←この写真は、大岩南東稜で・・
今回登った所ではありません( ゚Д゚)
今回の
ハイキング計画・・
大岩北壁中央部が意外と楽に登れたので、お気楽に考えていましたが~
kiraさんが例によって・・
またまた
超~骨董品・・
40年前に同様のルートを
下降した記録を探し出してきました。
しかも、不明確な文章では無く略図!(^^)!
下降した記録なので、
登れるかは不明ですが更にお気楽モードです。
登攀具は最小限でいいかな~(*^^)v
これは後で間違えだったと気づく羽目に(*_*)
前日に居合沢登山口に入り、早朝にkiraさんとSM100Cさんと合流です。
今回の
変人藪岩ハイキングメンバーは計3名です(*'▽')
下山が砥沢への廃道か、居合沢への登山道の二箇所が想定されるので、車を居合沢登山口と、砥沢上流渋沢川の奥に二箇所にデポしました!(^^)!
これで、下山もお気楽です(*'▽')
渋沢川林道は、車をデポした橋の地点まで舗装でしたが、その先は現在通行止めです。
車で観能集落に戻り通行止めの林道からハイキング開始です(*'▽')
少し林道を辿ると、Googleマップで確認済みの擁壁を登る階段を発見。
擁壁上は畑跡で踏み跡も有り、容易に尾根に乗れました。
尾根を辿ると、Google航空写真で確認済みの
伐採跡・・
この手の所は、
放置木材が酷いと通行困難で多大な時間を要するのですが・・
意外とアッサリ通過出来ました。
返って明るくて見晴らしが良かったので(*'▽')
伐採地の先は、露岩/痩せ尾根ですが、問題無く通過出来ます。
ちょっとした露岩で遊んだら・・脆くて行き詰った( ゚Д゚)
巻けば問題無いです。
地形図上で急傾斜の所で露岩帯となるかも・・と、予測していましたが、大きな問題も無く高度を上げて行きます。
11月26日に
大岩北壁に行った時に確認した岩稜はもう少しかな~!(^^)!
岩稜は高度感ある
ナイフリッジ~!(^^)!
という程の物でもないか・・
雨乞岩をバックに記念撮影をしている所を撮影・・( ゚Д゚)
唯一の尖峰は南側を簡単に巻けました。
↓11月に
雨乞岩付近から撮影した北東尾根の岩稜帯です。
碧岩と目指す大岩が見えて来ますが・・
今一つ、大岩のルート全容が見えない(@_@。
もうすぐという位置まで来ても、藪に隠れて下部が良く分かりません。
全容が良く見えないまま、穏やかな灌木帯を進み・・
大岩基部に到着です。
大岩の北東尾根基部は、
太い蔓が這うスラブ、右も苔が付く傾斜の強いフェースです。
左側は窪状の壁に藪が多く付いています。
更に左は南東稜の側壁となり、圧倒的な岩壁となっています。
アンザイレンし、
1P目です。
灌木と藪の獣道バンドを左上しフェースを右に
トラバースして藪壁へ。
フェースのトラバースは、苔がついて細かいスタンスを拾えば容易です。
藪でスッキリ見えませんが・・
2P目です。
ハングの右を抜ければ傾斜が落ちそうです。
一見大まかなホールドが有り、容易そう(*'▽')
しかし、ハングの右の辺りの
傾斜は強く、出口付近に安心して使えそうな大きなホールドは無く、バランスでずり上がる・・( ゚Д゚)
このムズいポイント、登っている写真が無いので記憶の範囲ですが・・
支点は小指程の灌木で、
おまじないよりはマシだが天神様の
お守り以下~
大き目のカムを持って来ていれば良かった・・と思っても後の祭りです。
この嫌らしい3m程を抜けると、藪壁となり落ち葉のバンドに出ます。
太い気が有り、安定したビレイポイントです(*'▽')
ラストが登ってきました~!(^^)!
ここで、ルートは二つ・・
右の凹角にするか・・???
右のフェースか・・・???
kiraさんは、薮の多い右のフェースをチョイスしました。
傾斜はカメラマンが少々水増ししています(*'▽')
フェースを右上し藪壁を登ると、胸壁基部の緩斜面帯に出ます。
ここで、3P目を終え
ビレイ解除しました。
容易な
胸壁基部沿いの緩斜面帯を左上して行きます。
アンザイレンしていませんが、便宜上4P目という事にします。
壁は左に行くほど低くなり2m程に(*'▽')
しかも、上の灌木に手が届くので、そのままアンザイレンせず登りました。
壁上の灌木帯を左上していくと、容易に稜線に飛び出しました。
丁度、日も出て来て
気持ちいい~!(^^)!
大岩北壁東部の
ルート概念図です。
上部のみ写真が有るので、ルートを引いてみました。
一番ムズイ所は写っていません。
後は、大岩頂上まで快適な岩稜を登って行きます。
天気が良くなってきたし、気持ちいい~!(^^)!
稜線上の岩場は容易で快適です。
大岩山頂で記念撮影です(*'▽')
定番の
碧岩バックで~!(^^)!
今回は、碧岩にも寄らず・・
廃道となっている砥沢への道を辿ってみることにしました。
分岐には、道標が有ります。
廃道とは言え、踏み跡や目印も有る尾根道です。
この道は。
大岩南面の岩壁と、南東に伸び沢に落ち込む
大岩南東稜の偵察が出来そうなので、とても興味深かったのです。
しかし・・
南壁が正面に見える辺りでは藪に阻まれ、余り良く見えません。
標高900m付近まで降りて来ると・・
鋭いカンテが二本並んで落ちる
大岩南東稜の全容を見ることが出来ました。
大岩南東稜は予想していた藪岩稜ではありませんでした。
また、南東稜の北面が、大岩で最も急峻で大規模な壁で有る事も判明しました。
一般的登山道から見えないので、全く注目されない不遇な岩壁です。
おいそれとは手が出ない壁です・・(*_*)
2020年10月追記
この大岩東南稜を、後日左稜から登ることが出来ました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44516093/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/44516111/
砥沢支流の渋沢川に落ちて行く尾根を忠実に辿り、林道にでました。
尾根末端は痩せて露岩も有るので、右手すぐ下に林道のヘアピンカーブが見える辺りで林道に降りた方が楽だった様です。
今週も、楽しいハイキングでした。
kiraさんSM100Cさん有難うございました~!(^^)!
2020年11月 追記
後日、碧岩、大岩、鷹巣岩の岩峰帯を東西南北から登る事が出来ました\(^o^)/
2017年5月
碧岩の西稜
2019年11月
碧岩北稜 チョキ末端尾根より
2020年10月
碧岩東稜
2019年11月
大岩北壁 オモツ/雨乞岩より
2019年 12月
大岩北東尾根
2020年5月
大岩東尾根から大岩南東稜基部偵察
2020年10月
大岩東南稜左稜 - 大岩南壁下降
2017年11月
鷹巣岩北稜
2019年11月
熊穴から鷹巣岩西稜
2019年12月
鷹巣岩東稜
関連情報↓ヤマレコ
Posted at 2019/12/23 19:00:46 | |
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