気温が上がったり下がったり、唐突の雷雨や雹に見舞われたりと、不安定な陽気が続いております。
冬が終わり、春に入ったと思いきや、昼夜の気温差で調子がイマイチな白兎です。皆様、如何お過ごしでしょうか。
突然ですが、人間が仕事やストレスで消耗してしまったエネルギーの補充方法は、二種類あるそうです。（食事や睡眠とは別です）
一つは外出したり人と会ったりして、自分の外側の誰かやものと触れ合うことでエネルギーを補充するタイプ。
もう一つは部屋で一人になり、自分の趣味に浸るなどして、自分の内側からエネルギーを充電するタイプ。
以前ブログに上げた、「外向型と内向型」というものです。
ちなみに私は八～九割内向型というタイプで、基本的にストレスが多すぎると外界からフェードアウトして、趣味に入り浸っています。しかし時折、無性に何処かへ行きたくなったり、人と会って深い話がしたくなったりする、結構面倒くさい人間ですorz
前置きが長くなりましたが、近頃は仕事、プライベート双方問題があり、外出するのも億劫になっていました。休日になっても寝てばかり、出かけたとしても必要品の調達程度で、誰かと会って何かをする、ということが難しくなっていました。
そんな折、本日有給をいただき、いつものように静かに休んでいよう……という思いが過る中、久し振りに別の思いが湧き立っていました。
Rabiと一緒に、どこかへ行こう、と。
本日は天候にも恵まれ、最初は目的地のない旅路を始めました。
暫く走る内に、どこか走ってみたいところはないかな、と思案を巡らせていたところ（私の旅は基本、ノープランです）……
昨年行った、北八ヶ岳ロープウェイ。そこから、近場でありながら走ったことがなかったビーナスラインをひた走りしてみたい。
ほんの少しの計画性と、本能の赴くままに、Rabiと共に駆け抜けます。
辿り着いた北八ヶ岳ロープウェイ。そこは。
昨年開催されたオフ会と同じように、綺麗に晴れ渡っていました。
変わったのは、Rabiの装い。写真に収めます。
Rabiの目がギョロリ。
一年経つのも早いものだな……と感傷に浸りながら、初めて走るビーナスラインへ、いざ。
途中で休憩を挟み。
浅間山が、普段以上に遠くに見えました。
駆け抜けるビーナスラインは、想像していた程道は悪くなく、寧ろドライバーやライダーがひた走るにはとても良い道路でした。途中途中に点在する山道やその背後の高原はとても美しく、気高さや孤高さのようなものを感じました。運転しながら撮影などできないので、脳裏に焼き付けるようにしながら走ります。
まずは、霧ヶ峰。
真ん中の雲が、なんだか美味しそうな形をしています。
既に気温は15℃前後と、平地と比べて10℃程涼しくなっていました。
ここで、道路脇の駐車スペースにRabiを停めて撮影。
雲も程よく浮かんだ青空の下。普段一人ではあまり出歩かない私にとって、少しばかり、感懐を覚えました。
自分が普段見ている世界なんて、やっぱり狭くて小さいものなんだな、と。
感動に近い思いと止まらない欲情を抱えながら、次は車山高原へ。
いつもは気紛れな形で浮かんでいる雲が、今日はどこか規則的で、自然が作る芸術作品のように感じました。
今回は美ヶ原高原は少し遠かった為断念し、次にまた走りに来た時に、行ってみたいと思っています。
プランのない旅路を終え、Rabiに燃料補給。走行距離が今まで見たことのない数値を叩き出したことに驚きを感じながら、私の気紛れな旅は幕を閉じました。
一眼レフすら持たずに、半ば思い立ちの勢いで飛び出した、今日の一旅。繰り返される日常の喧騒の内に忘れていた、走る楽しさと喜び、そして相棒と過ごす時間の大切さを思い出せたような気がしています。
楽しいと一度でもわかっていたことでも、時間が経てば忘れてしまう。
だからこそ、今日のような旅を、もう一度……いえ、何度でもしたいと思うと共に、願っています。
抱え込んでいる悩みを、たった一瞬でも良いから、忘れられるように。
Posted at 2019/05/10 21:55:34 | |
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本能の赴くままに ～初夏のビーナスライン～ 
気温が上がったり下がったり、唐突の雷雨や雹に見舞われたりと、不安定な陽気が続いております。
