廃車体２５号　スズキフロンテ７１

３月下旬兵庫県中東部の国道を走っていると建物と建物の間に一瞬廃車体のようなものがあるのを発見。

引き返してみると間違いなく廃車体だった。




この車種は以前に別の個体をアップしたことがあるが、３６０軽の中では最も好きで、空冷だがしばらく乗っていたこともあり外せない。



☆　廃車体２５号　スズキフロンテ７１　ＧＬ－Ｗ　１９７０～７３年

　　水冷直列３気筒　３５６ｃｃ　３キャブ　３４ｐｓ/６０００ｒｐｍ

　　空冷に比べて音がすごく静かになっていたし、低速トルクが段違いにあった。

　　空冷に限って言うと、３速で９０㎞出せたし、４速ではホンダＮ３６０よりは速かったと思う。

　　この前の丸い形のモデル（ＬＣ１０型）は、イタリアでの高速テスト（太陽の道）では、
　　７５０㎞の距離を平均時速１２２ｋｍ以上で走り切ったそうなので、３６０の軽としては
　　驚異的な性能を持っていたと思われる。

　　ただ、私のはタイヤがバイアスだったので、怖くてそんなにスピードは出していない。

　　水冷のこのモデルは、ちょい乗りしただけであまり記憶には残っていない。

　　この当時のキャリートラックにも乗っていたが、これもトルクが有って乗りやすかった。

　　ただ、燃費は全くよくなく、確か１０ｋｍ/ℓ余り。

　　当時はガソリンが安くてよかったが、オイルショックで３倍になるとさすがにつらいものがあった。

　　これはもう一度乗りたい車。




　　外見はそれほどひどくないが床が抜けていて室内は草ぼうぼう。

　　笹も生えている。

　　Ｂレベルの車体　　　　　推定放置期間３０年

　　再生は困難。