが、砂防ダムとしてはなかなかの大きさ!
そもそも、砂防ダムって何?( ・ε・)
土石流など上流から襲ってくる土砂を受け止め、たまった土砂を少しずつ流すことで、下流に流れる土砂の量を調節する施設です。
ずばり、せき止める「堰堤」なので、「ダム」って呼ばれるんだけど、河川法では堤体の高さが15mを超えるものを「ダム」って呼ぶので、正確にはダムではないのかな。
んで、土砂が砂防堰堤にたまることで川の勾配が緩やかになり、川底や河岸が削られていくのを防ぐとともに、勢いのある土石流の破壊力を弱めます。また、両岸の山すそを固定し、山の斜面の崩れを防ぐ働きもあるそうです。
んで、この砂防ダムは真ん中がスリット+格子になって開いてるでしょ?
※矢印のところにハチの巣がありましたw
スリットなどがない不透過型堰堤が土砂をとらえて堆積させることで土砂の流れを調節するのに対して、スリットや格子になっている透過型堰堤は、土砂や流木のみをとらえる仕組みなのね。
最近はこの透過型が増えているそうです。不透過型よりもメンテナンスが楽なのかな?
それにしても大きい!
かっこいい!
(*゚∀゚)=3
しょっぱなから大きくてきれいな砂防ダムに超近寄って見学できるので、いきなり参加者のテンションはマックスに。
※ 向かって右がダイエットでスリムになったワシです(ピークから16㎏減)
※2 この写真、よく見たら後から行く大草連での写真でしたw
みんな抑えて!この後長丁場よ!←
では、次にまいりましょう。
このツアーは、近くまでマイクロバスで行って少し歩いて…を繰り返す構成となっています。
そして、当然に砂防堰堤は険しいところ中心にあるため、道は狭く、折り返しが超急な場所が多く、運転手さんは超絶テクの持ち主で、本来バスで入っていくような場所じゃない道を軽々とクリアしていってくれます。
すごい!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
さて、次は北湯原沢砂防堰堤です
ここは、すぐ近くまではバスで行けないので、少し離れた場所から歩きます。
このきれいなコンクリートの道がでっかい流木などでふさがれており、ワクワクしますw←
しばらく歩くと…天端に到着!
高所恐怖症の人はドキドキ!
※わしは結構平気です
こちらも先ほどと同じく、令和3年10月に竣工した、まだ新しい「透過型・鋼製スリット格子枠」の砂防ダムで、高さは11.5m、長さは56mと、先ほどよりは小ぶりとなっています。
しかし、ここは現渓床勾配1/2という急こう配の場所にあり、また、渓床部に軟弱な層があるために地盤改良工法を施したなかなかの難工事の場所の様子…
だいぶ切り立った丘に挟まれてるでしょ?
上流側のがけもモルタルで固めているけど、だいぶ崩れていましたね。
ここは堤体の上をぎりぎりまで行けるのが良かったな
さ、ではサクサクと次に行きましょう
はいこちら( ´ ▽ ` )ノ
ここは湯原沢砂防堰堤。
すぐ下側に国道148号がありますが、平成7年の豪雨時に国道が壊滅させられたことにより、ほど近い先ほどの堰堤同様に、国道を守っている場所にあります。
先の2つに比べると年季が入っているかんじですが、平成9年の竣工の透過型・コンクリートスリット砂防堰堤で、高さ14m、長さは106mです。
コンクリート製のスリットダムは平常時の無害な土砂は堆積させず、速やかな流れを作っているみたい
横の壁もいい感じに年季が入っていてカッコよかった
下流の国道から見上げたダムからの流れ
これ、なんていうのかななんか名前があったような…←
はい、次行きます。
ここまで来て気が付きましたが、今回おふざけ少な目なのかも。
珍しくまじめなブログとなっていますが、記憶はあいまいなので、情報の正確性は話半分で聞いてください←
ここは、常蔵沢砂防堰堤です
ここは、先ほども出た平成7年の豪雨でここにあった大糸線が破壊されたので整備された透過型の鋼製スリット砂防堰堤と不透過型のコンクリート堰堤、そして流末処理工と大糸線のスノーシェッド上を落下する流路で構成された複合砂防設備ですが、すみません、写真では肝心の砂防はちゃんと写ってなかった…
とくに大糸線の軌道横断部はBOXカルバートというコンクリート構造物によって保護されてその上にU字型の流路があるという珍しい構造なのだそう。
…じつは、かつてよりワシのブログで大活躍していたストーカーズームのカメラが、ここで息を引き取っていて、対岸からしか眺められないこの堰堤をズームできなかったのが悔やまれます…
さ、次は午前中ラストなのだけど、ワシはすでに膀胱タンクは満タンとなっています。
もとからトイレ近男なのですが、みんなは大丈夫だったのかしら…
このあともなかなかの飽和水量というか、サーチャージ水位というか、ぶっちゃけ休憩がお昼しかなくて大変だったのですが。
(;ω;)
はいここは濁沢砂防堰堤です。
ここはなんか見栄えが違うでしょ?
