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2011年07月08日

全日本ラリー選手権 第5戦・1 (東京 → 高山)

全日本ラリー選手権 第5戦・1 (東京 → 高山) この週末は、全日本ラリー選手権の第5戦「第39回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」を取材するため、岐阜県高山市に出張。
これまでに何度か訪れた際は、八王子ICから中央道に入って長野道にリレーして松本までをまずは走り、そこから国道158号で安房峠道路を経由して高山市に入る、というルートを利用していました。しかし今回は時間の余裕もあり、かつなんとなく国道158号を淡々と走るよりも高速道路を走っているほうが疲労度が小さいと判断して、東名高速~東海環状道~東海北陸道と走り、最後は高山清見道路で高山市にアプローチするというルートを選択しました。

日付が金曜日変わってまもなく東京を出発、淡々と上記のルートを走って明け方には東海北陸道の「ひるがの高原サービスエリア」に到着。なんとなく寝つけず、車内でDVDを見ながらダラダラと過ごし、結局は徹夜状態でラリーの拠点となる「ひだ舟山スノーリゾート アルコピア」にお昼前にに到着。
関係各位と情報交換したり、メディア受付やブリーフィングに出席するなどして、いつものように取材初日はつつがなく終了しました。


ところで今回の往路で、ちょっとした“出来事”がありました。

深夜の東名高速道路、静岡県内を走行中のこと。浜松ICの手前で大型トラックなどのペースにあわせて走行車線を走っていると追越車線を後方からかなりのペース、当方はメーター読み100km/hでしたが、推測するに130km/h程度で接近してくる車両がありました。右のドアミラーで確認したHIDヘッドライトの青白い灯はみるみる近づいてきて、一気に私の車を抜き去っていきました。その車とは静岡県警察の高速道路交通警察隊・浜松分駐所に所属している、“ゼロ・クラウン”の制服仕様パトロールカーだったのです。

抜き去った後ろ姿を見て、私は二つの理由で唖然とさせられました。
一つ目の理由は、前述の通り私はミラーでその姿をかなり後方にいる段階から確認していましたが、ルーフの赤色警光灯はもちろん、フロントグリルの前に一対備えている前面警光灯についても点灯させていなかったのです。これでは緊急自動車の要件を満たしていませんから、延々と法定速度を上回るスピードで追越車線を走行してくるのは、通行区分帯違反と最高速度違反に該当します。

さらにもうひとつ唖然とさせられた理由。抜きさっていった後ろ姿はテールランプとナンバー灯の光を視界に残していきましたが、あろうことが左のテールランプが一部点灯していなかったのです。“ゼロ・クラウン”のロイヤルサルーンをベースとしているパトロールカー、テールランプはLED式が備わっています。これは左右4つずつのユニットで構成されており、さらに左右とも2つずつがボディ側とトランクリッド側に縦配列されています。このうち、左のボディ側に備わるユニットの下段が不点灯だったのです。
合計8ユニットのうちの1つが不点灯、残る7つは点灯していましたから即座に危険というわけではありませんが、整備状態が完璧で無かったことに間違いはありません。当然、警察車両は出庫時に運行前点検を行っているでしょうから出庫後の走行中に何らかのトラブルが生じたものと信じたいところですが、こうした整備不良とも言える状態で赤灯も点けずに追越車線を“爆走”してくるというのは、警察官としての自覚に欠ける行為であると言わざるを得ません。

そこで私は90km/h程度で先行するトラックを追い越すために車線を変えたついでに、前を“爆走”している当該パトカーに対してパッシングを続けてみました。何からの異変に気付いて減速したら、引き続きパッシングして駐車帯などに停車して、テールランプの不点灯を伝えるとともに、その無謀な走行に対して苦情のひとつも言おうかと思った次第です。
ところが。
トラック追越し中、さらに走行車線に戻って先行車がパトカーだけだったので引き続きパッシングを何度かしてみたのですが、このパトカーはなんと赤色警光灯を点灯させてスピードアップしていったのです。この行為にも呆れさせられました。パトカーの乗務員として、深夜の高速道路で抜き去った一般車が自らに対してパッシングを続けている。警察官であれば何らかの意思表示を自分たちにしていることは気付いたはずですが、彼らは自分自身の中で後ろめたさもあったのか、敵意を持ってのパッシングと理解したようです。
これがもし、何らかのトラブルで警察官に助けを求めるためのパッシングだったとしたら? 残念ながら彼らには、そのような想像力は全く無かったようです。

余りにも警察官としての自覚に乏しい者が乗務しているとしか思えない車両でした。
これは話にならないと、ハンズフリー装置を使って静岡県警察に連絡。電話に出た担当者に、車両が整備不良に近い状態であることと、暴走行為を行っていたことを詳細に伝えたところ、さすがにマズいと思ったのか恐縮しまくりという思いが電話口からも伝わってくる対応をされました。

私は警察の活動についてはかなり理解のある方だと思っていますが、今回のように警察官として相応しくない行為があったときには、遠慮なく然るべきところに通報して善処を求めることも、市民として当然の権利だと思っています。


※写真の静岡県警察車両は、本文とは関係ないイメージです。
 
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Posted at 2011/07/21 23:58:23

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この記事へのコメント

2011年7月22日 7:30
ヘンテコな行動する警察官いますよね。
オービスに引っ掛かったパトカーとか。
一部の~って言っても警察官の数からしたら比率高い?
言うべき所へキッチリ言って、しっかり対処してもらいたいですね。
自浄能力あるのかな?警察!
コメントへの返答
2011年7月29日 17:24
残念ながら警察官の不祥事は後を絶ちません。新聞報道されるような犯罪行為に手を染めるのは言語道断ですが、今回の警察官のように余りにも自覚が低いとしか思えない輩の存在も残念でなりません。

私としては今回の一件、テールランプ切れや赤灯を不点灯で交通違反行為を行ったことよりも、後方から連続してパッシングする車両の存在を意に介さず、そのまま走り去って行ったことがなにより許せない思いです。

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