早くも四月半ば。桜満開の写真が多く掲載される中、長野はようやく三~五分咲き、場所によっては八分咲きとなって参りました。
桜が咲き乱れる本格的な春は、もう少し、先のようです。
会社生活を送る中で、わからないことや不安なことがある時が多々あります。
極力自分で調べ、解決しようと努めるよう心掛けていますが、どうしても無理な時は先輩方にアドバイスを頂戴します。
新入社員として入社した際、良く「先輩に色々聞けるのは一年目だけだぞ」と言われ続けてきましたが、個人的には不明瞭なまま仕事を進めて取り返しのつかない事態になるよりは、叱咤されてでも聞く方が良いと考えています。何でも聞けば良いという訳でもないので、バランスが大事かとは思っております。
一方で、私は先輩方から、パソコンやスマホについての相談・トラブル時のヘルプを依頼され、可能な限り解決しております。
時には自宅にいる時も、電話越しに相談されることもあります。相手の状態が見えない中で解決を目指すのは大変ですが、出来得る範囲で対応しています。
そんな中、昨日。みんカラのブログでも度々挙げている、退職された先輩から突然の電話がありました。
内容はOfficeに関するトラブルだったのですが、電話越しということもあり、解決できずに悔やみ、どうすれば良いか悩んでおりました。
その時、電話の向こうの先輩から、一言。
「うちに来て見てくれないか」
唐突の発言に驚くと共に、戸惑いを感じた自分がいました。
唯でさえ人間関係が不良な私は、仕事以外で直接会って話をするのは数少ない友人のみです。その友人宅に上がらせてもらったことも、片手で数える程しかありません。
そんな私が会社の元先輩のお宅にお邪魔するということを考えただけで、正直、怖さすら感じました。
ですが、困っている人を見過ごしたくはありませんし、出来得る範囲で応えたい。
何より、解決できなければ自分が後悔する。
そんな思いから、恐れながらも先輩宅へ伺わせてもらう手筈になりました。
そして先程、先輩宅へ伺って参りました。
お邪魔する前に夕食を共にし、代金まで全て支払って頂き、申し訳無さを感じつつ、是が非でも解決すると誓い、トラブルシューティングして参りました。
結果的にはプログラム構成起因の問題だったので苦戦しましたが、無事解決できました。
帰り際、一服しながら車の話で盛り上がりました。
マフラーのタイコ部の塗装、カーフィルムのこと、塗装のこと。多くの話を聞き、また最近の私の愛車のことを話しました。
そして、去り際。
「パソコンやスマホのことなら白兎(私の名前)に任せればいいな」
更に。
「フィルム貼る時やナンバー移設、都合付けて手伝ってやるから」
私は嬉し恥ずかしで苦笑いしつつ、感謝の言葉を並べ、帰宅しました。
人間関係。それは単に話が通じるからだとか、気が合う合わないだとか、そんな理由で関係が築かれたり、崩れたりすることもあります。
ですが今回、思ったことがあります。
人間関係は、自然なGive and Takeで成り立つものなのかな、と。
強引なGiveは自己満足になり、Takeを過度に期待することは人間不信に陥ることになる。
そんなことを意識せず、自然とGive and Takeが成り立つ関係。
それが、良好な人間関係なのかなと、改めて考えさせられました。
私は自分に無理を押し付けつつ過度にGiveしようとし、またそれに対するTakeを過剰なまでに期待してきました。
その結果、学生時代の問題以降、勝手に人間不信になりました。
一方で人に嫌われることを恐れ、また裏切られることに不安を感じて生きてきました。
そんな思いから、人と触れ合うことを恐れ、自ら遠ざかるような生き方をしてきました。
今更なことなのかも知れません。気付くには遅過ぎたのかも知れません。でも、人間関係というものに悩み、見限ってきた私には、余りにも大きなことです。
寧ろ、自他不信な私が、三十路直前にこのことに気付けた今日のことは、大きな一歩を踏み出せたのかなと感じております。
良く世間では、「人は一人では生きられない」と言われています。
これまでの私は、あからさまにその言葉を頑なに否定してきました。
ですが、強ち正否を問うものではないのかと思えるようになりました。
みんカラでも、同じことが言えるのかも知れません。
オフ会などを端から拒否する姿勢だった私ですが、このような出来事の積み重ねを経て、いつか皆様と触れ合える日が、少しずつ近付いている。そう感じつつ、また願っております。
長分となりましたが、最後に。
件の先輩も車弄りに余念がなく、多くのDIYを行っております。
その中で、タイヤ交換時に行ったという、キャリパー塗装を見せて頂きました。
……。
プロ並やないですかorz
梨肌塗装となった私の塗装とは雲泥の差でした。
暖かくなってきた今、時間を見つけて再塗装にチャレンジしようと決意した瞬間でした。
Posted at 2017/04/14 22:24:49 | |
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