今日は、3月の様に穏やかな天気が予想されていましたが・・
夕刻からお通夜の予定が入ってしまったので、近場の軽いハイキング~!(^^)!
と、いう事で、またまた
古賀志山です!
例によって、
夜明け前に家を出て~(*'▽')
古賀志山は、あらゆる尾根、岩稜に、登山道、シッカリした踏み跡が有り、主要な岩場には鎖やフィックスロープが設置されていますが・・
今年になって、既に7回も通っているので、コース図上では段々興味深いコースが少なくなってきています。
しかし、
前回2月7日の女滝~背中別当山コースや背中当山南の岩稜など、詳細なコース図にも記載が無いコースが有る事が分かり、益々興味深い(*'▽')
今回は、時間も無いので、規模の小さい
中尾根周辺の解明にしました。
↓中尾根周辺の地形図です。
赤ラインは、今までトレースしたGPSデータです。
緑矢印と滝岩中程の石祠がターゲットです。
滝岩東壁の中ほどに安置されていると言われる
石祠の確認。
滝岩尾根の
東側の岩稜。
これば、コース図には有りませんが、2/7に滝岩下石祠の辺りにフィックスロープが設置されているのを確認済みです。
中尾根中程から南東に伸びる尾根の
南面のコース。
コース図に明記されていますが、地形図上では岩壁になっており、地形が不明で窪状の所を登るのか岩稜なのか不明です。
今日は、道も空いていて、8時には森林公園駐車場を出発出来ました。
天気も抜群で、湖面に見事な
逆さ古賀志山~😊
北コースに入り、直ぐに滝岩方面へ
もう三回目・・
そして、滝岩尾根末端です。
末端の藪岩は、「蔓が巻きついているから、これが
つる岩じゃないの~」と、
2/27に夏のみかんさんに言ってしまいましたが、ガセネタかも・・
2/27は、滝岩尾根の右のガレ窪を登りましたが、今回は末端藪壁に取り付き尾根通しに進みました。
末端藪岩壁は容易でⅠ~Ⅱ程度。
その上は岩稜となり程なく滝岩が見えてきます。
30分もかからず滝岩到着~😊
2/27に登った滝岩凹角コースの裏側にはフィックスが設置されていました。
森林公園赤川湖方面が見渡せて開放的です。
今回は、滝岩は登らず、
2/27とは逆コースでバンドを石祠の方に行きます。
バンドの下は切れていますが、幅広く安定しています。
滝岩下の石祠です。
ここの右上の
岩壁中程に
もう一つ石祠が有るとの事・・
日当たりが悪く、湿気ていて落ち葉の乗る壁・・
フェースの弱点を拾って登り出します。
落ち葉を払いスタンスを確認しながら10m程登ります。
木の有る所から左手を探りますが、それらしきものは無し・・
右手を見ると、
鎖が有りました。
かなり古いもので、現代では使われていないものです。
戦前の物か・・??
昔、どこかの山で同様の物を見た記憶が有りますが思い出せません。
鎖沿いに10m位登って行くと~
石祠有りました~😊
盃が一つ、賽銭は無し。
錆びた
鉄製の鳥居が埋もれていたので、立ててあげました(*'▽')
古い鎖ですが、途中切れていてC状になっている所が有り、6mmの細引きで補強してありました。
そして、土に埋もれている箇所も有りました。
また、取り付け基部はたった
一本のハーケンに細引きで接続されていました(@_@。
鎖の年代からすると、元々ハーケンに固定されていたのでは無いはずです。
また、一本のハーケンというのも解せません。通常は複数ハーケンを使うはずです。
後日ネットで検索していたら、対岸の尾根から
望遠で撮影した↓写真が出て来ました。
2013年に撮影されたもので、その写真によると当時
ハーケンは二本有ったようです。
さて、下りですが・・
鎖を固定しているハーケン以外に支点となる木等は有りません‥
ザイルは持ってきましたが、ハーケンもハンマー持参しなかったので懸垂するには、この古びたハーケンを・・・使う気なれず、クライムダウンしました(@_@。
下段は・・
クライムダウンする気になれず、木を支点に
懸垂下降しました😊
位置関係は↓こんな感じです。
登りはⅢ程度ですが、下るのは結構怖いです。
鎖は、補強してある細引きも10年は経過していそうで、補助程度で衝撃を加えなければ持ちそうですが、何時まで現存するか・・・???
祠の周囲には木が無いので、下りの安全確保の為に、ハーケンとハンマーを持参する事をお勧めします。
下の祠の近くに、
あの鎖の切れた残骸と思われるものが有ります。
下の祠周辺には他に
石像が一つ有るだけですが、平らに整地されており、良く見ると石垣も有るので、
社が有ったのかもしれません。
ガレ窪に降りて対岸に有るフィックスに沿って尾根に上がります。
尾根に上がってから滝岩東面を観察しましたが、何処に石祠が有ったのか・・・???
どうしても分かりませんでした(*_*)
後日ネットで拾った2013年撮影の写真↓では、こんなにハッキリ分かるのに・・・
何処から撮影したのか???
それに、この写真では石祠の前にしっかりした木が生えています。
昨年の台風で各地の山で木が根こそぎ逝ってしまったのを見ますが、ここもか・・(@_@。
さて、滝岩尾根の東側の尾根は、明るい岩稜となり楽しめます(*'▽')
右側を巻く踏み跡も有りましたが、岩稜通し容易に登って行けます。
適当に登ったら、反対側に古いフィックスが有りました。
登り付いた中尾根稜線は、軍艦岩の少し上でした。
一応、確認の為に、軍艦岩往復~😊
滝岩の西側の谷を下る明瞭な道を辿り、末端の手前まで下っていきます。
そして、西にトラバースして行く踏み跡に入ります。
この踏み跡も道と言える程明瞭です。
1/21に登った中尾根中間部から南東に伸びる尾根を回り込み、下り気味にトラバースして行くと~
5m程の傾斜の弱い涸滝を掛けたルンゼが有りました。
奥は、左右の壁が迫っているので、
チムニーになっていそう・・
まさか、ここでは無い・・・
と、思いましたが、良く観察すると出合の滝の左に古いフィックスロープが(*'▽')
かなり古いので、違うかも・・と思いつつ、登ってみました。
右壁がオーバーハングしたルンゼの奥は、予想通り
チョックストンまで抱えたチムニー(@_@。
チョックストンの下は潜れず、(@_@。
直下は、左右共にハング気味で私の技量では絶望的~( ゚Д゚)
傾斜の弱い左壁に少し戻って取り付き、ハング上のフェースを右上して上に出ました。
落ち葉を丁寧に払い、スタンスを確認しながら登りました。
上から見たチョックストンの滝です。
チョックストンの滝上は開けますが、落ち葉の積もったガレと岩盤・・
最短の左の尾根に上がりました。
尾根上は、明瞭な踏み跡が有り、もっと西からこの尾根に取り付くのが正解だったようです。
9時50分、再び
中尾根稜線到着です。
夕刻、通夜の予定が有るとはいえ、真っすぐ下山するのも・・・
1/30三角山で見た二枚岩経由で下山する事にしました。
入口は比較的分かり難いですが、登山道は良く踏まれていて快適に下れます。
二枚岩到着10時15分😊
二枚岩には北側から簡単に登れます。
ここで一杯やって下山しました~😊
今回は、アスレチックハイキングというには・・・
マニアックな古賀志山各コースの中でも、特にレアなコースだったかも( ゚Д゚)
今年行った古賀志山周辺のGPSデータを重ねてみました。
ハイキングコース図に今年行ったコースをトレースしました。
点線は、コース図に無いコースです。