もう一昨日のこと、日曜日。
起きたらピーカンの清々しい好天。
何かしようかと思ったが、決められないまま朝を過ごした。
9時ころになってようやく走ろうと決め、どこに行くか?
以前行けなかった酷道425号の東側下北山村の169号から尾鷲までと決めて早速出かけた。
まず近畿道に乗り入り道の駅「吉野路黒滝」をナビにセット。
途中変なところで高速を下ろされどこを走ったかよくわからないまま、ようやく309号に。
途中地図には峠としては乗っていないが名前が分からない峠を通過。
一応トンネルはあったが旧道が走れそうなのでそちらに入る。
☆ 下市町広橋の峠(旧道) 202峠目。 国道309号 奈良県下市町 標高471m(ナビ)
結構きつくて峠らしい峠。
2車線で通行量は多い。
頂上に人家がある
B級峠 ☆☆☆ ★ お勧め度3
下ってすぐに道の駅に着いたが、ナビ目的地セットだけに利用したのでパス。
更に走る。
すぐにトンネルが、新笠木トンネル。
しかし、トンネルには入らず右折して旧道に。
この旧道が結構厳しい。
狭い、落石落木あり、木で覆われて暗いし、枝も道に飛び出している。
ゆっくり走ってようやく笠木トンネルまで。
このトンネルがまた怖い。
照明無し、かろうじて出口が見えているので走れるが出口が見えなければ進入するのがためらわれる。
☆ 笠木トンネルの峠 203峠目 国道309号 奈良県下市町⇔五條市⇔天川村
標高732m(ナビ)
結構厳しい曲がりくねりとアップダウン。
ほぼ廃酷道。
旧トンネルのわきにさらに左に入る道があるが、さすがに進入はする気にならない。
A級峠 ☆☆ ★★★ お勧め度4 (廃道酷道マニア向け)
さらに先に進むとまだ上がる。
落石落木多い。
またトンネルが。
天川村の旧川合トンネル。
ここも照明無しで、内部は左右の道際落石かコンクリート片がごろごろしていて危ない。
車だからかろうじて走れるがバイクや徒歩では通りたくない。
☆ 天川村川合トンネルの峠 204峠目 国道309号旧道 標高846m(ナビ)
この道は先ほどの笠木トンネルから続いているが、同じような1,5車線の廃酷道。
対向車はなかったが、あればすれ違いに少し難儀しただろう。
A級峠 ☆☆ ★★★ お勧め度4
このトンネルも無事通過。
少し行くと天川村の中心部に。
そこからが酷道309の本領発揮だった。
進むとすぐに警備員がいて交互通行の指示をしている。
この日は夏休み後半の日曜日で、私は全く知らなかったが「みたらい渓谷」という水遊びのスポットがあり多くの人出があるらしかった。
確かに交互通行しないとすれ違いは難しい道幅。
そんな狭い道の少し広くなっているところは違法駐車(幅員不足)ばかりで走りにくい。
水遊びはしないので早く通り抜けたかったが、なかなか多くの人と車で走りにくい。
左は高い岩のがけ、右はガードレールはあるが川へのがけ。
そろそろ抜けて行こうと思っても結構距離がある。
確かにみたらい渓谷はきれいな水で岩場も多く遊ぶのにはいいところらしいが、水事故に気を付けないといけなさそうな急流と深みがある。
私はこういう川には絶対入りたくはない。
☆ 国道309号 天川村⇔上北山村 行者還り林道 205道路目 約26km
最高地点 行者還りトンネル 標高1104m
ここの西側に駐車場がありここから大峰山に登るらしい。
とにかくこの酷道は凄いとしか言いようのない狭い、路面悪い、曲がりがひどいの3拍子揃った道だ。
前をずっとタクシーが走っていたが、同じ距離で同じ料金ならとても不公平と思える道。
一般の道路の3倍はもらわないと割に合わないと思う。
タクシーは結局行者還りトンネルの手前の大峰山登山口まで行ったが、登山客もマイカーよりはタクシーの方が安心だろう。
A級道路 ☆☆ ★★★★ お勧め度5(酷道マニアは必走)
行者還りトンネルを抜けて上北山村方面は少し道が広い。
後ろからインプとコペンが走ってきたので道を譲り後をついて走ったら、結構なスピードが出せて楽しかった。
さすがにエスティマ一台で爆走は難しいので、後ろについて走らせてもらった。
国道169に出てさて酷道425に入ろうと思ったら、土砂崩れで尾鷲方面通行止めとの看板が。
ここはきっぱり諦めて、大台ケ原に向かう。
一度来たことがあるが、上の方は見晴らしがよく、以前は霧で全く見えなかったが今回は遠くまで見晴らしがよく、とてもいい気分。
頂上でしばし休憩。
☆ 大台ケ原道路 206道路目 駐車場は標高1574m(ナビ) 下界より5~6度涼しい
下側は1,5車線の暗い道だが伯母峰峠を越えた辺りからは2車線のいい道路。
A級道路 ☆☆☆ ★★ お勧め度4 途中からの県道226号小処温泉方面も含む
頂上の駐車場は見晴らしが利かず、良いところまでは山の中を少し歩かないといけなさそうだが、そんな服装も装備もないのでトイレののち直ぐ降りる。
少し降りたところで左に入る狭い道があり、小処温泉方面と書いてあった。
確か以前もこちらを通って降りたと思うが、当時は子供2人乗せていて車酔いして真っ青な顔していたな、なんて思いだした。
もう一度走ってみてもなるほどここは酔う。
結構なカーブがあって、私は運転しているので大丈夫だが、乗せられていれば必ず酔うだろう。
なんとかかんとか169まで出た。
そこからは帰るだけ。
いつも思うが国道169はとても走りやすく気持ちが良い。
途中珍しい、トンネルと橋の両方でできているループがある。
今度はナビもちゃんと最短ルートを指示してくれ、20時過ぎに無事帰着した。
走行距離427km
結構楽しかった。