(
前回のつづき)
初体験が40ウン歳という遅咲きながら、人生初の検察からさらに20日くらいが過ぎ、とうとう請求書が僕に回ってきた。
この支払は振込やコンビニ払いが出来ず
郵便局へ直接払いに行くシステムだった。
IT化における「タッチ決済」なんて、とんでもない
いつの時代もお上は自分に甘く、他人に厳しいものだ。
罰金納付後は実刑待ちとなったわけだが、
僕の場合は免停の前歴がない状態からの「一般道40km超過」で「6点」だったので
30日が基本。
しかし、ここで先方からこんな提案があった。
それは
「11,700円を追加課金」をすることで時短講習が受講できるということ。
これにより 免停期間が30日 → 1日(講習の日だけ) になるという
簡単に説明すると…
K札:「まいど! もう犯罪者なのだから次からは気を付けるんだぞ」
被告:「へい。 勉強させてもらいやした」
K札:「じゃあそんなアナタに、いい話があるで」
被告:「いい話ってなんですか?」
K札:「あと1万ちょっと払う気があれば免停は29日短縮されるよ」
被告:「ほ、ほんとですか!!!!? 払います。 払わせて下さい!」
K札:「だが1日フルにセミナーを受けてもらうよ。 あと、会場毎に指定日がある」
被告:「セミナーの指定日は県内のどこで受講してもよくて、日もバラバラなんですね。それならなんとか都合つけます」
K札:「良かったな」
被告:「はい!ありがとうございます!!!!!」
という仕掛け
「お金をもらって、お礼を言われる」
商売の理想型だ。
こちらとしても既に大金を支払っているので、
追加で11,700円は開いた財布の状態からのスタート。
払うことに抵抗はあれど、払えなくはありません。
甘んじて提案を飲み、受講することを決めた僕。
しかしこの受講日の案内がなかなかこねー ( ゚Д゚)あ?またか?
待ちくたびれて、仕事の予定を作る都合こちらから何曜に開催してるものなのかとか会場に聞いてしまいました。
まさにイベントを待ちきれなくて現地に問い合わせをする参加者状態
そんな日々の中、
遂に神様がK札へ天罰を下しました。
それは
①「地域発&新潟県ぶっちぎり最大の コロナクラスター!」
② 前代未聞の「勤務する警察署員の半数以上が陽性!」
③「警察署閉業!」
④ 護送車で他の地域から集めた有志警察官で臨時営業。
コロナをなめてた人達に、天から怒りの鉄槌がくだされた。
当時はまだ変異株ではない時代。
「気持ちがあれば行動で防げた」頃だ。
持ち込んだ理由は
当時日本でコロナの猛威を振るっていた北海道へ
「空いてるからとわざわざ旅行」に行っての土産感染。
しかもちゃっかりススキノを楽しんでこられた模様。
ノーマスクが当たり前のあの警察署。 自分がルールブックと勘違いしてるわけなので、娑婆でもこのくらいの行動はするわな。
そこからさらに
⑤「発病していた公機」がイオンの周年祭で「子供と触れ合いパトカー体験」をしていたという追い打ち事件発覚、保健所への問い合わせが殺到
しかし当事者は、黙秘のプロである警察。
一切口外しないということで事件の沈下を図る
しかし、
田舎の情報力をなめては困る。
本人とて家族には漏らす
そこから広まる
爆サイによって、噂の角度が完璧に実際とリンク
住民は大体のいきさつが知れ渡っていた。
そんな事件の舌の根も乾かないうちに僕の元へ講習日の案内がきた
警察のおかげで大まん延中。当然 電車には乗りたくねえ! ヽ(`Д´)ノプンプン
当日は朝3時から仕事を行い、
その後父親に会場まで載せていってもらった
講習会場へは当然の如くポールポジション 冷たい雨の中、入口が開くのを待った…
僕のあとからご老人が息子さんと思われる人に引率されて現れた。
(この人も、受けるのかな?)
免許センターの開場時間になり、自動ドアを開けに来たオッサン警察官が第一声
「アナタは!!?」 (゚Д゚)ゴルァ
老人:「この講習です…」 ハガキを見せる
警察 :「違反者ね!」
警察 : 「アナタは!!?」
同じように強い口調で今度は僕に問いかける (# ゚Д゚) ムッカー
僕 : 「おはようございます。 僕も免停違反者講習です」
警察 : 「・・・」 ←シカト
別の警察官 : 「係長言葉遣い q(゚д゚ )ボソ」 ←ええ聞こえましたとも
係長 : 「・・・」 ←やや機嫌を悪くして無言で中に戻る
我々は、あのオッサンに何の用事か聞かれただけで、
彼から次の動きについて教えてもらう事はできなかった
警察はコロナでメンツ丸つぶれ期間でも
我々は確実に「ゴミのように扱われた…」
そんなこんなで別の人によって違反者講習の受付に案内される
会の参加者は
男性7 : 女性4
お金もここで払う仕掛けだった。
講習会が始まると
最初に「運転適性検査のテスト」をさせられた
問題の中に 「警察に捕まるのは運だと思う」 の欄は今回は〇も×もつけなかった
なぜなら、今回の僕は「運」だからだ。
あとの問題はよもや覚えていないがここだけはしっかりと覚えている。
「やった方は覚えていなくても、やられた側は忘れない」
これは いじめっ子といじめられっ子にも当てはまる
その後は
順番に教本にそった交通法規の確認で当てられる
1時間ごとに休憩
休憩の都度、みんながよそよそしかったので
僕は場を和ませた。
隣の若い男性は、レクサスの高級セダンで高速のオービスが光ったという
前にいた若い女性は、スマホ2回と駐禁1回の合わせ技とのこと
これから受講する人にアドバイスがあるとすれば、
地元でなければお昼は買っていった方がいい
車にも乗れないし、思いのほか、会場内は不便だ。
午後からは動画を見て
シュミレーターで操作の反応速度を確認される
最後に実車に乗っての運転再確認。
バイクで捕まったので、ヘルメットや手袋を持って行ったのだが
これまた「警察の都合で4輪車教習になった」 ←よもや意味がない
こっちとら「大型バイクだから御用になった」が前提なのに、 4輪車でシュミレーター → 実車で運転の癖を再確認
意地悪なのか男性はMT車をあてがわれるが、 普段乗ってる足車も機材車もMTなので、ここも僕にとっては「別に…」の部分
順番待ちをしている間、近くにいた女性に何で捕まったのか聞いたら
速度とスマホを別々の日だって
なるほどー
女子はスマホで捕まってんだねー
タクシーをしているという男性は一方通行と交差点関連の合わせ技
ここはイメージ通りだわー
そんな感じで1日の講習が終わり、
最後に一番知りたいこの違反がいつまで「首の皮一枚状態なのかを教えてもらえる」
結論から先にいうと、
「この講習修了日から1年がスタート。1年間は3点しかない」
何もなければ、点数そのものは免許の裏に押された今日の受講済みハンコの1年+翌日に点数は元に戻るとのこと。
捕まったのが9月で 受講が11月下旬(ほぼ12月)だから
実質「免停先刻から 15か月 が2度目はない」の期間という事になる。
一般道での40km違反はバイクだったので
・合計 8万(交通費込み)
・2日の時間
・15か月3点しかない状態
・前科一犯
という内容になった
さあ残り二か月、 無事に過ごしたいものだ
おわり