仕事の方も大きなプロジェクトがようやく完遂し、精神的余裕が生まれホッコリしている白兎です。
約二ヶ月に渡る切迫した空気と忙しさで食欲不振になりかけつつ、ようやく相棒とのカーライフを満喫できる状況になり始めました。
さて今回、パーツレビューや整備手帳でも触れましたが、相棒Rabiの12ヶ月点検+αの為にDへ行って参りました。
その予約の際、「待ち時間に試乗したい」とお願いしておりました。
整備内容と試乗台数の多さで無理を言ってしまいましたが、快諾してくださったDに感謝しています。
前置きはこの位にして、本日試乗してきた3台を感想と共にご紹介いたします。
尚感想につきましては主観的、かつ相棒のRabiとの比較が多くなるかと思いますが、ご容赦ください。
まずはこちら。
1.8D搭載のCX-3。これまでCX-3は台車として1.5Dのものを数度お借りしていましたが、新たに追加された1800ccのディーゼルエンジンを体感したいと常々思っていました。
感想としましては、「クロスオーバーという手軽さの中に秘める力強さ」といった印象です。
以前1.5D搭載型のものを乗った時に思ったことは、「CX-5だと大きすぎるが、デミオよりももう少し背が高く、積載量が欲しい」といった層を狙ったクルマであると感じました。
1.8Dという新たなエンジンを載せたことにより、巡航時の安定性、勾配での力強さに磨きがかかりました。特に傾斜のきつい坂道を登る時は、アクセラ1.5Dよりも60kgも軽い1,300kgという重量と1800ccの排気量を誇るディーゼルが噛み合い、無理に踏み込まなくとも走り抜けて行ける力強さは魅力的でした。
一方でクロスオーバーという車種故に、カーブ時の安定性は欠けることと車体が跳ねやすいこと。そしてクリーンディーゼル特有の走り出しのもっさり感が相変わらずだったことが個人的に残念に思いました。
とはいえこのエンジン、アクセラにも是非導入してほしいと思う程、いい走りを生み出してくれます。
正直、1.8Dのアクセラが出てくれたら購入も検討してしまうと思った程です。
……はい、CX-3というよりも1.8Dエンジンの方に焦点が合った感想となってしまいましたorz
しかし冒頭にも述べた通り、デミオも良いけど居住性や積載量は欲しい、でもそれ以上大きのはちょっと……という方には良いクルマであると感じました。
次は、ビッグマイナーチェンジを果たしたこちら。
2.2Dアテンザセダン。フロントデザインが引き締まり、より精悍なイメージになりました。
感想としましては、「洗練されたデザインと余裕を持った走行性を併せ持った、完成された走りと外見」です。
こちらもマイナーチェンジ前のものを試乗しましたが、さすがフラグシップ車。走行性能は坂道、カーブ、直進と全てを難なくこなす余裕さがあります。ノーマルでありながら十分な剛性と足回りを持ち、峠攻めなど極端なことをしない限りは困ることはまずないと感じました。
大分前、アクセラとアテンザを比較した時の言葉ですが、その言葉は健在でした。
アクセラが「走行性に優れながらも弄る余地を残した、血気盛んな若者」であるのに対し、アテンザは「弄ることなく、あらゆる場面をいなすように走り抜ける落ち着いた大人」といった印象です。
逆を言うと弄れそうな部分がアクセラよりも少なく感じられたので、カスタマイズしてオリジナリティを出したいという方には少し厳しいかもしれません。あと、グリルはメッシュよりも以前のようなラインの方が好みです。
これは飽く迄私個人の意見に過ぎません。しかし、アクセラとはまた違った走りと外見を楽しめそうなクルマであることは間違いないと思います。
最後は、写真はありませんが……。
デミオ1.5D。実はこのクルマだけ、試乗や代車として乗ったことがなく、先日榛名山で一緒になった後輩君から「デミオ1.5Dみたいな走り出しはないですが、アクセラも良いですね」という言葉を貰ってから、気になっていた為試乗しました。
感想としましては、「小回りの良さにディーゼルの力強さを掛け合わせた、コンパクトカーの枠を超えた軽快さと速さ」でした。
なんといってもその重量の軽さ。約1,100kgという、アクセラ1.5Dよりも200kgも軽い車体でありながら、1500ccのディーゼルを積んだこのクルマは、重さや鈍さを感じさせない軽やかな走りが一番感じるものでした。
かといってただ軽いだけでなく、ディーゼルならではの力も持ち合わせているので、坂道でも余裕で登ってくれます。
今回は試乗ということもありあまりアクセルは踏めませんでしたが、飛ぶような走りは、恐らく後輩君の言葉通りなのかもしれません。
と言いつつ、足回りは然程強くない為か、左右への動きには弱いのかな、と感じました。またコンパクトカーである為、アクセラなどに乗り慣れた人には少し窮屈に感じるところもありました。
しかしながら、1.8Dや2.2Dとはまた違った速さを持っていることは確かです。普段乗りだけならガソリンの方がいいかもしれませんが、アップダウンの激しい地域にお住まいの方には力強いパートナーになってくれる、そんなクルマでした。
普段乗りなれている相棒とはひと味もふた味も違うクルマに乗ることは、いい刺激になりました。それぞれ個性を持つ走りを感じながら、改めてマツダのクルマへの味付けの仕方の上手さを再認識しました。
そして、試乗を終え点検も済んだ相棒。
いつもの慣れを感じつつも、改めてその良さを感じました。
次は、新型になるであろうアクセラに試乗してみたいと思う、7月の始まりでした。
Posted at 2018/07/02 23:53:08 | |
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