世界中の各カテゴリーで熱戦が展開されてきた2010年のモータースポーツ。
F1では史上最年少のチャンピオンをセバスチャン・ベッテル選手が獲得、WRC(FIA世界ラリー選手権)のタイトルはセバスチャン・ローブ選手が前人未到の7連覇と、二人の“セバスチャン”が大活躍を見せたシーズンでもありました。
2010年のモータースポーツシーズンも終わりに近づき、私の方も取材出張は残すところあと数回。週末の予定も外出ではなく、内勤が続く落ち着いたものに変わりつつあります。
ここ2~3年は一年のうちで100泊ほどホテルを利用する出張の多さでしたが、今年は幾分減少気味。もっとも、それでもざっと数えて80泊くらいはしていると思います。
そんな日々ゆえに、ホテルについては全国各地で利用する機会が多い身上。出張で主に利用するビジネスホテルはもちろん、シティホテルや温泉旅館など、宿泊施設については色々なところを利用してきた経験から、それなりに独自の評価軸を持つに至りました。
●顧客満足度トップ「ザ・リッツ・カールトン」 国内ホテルで5年連続
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MSN産経ニュース 2010年11月19日 16時01分
市場調査会社の
J・D・パワーが「2010年 日本ホテル宿泊客満足度調査」の結果を発表しました。
この調査は日本全国のホテルグループ・チェーン137ブランドを対象として調査したもので、全国の18歳以上の男女32,885人からインターネットで集めた回答を集計したものです。調査項目は「予約」「チェックイン/チェックアウト」「客室」「料飲」「ホテルサービス」「ホテル施設」「料金」という7つの要素であり、総合1,000点満点でランキング化したということです。
調査結果は正規宿泊料金や客室面積をもとに4つに部門を分けて公表されました。その結果は次の通りです。
※J・D・パワー「2010年 日本ホテル宿泊客満足度調査 (pdfファイル)」より引用
■1泊 35,000円以上
1位
ザ・リッツカールトン / 東京、大阪
2位
帝国ホテル / 東京、大阪、上高地
3位
ホテルオークラ / 東京、札幌、神戸、福岡、ほか
このクラスになると、一通りの事項について一定レベルを超えているのは当たり前。その上で高級ホテルとしてのきめ細かいサービスなどが求められます。
私自身は宿泊は
ホテルオークラしか経験がありませんが、上位2つのホテルは料飲施設を利用したことが何度かあります。項目別に見ると「スタッフの礼儀正しさ」や「スタッフの応対・態度」といった点で上位のホテルは高い評価を得ているということですが、自分自身の経験からしても納得できる結果になっています。
■1泊 15,000円 ~ 35,000円未満
1位
ロイヤルパークホテルズ / 東京、横浜、千葉、名古屋、仙台
2位
アソシアホテルズ&リゾーツ / 名古屋、高山、豊橋、静岡、横浜
3位
ルネッサンス・ホテル&リゾート / 札幌、沖縄、鳴門
この中で私が宿泊利用したことがあるのは、
横浜ロイヤルパークホテルと
名古屋マリオットアソシアホテル、あとは
ルネッサンスサッポロホテル。ちなみに
アソシアホテルズ&リゾーツは
JR東海ホテルズ、
ルネッサンス・ホテル&リゾートは世界的ホテルグループである
マリオット・インターナショナル系列にあります。ところが面白いことに
名古屋マリオットアソシアホテルは、その名からもわかるように両方に属しています。
また、実は3位のルネッサンスも
マリオット・インターナショナルのグループですし、1泊35,000円以上の部門でトップになった
ザ・リッツカールトンも、
マリオット・インターナショナルの系列です。
■1泊 9,000円 ~ 15,000円未満
1位
リッチモンドホテルズ / 全国31施設を展開
2位
ベストウェスタンホテル / 全国13施設を展開
3位
ホテルモントレグループ / 全国18施設を展開
日本全国に展開しているチェーンですが、私は上位3つのホテルチェーンについて系列施設をそれぞれ何度か利用したことがあります。
これらは一般的なビジネスホテルよりも上級ですが、ビジネスホテルよりもちょっと高い料金で施設やサービスは2ランク程度上に匹敵するので、利用価値が最も高いクラスかと思います。具体的にはハードウェアで言えば部屋の広さや調度品のグレードがビジネスホテルとは比べ物になりませんし、料飲施設や浴場などを備えている場合は洗練されたものが多いように感じています。
また、スタッフの対応もビジネスホテルほど事務的ではなく、かと言ってハイグレードなホテルのように肩肘を張らなくても良い心地よさがあります。なんというか、ちょっとリラックスしたいときにちょうど良い感じなので、ビジネスシーンでの出張利用では特に長期の場合などにお薦めです。
もちろん経験上、上位3つのホテルについては大きな不満は何一つありませんし、機会があればリピーターとして利用していることも多いです。
■1泊 9,000円未満
1位
ドーミーイン / ドーミーイン、ほかブランド合計で全国53施設を展開
2位
コンフォートホテル / 全国43施設を展開
3位
スーパーホテル / 全国95施設を展開
出張族にとっては、最もなじみ深いのがこの部門。全国展開するチェーンのうち、上位3つともに私自身も利用した経験があります。
調査では、1位の
ドーミーインは「客室」「朝食」「ホテル施設」「ホテルサービス」において、この部門で最高評価を受けたということですが、私の経験からしても納得できる結果です。それというのも、私自身が今まで宿泊したホテルの中でベストワンだと思っている
ホテル&スパリゾート ラビスタ函館ベイはこの系列。またドーミーインのブランドではこの夏に北海道・小樽の施設を利用しましたが、価格がラビスタよりも安い分、若干省略されているサービスもありましたが、非常に満足度の高い宿泊を経験しています。特にこの系列は朝食の質が高いのも大きなポイント。純粋なビジネスとして利用するにはもっと安いホテルもありますが、仕事の疲れを翌日に残さず、朝から元気に働くためのホテル選びとしては自信を持ってお薦めできます。
一方で3位の
スーパーホテルは「価格」の面で高い評価を受けています。近年はビジネスホテルの価格競争も行き着くところまで行った感じがしますが、こうなるとコストパフォーマンスが次に注目を集めます。個人的な印象としては
スーパーホテルは安価ですが部屋が機能的で、かつ施設全体の内装が明るく開放感を覚えるものであることが美点だと思います。
内容について自分の経験と照らし合わせてみると、納得できることの多かった今回の調査結果。
出張ではいつのまにか“常宿”が出来ているものですが、来年は新しいホテルの開拓でもしてみようかとも思った次第です。
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ドライブ・観光ガイド | 日記
Posted at
2010/11/23 19:33:30