Part1の続きです。
船上で迎えた二日目の朝はまあまあ好天。
朝6時過ぎで船はこの辺り。
陸を見るとこんな感じでした。遠くに小さく東通原発が見えました。
「さて朝食でも」と思ったら、昨晩の夕食に引き続き朝食も滅茶混みでした。タイミングが悪かった・・・。30分近く並びました。そしてバイキングはビジホレベルでした。
待ち時間や内容を考えたら、軽食コーナーで軽めの朝食の方が良さそうです。
そんなわけで苫小牧港に到着です。気温は低めでしたが、着く頃(11時頃)には焼き付けるような日射しでした。寒さ対策が無駄な努力に(笑)
苫小牧港からはレンタカーでの移動です。
車種指定しなかったら、日産のノートが来ました・・・。
このシビッククーペだったら良かったのに! って、そんなわけないか。
気を取り直して出発です。目指すは安平町。今回の旅の主目的地でもあります。
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と言うことで目的地に到着。
道の駅あびらD51ステーションです。
ここは以前
ネットの記事を見て以来、「青森に居るうちに絶対に行きたい」と思っておりました。
SL自体は
こないだ乗っておりますしそれほど珍しいわけでもないのですが、いわゆる「デゴイチ」と言うやつは見たことがなく、一度は見てみたいと思っておりました。
ここのSLは地元の鉄道保存会が定期的にメンテを行っているらしく、その気になれば実際に動かすことも可能なようです。あいにく当日は外に出すこともなく建屋内での見学にとどまりましたが、今にも動き出しそうな迫力に大興奮でした。
この”鉄の塊”感と、”メカニカル”感が心をくすぐります。
ひとしきり堪能したあとは、ソフト成分を注入。
続いて屋外のキハ183も見ました。
これは
クラウドファンディングで保存が決まったもの。
中にも入ることができ、時々運転席の公開もしているようです。
週末とかはD51を隣に移動してのツーショットも見られるみたいです。
こんな感じで鉄分とソフト成分を十分に補充し、安平町を後にしました。
この後はもはや時間つぶしでした。とりあえず支笏湖畔を走るも、全然湖が見えずガッカリ。
そのまま峠越えルートで洞爺湖を目指しました。程良く流せる道路で、ノートでもそこそこ楽しめましたよ。
おっとっと、調子に乗りすぎてはいけませんね。
途中の山間で、
きのこ王国なる施設を発見!
割と有名なんですかね。14時過ぎにもかかわらずかなりの混雑でした。
調べたらきのこの天ぷらが美味いってことなので、遅めの昼食にしました。せっかくなのでわかさぎ天との相盛りで。
そうしたらかなりのボリューム。確かに美味しかったけど、一人では少々重かったです・・・。
軽く胃もたれを感じつつも洞爺湖を目指しましたが、時間的にヤバいことに気づきました。
さすが北海道、距離感が麻痺しますね。元々は洞爺湖経由で苫小牧に戻るつもりでしたが、時間的には完全にアウトでした。
やむなく苫小牧戻りは諦め、途中の室蘭市でレンタカーを返却することにしました。
車を返した後は東室蘭駅へ。
東室蘭駅は室蘭本線の主要駅であり、それなりに大きな駅でした。たくさんの線路があるのを見ると、何かワクワクしますねぇ。
ここからは特急スーパー北斗に乗車し、新函館北斗駅に向かいます。
車内はガラガラでした。すっかり暗くなり景色も楽しめず、ちょっと残念。
二時間ほどで新函館北斗駅に到着。
駅内もガラガラ。しーんと静まりかえっており寂しい気分になりました。
ここからは新青森駅に向け北海道新幹線はやてに乗車。はやてなんて何年ぶりだろう。
そして新青森駅に到着。あとは鈍行を乗り継いで、23時頃に帰りたくもない野辺地の自宅に到着しました。
前半優雅な、そして後半は駆け足の二日間でした。
今回は趣向を変えて海路での移動にしてみました。
かなり久しぶりのフェリー乗船は新鮮味がありとても楽しめました。何気に一泊分の宿代が浮くのもメリットですね。ちなみに今回の船代は、朝夕食込みで約12000円でした。
ただ前回も書いたとおり、バイクでなかったのが残念。仙台に戻った暁にはツーリングで再度乗船してみたいなと思います。
そして道の駅あびらD51ステーション。できたばかりの時はかなりの混雑だったようですが、5ヶ月ほど経ち駐車場渋滞がない程度まで落ち着いておりました。
先にも書いたとおりSL自体はそれほど珍しくもないですが、ここまで程度の良いSLが”道の駅にある”と言うのは全国的にも珍しいですよね。食べ物も美味しそうでしたので、近くを通る機会のある方はぜひ足を運んでみていただきたいなと思います。
あと、個人的には屋外展示のキハ183の今後が気になるところですが、こちらも合わせて末永く維持して欲しいものです。
そんなわけで、余裕があるのかないのか分からない一泊二日の北海道旅行でした。
10月からは消費税の増税でJR北海道の値上げがものすごいことになるようなので、乗り鉄での北海道行きはもうないかなと思っています。
そして来年には仙台に戻ってしまうこともあり、船以外のアクセスが(時間的・費用的に)困難にもなります。そう言う意味ではしばらく北海道に行くことはないでしょう。
でも今回の旅で宿題を片付けることができましたし、悔いはありません。いずれいろんな余裕ができたら、ツーリングで足を踏み入れたいなと思います。