昨日は一日雨だったのですが、せっかく宇治にいるのでということで平等院に行ってきました。平等院鳳凰堂は10円玉の表の絵で有名ですが、僕は併設されている
平等院ミュージアム(2001年完成)が大好きで、その中でも「
雲中供養菩薩」の展示が好きで好きで、30分くらい平気で見てしまいます。
館内は撮影禁止なので写真がありませんが、今回は雲中供養菩薩オンリー本である「平等院 雲中供養菩薩」をミュージアムショップで購入してきましたので、その1ページを。
これがまさに雲中供養菩薩の展示室で、本来鳳凰堂の内壁に飾られていた52体の多種多様な菩薩像のうちの半分ほどが見られます。(鳳凰堂にはレプリカが置かれています。)詳しい説明は僕もよくわからないというか、宗教的な符号や意味論があるというよりも、鳳凰堂中央に座す阿弥陀如来坐像をとりまく飾りと言ったほうがよさそうなんですが、何より1000年前に作られた国宝20余体の立体造形物をほんの数十センチの目と鼻の先に置いて、角度を変えながら嘗め回すように見ることができるという展示のすばらしさに惚れてしまっているのでした。
今回で二度目の訪問で、数年前に来たときに比べ外国観光客の多さが目立ちましたが、みなさん時間がないらしく足早に過ぎて行かれますので待っていれば静かな時間も十分得られます。
ここに来ると「あー仕事がんばんなきゃなあ」という気になるんですよねw
旅行先でまで仕事しなくてはいけなくて嫌だなあと思っていたんですが、平安時代の天才仏師定朝の作品を見て気を引き締めました。
そのあと参道の伊藤久右衛門でお土産を買って出てきたら、中国人らしき一人旅の女の子が傘なしで平等院に向かっていったので、手持ちの傘をあげてしまいました。友達の家にあったビニール傘ですがまあいいでしょうw
戻って仕事をした後、夜は友人の仕事が早く終わったようなので河原町四条で夕飯を。
こんな変わったフロア構成の店「
志る幸」でお弁当。友人は数年にわたる米国赴任から帰国したばかりなんで、弁当に2500円払うと言っても文句を言いません。米国行きの前は食費に金をかけるなんて馬鹿のすること、と思っていたに違いないくらいのケチでしたが「安いね!」と言ってましたw
まったく、米国のバカ高い外食の金銭感覚に慣れすぎです。
白出汁の味噌汁がおいしかったなあ…ほかのお料理も味はかなり良かったです。
少し飲み足りなかったので、二軒目を探して祇園方面へ。
祇園と言っても祇園白川ですが、
こんなところを通って
このあたりの
こんな格子戸を開けると
こんな風になっていて
さらに奥へ進んでいくと
こんな建物があるのでした。
中の写真は撮りませんでしたが、かなりオーセンティックなバーです。
この辺りは店構えは怖くて入りづらいんですが、割とオープンなお店が多いです。一見はんお断り、とかの店もあるんでしょうが、今はあらかじめ調べられるので安心ですね。
このバーは
ザ・コモン・ワン・バー・キョウト というお店です。
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Posted at
2016/04/22 17:33:08