最近はワインレッドのインフィニティ Q60Sに乗っている社長ですが、新車倉庫の端っこに1967年のW108 250Sをしまっていて、数か月に1回ぐらい出してきて乗っています。
なんでも知人の知人だかの家族が元オーナーが亡くなった後、30年間だかガレージに保管していた物を引き取ってきたとかで、52年前の車にしては随分とキレイです。こちらでは昔のナンバーがあいていれば再度取得することができるので、社長は車内に残っていた新車当時の書類に記載されていたナンバーを再度申請して、オリジナルと同じナンバーが付いています!(プレートは新規に発行した物)
メルセデス・ベンツが正式に「Sクラス」と呼称する1つ前の世代の車。
1965年にそれまでのフィンタール、ドイツ語だとHeckflosseと称するW111/112に変わるモデルとして登場。1972年まで生産され、グッとモダンなW116にバトンタッチ。W116からはなんとなく子供の頃にトミカも持っていたし、路上でも見かけた記憶が薄っすらとありますが、それ以前のモデルに関しては、昔は旧車にあまり興味がなかったせいかもしれませんが、ほぼ記憶にありません。
250SはW108の中でも一番のベースモデル。直6 OHCにゼニスのツインキャブが付いたM108エンジンに4段マニュアル(フロア)、ノンパワステ、ノンエアコン、ノンパワーウィンドウのベーシックモデル。シャシコードW108.012で、74,677台が生産されたようです。
今の基準で見ると樹脂部品が少なさに兎に角感心します。そして車庫入れでちょこっとだけ動かしましたが、運転席に座ったら全長4.8mと現代の基準でも大柄な車体なのに実に視界がいいことに驚きました。ウエストラインの低さや、細いピラー、ヘッドレストのないシートの影響でしょうか!? ボンネットの端からトランクの端まで丸見えで実に車庫入れが楽でした(笑) アシストのないステアリングホイールはもちろん重たいですが、グリップが細く、径が大きいのでそれほど苦労しなさそうです。
微かに先代までのフィンテールの面影が残るリアクォーターパネル。
Posted at 2019/04/10 00:15:36 | |
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