コンクリート堰堤に必要な地盤支持力が得られないので軽量な鋼製枠の堰堤となったそうで、鉄骨を組み立てて石積みをしてある!
ここで、ズームができなかったのが悔やまれますが、格子の間に石がきれいに均等に敷き詰められています。これぞ職人技!
ちなみに、濁沢というだけあって、ここの水は常に濁っていて、澄むことはないそうです。
さてここでお昼休憩の時間となったので、おなかすいたよりも膀胱いっぱいなワシ&SUJUNさんは一安心←
道の駅おたりでお昼をいただきました。
んで、このツアーも旅行支援の対象となっていたので、いただいたクーポンでの買い物チャンス!
しかし、休憩時間は意外と短いので、あまり悩んでいる暇はなく、そうだ!ここも寒暖差が激しい地域だから、おいしいお米ができるはず!と思い、お米3kgを買いました。
…でもね、みんな知ってた?3kgって、重さのことなのよね
( ・ε・)←何言ってる
ツアー中なのにお米3kg買うのは、バスに置きっぱなしにできるとはいえ、ちょっとどうなのかなと思いますので、みんなは気を付けて!←
はい、午後は、個人的には一番興味深かったガン沢砂防堰堤からのスタートです。
この写真だと、比較対象がないので大きさがわかりにくいですが…
令和2年竣工の透過型・鋼製枠スクリーン砂防堰堤で、高さ11.5m、長さ81mあります
ガン沢は急峻で谷幅が広く、軟弱な崩積土層が厚く堆積しているため、コンクリートより軽量な鋼製スリットを幅広くとることにしたそう。
しかし、特徴的なのはその色!
赤いことに施工的な意味はないようで、もしかして「映え」狙いで色が決められたのではないかというお話。まあ、色があった方が傷んでいる箇所とかもわかりやすいようですが、赤い必要はなく…
でもこのひさし状になっているところなど、ほかには見ない構造。
たしか、乗り越える流木などを堤体から離れた位置に落とすための工夫と聞いた気がします。
久しぶりに提体に近寄れるのもあり、みんな写真撮りまくり、ふれまくり、ラクリマクリスティです←
かっこいい!!
゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
すみません、明らかに他とテンション違ってw←
そして、ここからの移動の際に、例のドライバーさんの超絶テクが発揮。
この先、スイッチバックが必要ですが、折り返しができないので、この細細&上り坂をバックのまま戻っていきます
すごい!
(*゚∀゚)=3
んで、乗り込んで移動する際には、なんと、細細&うねうね道の先で、巨大なダンプと鉢合わせ!
まったくすれ違い不可の場所で、さすがのドライバーさんも「うわー!!」って声が出ましたが、なんとダンプが!鬼バックして!道を譲ってくれました!!
( ゚□゚)
とにかくクレイジーなことばかりおきます←おい
お次は遠くから眺める浦川第8号砂防堰堤です
ここは、日本三大崩れのひとつ、稗田山(ひえだやま)大崩落の跡を後ろに構えている堰堤です。
ここは、このツアー唯一の国土交通省管轄の砂防堰堤で、現在、その下流側に第9号砂防堰堤の工事中ということもあって、下流側の橋からの見学となりました。
みんな、稗田山大崩落については、興味持って検索してみて!
