2019年も残り僅かとなりましたが、今年はなんだか、年末年始という雰囲気がイマイチしっくりこない夜を過ごしている、白兎です。
皆様、如何お過ごしでしょうか。
2020年を目の前にした今宵。相も変わらず雪の少ない今シーズンですが。
2019年という一年を、振り返っていきたいと思います。
2019年という年は、私にとって。
兎にも角にも、仕事に振り回された年だった
という一言に尽きます。
最初こそ、相棒と共に出かけ、オフ会にも参加させていただき、「今年も、多くの場所や人たちに、出会いに行こう」と意気込んでいました。
年明け早々。山に囲まれた地域に生まれ育ち、海というものと無縁だった私が。
相棒と共に、まさか砂浜を走り抜けるという想像もできない経験をできた、なぎさドライブウェイ。
みん友「たーぼぅ@アクセラ」さんの、相棒の乗り換えに立ち会い、新たな旅の始まりを共にさせてもらったり。
特別定例に参加させていただき、ご無沙汰だった方々と交流したり。
念願だった、曹洞宗本山永平寺に赴き。
比較的順調だった、その矢先でした。
次第に仕事が増え始め、土休日のイベントやオフ会に参加することが難しくなってきました。
相棒と旅することができない、不満やフラストレーション。
それが日を増して膨れ上がった私は、表情さえ不服という思いが色濃く出ていました。
一番精神的にショックだったのが、一度は走ってみたいと願っていた鈴鹿。
その時期にどうしても外せない仕事が舞い込んでしまい、結局願いは叶いませんでした。
自分を保つだけで精一杯だった日常に、追い打ちを掛けたのが。
仕事場にさえ不満を持ち越す私に対する、叱責。
否、私からすれば……人格否定に近いものでした。
社会人なんだから、仕事と散々言われた一方で。
私の根底には、「仕事はお金を得る一つの『手段』であり、会社の為に人生を賭しているのでは」という、価値観や考え方の相違がありました。
勿論、俯瞰的に見れば私の考えなど、身勝手で、我儘で。
社会人失格、と言われても仕方がないものだったのは明白でした。
でも、それでもプライベートまで犠牲にしてまで会社に尽くすつもりは微塵もないという、強すぎる私の思いは、最後まで譲れませんでした。
そこから、私は一気に体調を悪くしてしまいました。
食欲は失せ、興味のあったもの全てのことに対し関心を失って。
みんカラからも距離を置くようになり。
憩いの時間を捨ててまで生かされるというなら、いっそのこと、消えてなくなりたい。
精神は、かなりギリギリの状態まで削りきられていました。
転機は、そんな状態を数ヶ月も続けてきた12月の頭でした。
忘年会という名目で、少人数でのプチオフへの招待が掛かったことでした。
その時、私は一種の覚悟を持ちました。
社会のクズと罵られても、構わない。
傲慢でどうしようもない奴だと罵られても、構わない。
このプチオフだけは、なにがなんでも参加したい。
無理やり休みを取り、参加したプチオフ。
道中でも、気さくな仲間と共にドライブを、会話を存分に楽しみました。
そして、その夜。
私は肉親はおろか、掛かりつけの精神科医にも、カウンセラーにも話してこなかった……自分の汚点、恥ずる自分の過去。
誰にも言えずに抱え込んでいた昏すぎる過去を、始めて話しました。
記憶の彼方を通り越し、無意識的に封じ込め、決して断ち切れない鎖で雁字搦めにしてきた私の過去。
一度でも話したら、誰もが離れていってしまう恐怖。
また独りになるのではないかという、例えようのない怖さ。
言葉に出したら最後、自分という存在が崩壊してしまうかもしれないというとてつもない不安。
それでも、私は。
それこそ、怯える子供のように。
震えながら、手を握りしめ、奥歯が軋む程噛み締めながら、話しました。
こんなこと、許されるはずがないと、勝手に思い込んでいたのに。
何も言わずに、「そうだったんだね」と、優しすぎる程に、温かすぎる程に、私を受け入れてくれた。
本当は泣きわめきたかった位でしたが、涙は出ず。ただ、嗚咽に似た情けない声が漏れ、私は嬉しさや喜びとは違う、別の感情の濁流に耐えきれず、見苦しいほど震えるだけでした。
それでも、否定するようなことは、ありませんでした。
それからは仕事に対しても、自分でも妙に感じるほどに。
迷いながらも、冷静に、先輩でも後輩でも上司でも関係なく、遂行するために指示を出せるようになり。
半ば放置気味になってしまった、相棒Lupusについて。
今一度、真剣に向き合い。
自分というものにも、これまでにないほど向き合う時間ができました。
そして、年を越そうとしている、この一週間の間に。
相棒の足回りをリフレッシュし、これまで以上に、Lupusと旅に出る盤石な態勢を築くことができました。
最後まで、みんカラの皆さんとの交流は薄くなってしまった2019年という年ですが。
私なりに、まさしく「みんカラと初めて出会った時」の感覚に近い、大きな一歩を踏み出せた。そう思っています。
今年はどちらかというと、自分自身というものに対し、色々と考え……私という、一人の人間の在り方を、自分なりに見つけられた。
仕事に追われながら、見ないフリをしてきて放置してきたものについて、本気で向き合う切っ掛けとなる一年でした。
締まりのない文章ですが。
今年も、皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
来年も、私と、相棒Lupusを。
よろしくお願いいたします。