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2011年07月22日

エンジンとタイヤの関係式

エンジンとタイヤの関係式 つまるところ、クルマの走りは標題に尽きる。ハンドリングやら乗り心地やらダイナミックパフォーマンスやらの、いわゆるドライビングインプレッションの大半は、ほぼタイヤによってもたらされるとしても過言ではない。動力源となるエンジンの性能、性格を、路面コンタクトによって実際の具体的な形にするタイヤによってクルマの走りは形作られる。

エンジンがどれだけパワフルで洗練されていたとしても、タイヤが"タコ"だったらそのパフォーマンスを活かすことは出来ない。逆もまた真なりで、いかにハイグリップで高出力/高速性能に耐えるタイヤでも、エンジンの能力を超えて走ることは叶わない。当然双方にコストが絡むわけだから、釣り合いバランスが何よりも問われる事になる。

YOKOHAMAのASPECは、 国産初(1978年)の高性能ハイグリップタイヤとして登場したADVANに次ぐプレミアムブランド。1980年に世に出たコンフォート志向のタイヤのはしりである。まだ技術が未発達で、グリップ、レスポンス、コンフォートなどの性能要件を統合することが難しかった時代。タイヤ性能の基本に属するプロファイル、偏平率もまだ70%が上限で、本格的な高性能タイヤ時代の幕開けは1983年9月の運輸省(当時)による60シリーズタイヤ解禁を待つ必要があった。

ブランド導入の初期にはN.ラウダやP.フレールをCMキャラクターに起用し、60解禁時には稲垣潤一の『ドラマティックレイン』を使うなど、都会的なセンスの良さがASPECシリーズの持ち味。タイヤがイメージ商品として脚光を浴びるきっかけとなったヒット作だった。

SKYACTIVのデミオのタイヤは何? 見るとサイドウォールにはASPECのロゴがあった。30㎞/ℓの燃費を捻り出すクルマのタイヤとなれば、RRC(Rolling Resistance Coefficient=転がり抵抗係数)の小さいエコピア(BS)、エナセーブ(DL)などのいかにも…といったブランドかと思いきや、である。

ASPECブランドがまだ存続していることも驚きだったが、それがRRCを重視したエコタイヤに仕立てられているのも意外だった。どうやらリプレースブランドとしては廃止され、メーカー直需のOEM品として生き残っているらしい。どれどれ。

SKYACTIVデミオは、エンジンの燃焼の基本に立ち返ることによって10・15モード燃費で30㎞/ℓという、ハイブリッドに肩を並べる高効率を実現している。直噴、ミラーサイクル、スモールボア(ロングストローク)、頭頂キャビティピストン、マルチホールインジェクター、クールドEGR、アイドリングストップ(i-stop)にCVT……と細かい技術の積み重ねによる結果だが、もちろんそれだけではないだろう。

レブリミットは5500rpm。ダウンスピーディングはSKYACTIVE-Gの基本を成すコンセプトだが、ディーゼル並のタコメーター表示はいかがなもの? CVTなんだから、いっそ取り去った方が潔いかも。

動き出しはまずまず。路面不整に対する粗い反応は高い空気圧と固いトレッド剛性の証。この段階でタイヤにおんぶに抱っこを想像できないようではプロといえない。試乗後問うと250kpaであるという。まあ良路で50㎞/hプラスマイナス20程の一般的な走行パターン(まさにここがSKYACTIVEデミオの"パンド"であり、燃費の稼ぎどころであるわけだが)の乗り味はさすがに良くまとめ切っている。

しかし、名にしおう走りのメッカ芦ノ湖スカイラインを試乗ステージに選んだのはミスジャッジだろう。燃費だけじゃなくて、zoom zoomのマツダらしい走りも頑張りましたと聞いたら、いずれ一家言あるその筋の人々である。ビュンと行っちゃうのは当然だ。結果、タイヤの現実がモロ見えとなる。

開発の前提条件となったというASPECは、RRCと乗り心地のバランスをサイドウォールで取っている。転がり抵抗を高い空気圧とトレッド剛性で確保するいっぽう、乗り心地についてはサイドウォールで逃げるほか手がない。

元気の良いコーナリングではロールのスピードとアングルが思いのほか速く深い。ステアリング(の操作量と早さ)とのバランスは良好なので、運転者は納得の範囲だが、助手席はやや不安。あまり気分はよろしくない。もっとも、それ以上追い込むとタイヤが盛大にスキール音を奏でる。

それがコーションになるので、安全といえば安全だ。ダンパーのチューニングによってステアリングの効きとスムーズさは確保されているので、扱いにくい印象はないが、切り始めの手応えとロールの収まり感はタイヤのキャラクターによる制約要件と分かってはいても、もうワンプッシュ欲しい。