すごいから…
では、移動します…(・c_・`)←
はい、ここは大草連砂防堰堤です。
平成30年竣工の透過型・鋼製格子枠砂防堰堤で、高さは14.5m、長さは71m
大草連(おおぞうれ)はもともと断層のズレや地滑りの地形を示す言葉だそう。
そういうのが地名になっていて、危険を示すサインにもなっているのって聞きますね。
ここも近寄れるので、マニアはべったりくっついてあおり写真を撮ったりしますよね
ええ、そういうものです。←
このあたりでは、またそろそろ膀胱もいっぱいなのと、移動が多くてちょっとおなかいっぱいになってきているのもあり、写真も少なめにw
はいお次!!( ´ ▽ ` )ノ
ここは…耳尾沢砂防堰堤群
群って言っても、見えるのは最下流のこの堰堤のみですが、この上流に多くの堰堤があるそうです。
ここの特徴は、後年になってかさ上げ工事で見栄えが変わっていったものの、もともとは昭和19年に作られた「石積み」の堰堤であったということ。
堰堤の下部はそういえばコンクリートじゃなく、石が詰まれてできています。
これも、これほどきれいに、かつ長年原形をとどめているのはさすがの職人技で、現在これほどの技術は難しいようです。
あまり近寄れないけど、石積みマニア垂涎の施設かも
んで、この後寄ったのは門前沢布団籠流路工…
砂防自体ではなく、目の前で「布団籠」でできた流路工がみられるからとのこと。
この、金網で囲った石のつくりの「布団籠」の流路工で伏流をつくり、川底が削り取られないようにしているそうです。
この工法は古墳時代当時から日本に伝わる伝統的な工法で、各所で見られるものです。
ああトイレトイレ…(;・ω・)
次行きます←
ここは南黒川沢砂防堰堤です
小谷村では珍しい半透過型の鋼枠格子砂防堰堤で、平成24年竣工、高さ11.5m、長さ67.0mです
すみません、ここ、あんまり記憶がない…
もうおしっこしたくて…←
では、ラストの砂防へ!!
滝の沢砂防堰堤です!
令和4年1月竣工!新しいです。
写真では見えないけど、リングネットが張られた透過型の砂防堰堤、地盤の動きに追従できる鋼製枠砂防堰堤がこの堤体のすぐ向こうにあり、この堤体は鋼製スリット格子砂防堰堤となっています。
ここでもズームができないのが痛い…
(;ω;)
さて、ここでツアーは終了なのです。
じつは、ラスト4つ目くらいの時に、SUJUNさんが、途中、「このツアーではいかないけど」と紹介された「スーパー暗渠の堰堤を見たいな~」って言っていたので、検索してみたところ、なんと翌日の16日日曜日にそのツアーが開催日でした。
しかも、人気のツアーなのに、キャンセルが出たのか、空席4あり!
ヽ(・∀・)ノ
さっそくSUJUNさんに焚きつけますが、興味津々ながら、やはりこの盛りだくさんツアーでおなかいっぱいだから、さすがに2日連続は…とのこと。
そうね。もう行かないだろうから…とSNSに「明日のツアー、空席あり!チャンスよ!」ってアップしたところ、奇跡が起こります。
なんと、前回ワシと長島ダム見学にご一緒した世界の丸山ダムマイスター、よっしーさんから、(そんな情報聞くと)「行きたくなっちゃう!」って返信が!!
( ☆∀☆)
じつは、今回、よっしーさんをお誘いすることも考えたのですが、よっしーさんは結構体力がないというのをよくうかがっていたのもあり、たくさん歩くであろうこのツアーは厳しいだろうなあと思っていたのですが…
SUJUNさんにこのよっしーさんのことを伝えると、「来ちゃいなよ!」とあおり返信をしており…
そのようなあおりには案の定、よっしーさんから「SUJUNさんいるなら行く」と返信が…
SUJUNさん、もともと日曜日どうしようかなって言っていたこともあり、だいぶお疲れなれど、主催の伊藤さんに「明日、空席あるって見ましたけど、7日前までの予約ってことだから、今言ってもダメですよね」って聞いてみると…
「いや、いいですよ!」とのお返事!
Σ(´□` )
結局、2日連続での新旧砂防ダムツアーに急遽参加決定となりました!
…いえ、ワシはこの後直帰しましたがw
(・´з`・)←
しかし、今回のツアー、ホントに盛りだくさんで、しっかり練って、しっかり準備してくださった、また専門知識を程よく織り込んで、マニアから一般の人(?)まで満喫できる素晴らしいツアーでありました!
人気の理由がわかるってもんよ!
主催の皆様、ありがとうございました!
(・´ω`・)
そして、同行できたSUJUNさん、yfxさん、名前も知らない皆さんw、ほんとにたのしかったです、ありがとうございました!
゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
このあと、休憩もそこそこにぶっ飛ばして9時頃には帰宅しました。
嫁は、行きたかったなと言っているので、また状況がよくなったら、行こうね。
さ!
相変わらず、最後は文章だけになったけど、これで今回のレポはおしまい!
次は数年振りに開催される10月30日の佐久間ダム竜神まつりかな?
堤体ツアーもあるので、興味ある方は是非!
では股!!(*>∇<)ノ