兎たちの放浪記　～十石峠まで～

　暦は9月となり、2017年もあと四ヶ月を切りました。
　秋の虫たちの鳴き声と、学校が始まり公園で遊ぶ子供たちの楽しそうに遊ぶ声を聞きながら、午後の一時を過ごす白兎です。

　本日は予定されていた仕事が前倒しで終了し、残った少ない仕事を片し早上がりして参りました。

　どうにも気温差のせいなのか、疲れが抜けずについウトウトしておりましたが、つい先程、思い立ってRabiと放浪してきました。

　特別目指す場所はありませんでしたが、一先ず、たまに寄っている本屋へ。

　そこで、思わぬ本と出会いました。



　787Bの特集本。見つけた瞬間、「買わねば」と即購入。

　思いがけない買い物をし、気分も上々で直走り。
　概ね満足し、帰路に就こうとしたところ……。

　DPF再生が作動。特別問題はないのですが、折角だから、ということで放浪を続行。

　走り慣れた道を行くのも悪くはなかったのですが、どうせなら違う道を。
　まだ、知らない場所へ。

　向かったのは、長野から群馬県上野村を経由し、秩父へと抜けられる峠、十石峠。

　車通りも僅かで、土砂を積んだ大型トラックが二、三台が通るだけ。
　DPF再生中のエンジンを回してやりながら、峠をグングン登っていきます。

　途中でDPF再生が終了したので、車を止めて一服。
　初めて訪れたそこは、風が吹き抜ける音だけが聞こえる、静寂で綺麗な緑に覆われた山が広がっていました。





　次は、愛車も一緒に。





　薄暗い雲と山の緑が映え、Rabiも綺麗に収まりました。

　放浪を終え、帰宅した私は穏やかな気持ちで満たされていました。


　知らない場所、行ったことのない場所は、数え切れない程沢山あります。
　そんな場所へ、今後も愛車Rabiと共に目指したい。そんな、9月の初日でした。