八方池を後にして唐松岳を目指します。
下に見えるのは八方池。
だいぶガスが上がって来たな・・・
登頂が先かガスにのまれるか。
本格的な登山道に入ると林道区間。
ここは景色がなぁんにも見えないからつまらないです。
八方池までは見渡す限りの景色が楽しませてくれたが、ここは辛いだけ。
林を抜けると雪渓が近づいてきます。
もう夏なのにまだ溶けていないなんてすごいなぁ。
この時こんなこと思っていなくて、恐怖と戦っていました。
登山道の左側は45°はありそうな急斜面。
よっぽどそっちに行かなきゃ落ちるはずないんですが、斜面が数百メートルあるので落ちたらGO to HELL。
安全が確保されていない高所は苦手な私です。
扇雪渓で一休み。
間近で見ると下山時にソリで滑って来たい(=゚ω゚)
ハァハァ息をしながら登っていると上の方からお喋りしながら登っていく人たちの声が聞こえてきます。
こちとら結構苦しいのにお喋りしながらってマジかよ(;・∀・)
登山スピードは喋れる程度って言いますけどね。
今度は雪渓を直登していく場面に遭遇
固まった雪の斜面なんてこけるのが容易に想像出来るので、ここは迂回します。
右上まで登るとおそらく丸山ケルン。
標高2430m
それまで右側の山々の様子を見ることが出来なかったけど、丸山ケルンに来ると開けた景色が見えました。
ガスが上がって来てるー(;><)
やっぱり自然にはかなわんなぁ。
唐松岳の方は・・・
アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
早朝にはスッキリ見えてたのについにガスにのまれました。
写真中央らへんに見えるのはお喋りしながら登っていく人たち。
ようやく捉えました。
声から察していましたが、正体は奥様フォーマンセル。
ベテラン感あるリーダーを先頭にコンスタントに進んでいきます。
無理して追いついて抜いてしまうと先を行き続けなきゃいけない感じになってしまうので、一定の間隔をあけて行きます。
というかここから中々追いつけない(;・∀・)
尾根に出るとハットが浮き上がるほどの風に煽られます。
風に当たるとさむー(´д`)
皆さんが暑い中、寒さに耐えていましたよw
丸山ケルンから案内図的にもう少しのはず。
右も左も先も見えないガスの中へ行くぜ!
相も変わらずの急斜面にちびりそうです。
視界が悪いとこんな感じで周囲10mくらいってとこでしょうか。
当然尾根なので風に吹かれ続けています。
これくらいじゃナイフブリッジと言わないんでしょうが、高度感と風でマジ怖いんですけど(´д`)ママン…
まだまだ続く、よろけてこければグッバイロード
もう無理~なんて心の中で言いながらもこれが最後の岩場。
絶叫ロードが終わり、開けたところに出ます。
左下に山荘が見えましたので、あの先が唐松岳か!
ガスが一瞬抜けた瞬間。
これが北アルプスの唐松岳か。
容易には姿を見せてくれず、一瞬だけ見えた時は震えましたね。
奥様フォーマンセルは山荘へバックをデポしてから登頂を目指すとのこと。
私はそのまま直行します。
あれだけ登って来たけど、あと少しと思えばーーー!
唐松岳登頂!
ちきしょー何も見えねえ(´Д⊂ヽ
ここまで頑張って来たんだから最高の景色見せてくれよ・・・
そう簡単に行かないか(´・ω・)
時刻は8:40
もっとかかると思ったけど、以外と早く登れた感じ。
まぁ余力はないんですが。
ほどなくして奥様フォーマンセルも無事に到着。
やはり第一声は「何も見えないね~」
やっぱり頂上からの景色を見たいのは誰しも同じですね。
さて、カメラマンを頼める人が来たので、同じ場所で同じシュチュエーションになったからにはやってやろうじゃないか元祖RicoAlfaRomeoさんの
うなだれポーズを(=゚ω゚)
ポーズをとると奥様がた大爆笑。
さすがに奥様がたは真似されませんでしたが、残念だった時のうなだれポーズの破壊力は証明されましたよRicoAlfaRomeoさん( `・ω・´)
ある意味満足出来ましたので、カメラはバックにしまって下山開始。
下山開始早々に登山道になにやらもぞもぞ動いているような・・・?
もしやレアキャラの雷鳥なんじゃないか。
カメラをささっと取り出す。
そっと近づいて行き、サイレントモードでシャッターを切る。
雷鳥に遭遇して写真まで撮れた~♫
しかも子連れ。
かわええ~(*´Д`*)
そしたらもう一羽
さらに二羽
最終的に五羽まで確認出来たところで雪渓へ行って姿を見失いました。
ガスの中だと天敵の鷹がいないらしく、姿を現したんじゃないかって奥様が説明してくださりました。
雷鳥って野鳥なのに人間に怯えることなく目の前にいたことにも驚かされました♪
最後に良い物見れたし、これでカメラを取り出すことなく八方池山荘まで下山。
時刻は11:50、当然リフトは動いていますので最後は千円払ってリフトを乗り継いで駐車場まで降りてきました。
唐松岳で景色が見れなかったのは残念でしたが、それでも楽しませてもらった唐松岳・八方尾根よさらば(´▽`)
下山後のお楽しみ、八方の湯で汗を流してサッパリ。
pH11で超ぬるぬるの湯でしたが、草津の湯より熱め?で長湯は出来ませんでしたけどね(;・∀・)
帰りは行きで節約した分、高速使って18時前には帰宅。
1泊2日往復600km走って行った甲斐があった登山でした。
振り返るとペース配分が適当な私。
時間はカメラのライブビューで確認するって(笑)
登山用に時計買って、時間で休憩取らなきゃいけませんね。
相変わらず下山時の休憩回数が少なくて、最後の方で歩くのがやっとな状態になるってのも直さないと。
あと、崖のようなところが苦手なのが分かったので、今回以上の足場が狭い崖や岩場の山をちょっと無理かなと。
こんなんじゃ槍なんてまだまだ行けないなぁ(;゚ Д゚) …!?
Posted at 2021/07/27 20:42:00 | |
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