プライオリティが30㎞/ℓを承知の上で、純内燃機関モデルならではと納得の行く走りが期待できるタイヤを履かせて、ストレスなく楽しめるセットアップを試してみたいと思った。

まあ、本質的なことを言えば、SKYACTIVEはエンジン/ ミッションのパワートレインだけにとどまらず、ボディやシャシーなどの既存技術を磨き上げて目的を達成しようというコンセプト。マイナーチェンジの追加モデルで評価を下すのは早い。可能性の芽を摘むことは避けなければならないと思うが、過大評価で結果的に褒め殺しになるような真似は論外だろう。

限られた条件の中で上手くまとめた。開発陣の奮闘には拍手を贈りたいが、感心はしたけれど"こりゃスゲェ"と感動して思わず「欲しい!!」と言わせる出来ばえだったかというと違った。このデミオは、現在のマツダデザインチームの力量を世界に知らしめたコンパクトカーの逸材。このスタイリングを活かしきる技術部門の奮闘があれば、もっと注目されて不思議のないクルマだ。

今回の箱根試乗会でもっとも残念に思えたのは、そのデザインスタッフが一人も顔を見せなかったこと。エンジニアとデザイナーが一体になって取り組まないと世界を驚かすピュアICEの決定版など覚束ない。そのことをマネージメントが理解していないところが目下のMAZDAの最大の課題だろう。

人はテクノロジーではクルマを買わない。感動を呼ぶデザインを下支えするソーシャルセーフティの材料として技術を評価する。難しい知識の集積としての技術ではなく、直観的に判断の下せるデザインの好みが先だ。カッコイイ→乗りたい→良かった!!……このループが欲しい。良いクルマ選びはもう飽きた。今求められているのは、直感的に欲しいと思えるクルマ。当然、ECO要求を満たした上で、である。

エンジンから発想して、タイヤにおんぶに抱っこではなくて、いっそのことタイヤを基本に全体構成を考えるといい。2~5座でpureICE(純内燃機関モデル)考えると、絶対にFRになるよ。本ブログのタイトル右にある判子の文字は伊達ではありません。DIVERSITYが求められる時代。古いの新しいの言っていないで、何が欲しいのか。そいつをはっきりさせようではないか。
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Posted at 2011/07/22 23:52:21

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この記事へのコメント

2011年7月23日 0:01
 最近は車を買ったとたんにタイヤとホイールを変える人か、スチールホイール+ホイールカバーで、山がなくなるまでタイヤを使い切る人のどちらかになってしまった感じがします。なので、ライン装着のタイヤは、車を回送するためのタイヤと割り切ったのでしょうかね??

 なお、マイナーチェンジされたデミオの私の評価は高いです。まあ、お目汚しと思ってご覧ください。ジャーナリストさんと違って街中でしか試乗ができませんが。。。
コメントへの返答
2011年7月23日 0:29
OEMタイヤは、いろんな意味で最善の選択です。コストが絡むのは当然として、それにもまして要求される性能を極限まで追求している。

タイヤ性能というと、過剰領域(オーバースペック)に属するグリップや応答性の話と誤解されますが、現実の生活の中で求められているのはN.V.Hなどの乗り心地関係。これが幅が広く奥が深い。

MCデミオは、悪くはないけれど、打ち上げたバルーンがデカすぎたので、その相対関係としてハードルは高くしたい。

このタイヤのセットアップは、ワインディングをビュンビュン飛ばす走りだけではなく、街中の低速走行でのゴツゴツやちょっと頑張っただけで鳴くタイヤなど、あれれなところがある。
価格帯の低いコンパクトカーですが、ICEの未来に期待するなら、プリウスと戦う気構えくらいは欲しい。箱根だからといって、かっ飛ぶだけの単細胞では何も得られません。

一度、箱根でオフりますか? 俺はこうやって評価してます……みたいな公開試乗。10人くらい集まれば考えます。
2011年7月23日 0:49
SKYデミオ試乗しました。やはりプロの目線は違いますね~
タイヤまで気が回りませんでした。
短い試乗でしたが総合的な評価は高かったです。
でも後一歩、何か高揚感というのでしょうか、そんなものが足りない気がします。

箱根オフ参加しますよ~(笑

直ぐに10人くらい集まりマス!!
コメントへの返答
2011年7月23日 9:52
読み難くなることを避けて、文字数を抑えて書いてます。スマホも意識しないといけない時代です。

タイヤの話は、繰り返し書いたほうがいいかもしれません。クルマの試乗インプレッションの大半は、タイヤのインプレッションと言っても過言ではありません。

まずタイヤの銘柄から走りのキャラクターを推察して、基本となる空気圧、ケーシング剛性のあり様、プロファイルやトレッドパターンやコンパウンドなどがもたらす走りの実態を、経験則に基づいて、プロファイリングの手法で全体像を形作って行く。

他の人は知りませんが、これが僕のスタイル。⇧の記述は細かく長いですが、全体像を統合的にイメージで捉えるパターン認識なので、1時間程度の短い試乗でも、開発エンジニアにそれなりのクオリティでコメントできる。

まあ、ほとんどが当てずっぽうですが、極端に外すことはありません。ディテールを細々語る人もいますが、僕は細部よりも全体像としてどうなのかを問います。

この場合は“こういうのが良いね”というイメージとしての価値観をベースに、“それからすると違うよね”というアプローチ。

たまに「この人独りで変わったこと言ってるね」と思われることがあると思いますが、ここはメーカー都合や世の中の空気などを斟酌しない本質論を問う結果だと理解して欲しい。

skyactivデミオが、良くまとまっていると評価できる一方で、突き抜け感が得にくいのは、skyactiv専用設計ではないから。本来目指すべき長所を伸ばすより、既存モデルでいかに技術を正当化するかという制約を前提としたネガ潰しに終わっているために、プリウスなどが提示できた未来への希望が感じられない。

ここは、エンジニアリング(技術陣)主導で、デザインやマーケット部門の実力が活かされていない企業体質の問題です。

デミオのデザインは間違いなくワールドクラス。それを生かしきれていないところがMAZDAの基本的問題なのに、例えば今回の試乗会には1人のデザイナーの出席もない。

エンジニアリングとデザインが共通認識に立たない内は、スカイコンセプトが魅力的なクルマ作りとして結実するのは難しい。

他の人のコメントにも応えたいのでこれにて。

箱根のヤギさんコーナーに日曜日の午前4時に集まれ! というのはどう? 青臭いか(笑)

2011年7月23日 1:56
CVTで飛ばしても全然面白くないです。MTあるいは高ロックアップのATがないのが残念。CVTでもアクセル開度を検知してある程度以上では固定レシオ制御気味に演出出来なかったのかな。
タイヤは購入ユーザー層を考えたら、この程度のアレレなタイヤで十分なんじゃないでしょうか。ゲシゲシな人はスカイじゃなくてスポルト買ってね、と言う事で。
コメントへの返答
2011年7月23日 10:17
このエンジン(P3-VPS)にはCVTが必須です。ダウンスピーディングさせた上に、高圧縮化に伴って発生したトルク変動への対応を迫られている。これらをCVT細かく制御することでまとめ上げている。その仕事ぶりは見事だと思います。

このタイヤは、アレレではなくて、30km/lを実現した功労者。開発の要になった前提条件であるようです。他のタイヤではこのデータと走りの両立は厳しい。

それが評価のベースになるところにこのクルマを語る難しさがあるとおもいます。


2011年7月23日 6:08
いやー、『ドラマティックレイン』懐かしいですね!

いくらSKYとはいえ、走りで勝負すると公言しているマツダですからECOとスポーツを両立して欲しいですよね。
SKYは、新規車種で勝負でしょうね。
MCデミオに搭載は早かったような気がします。
それだけECOを市場が求めているので乗り遅れることができないというメーカーの気持ちもわかりますが。

カッコイイ→乗りたい→良かった
は原点ですよね!
今の日本車ではなかなか無いですね。
いや、あっても高すぎます・・・。
コメントへの返答
2011年7月23日 10:55
Bookendコンセプトって知ってますか?

前回の東京モーターショー(MS)で聞いた言葉です。出どころは日産のMSを仕切るデザイン上がりの担当者。日産は2009TMSでEVのリーフからGT-Rまでという両極のクルマをステージに並べ、その間にある全てが日産であるという強いメッセージを発信しました。

今回のデミオ試乗会では、開発陣にその例えからこんな話しをしました。デミオシリーズでBookendコンセプトを展開したら?

30km/lの対極。1300 ccで少なくとも100ps/lの130ps、歯を喰いしばって900kgにシェイプアップして、操る楽しみを実感できる6速MTとストリートファイターのようなシャシーを組み込む。skyactivの半分の15km/l で十分だから、とにかくルックスから“欲しい!”と言わせる一台。

cafeで帳尻を合わせればいい展開したらいい・・・ぐらいの、ゆるい発想で、500とか1000の限定でもいいから、pureICEのポジティブな魅力と可能性を提案してくれと。

これこそ、「できるはず」だよね。そうだ、そうだと声をあげておくれ。必ず石頭の役員に伝えてみせるから。
2011年7月23日 7:11
例えば、海外モデルグレードなんてのは 
どんなタイヤを履いてるんでしょう?


今や日本以外のほうが 結構 Zoom Zoomな方が多いデス。
コメントへの返答
2011年7月23日 11:12
あの、今度のskyactivデミオは日本専用の、言ってみれば限定モデル。このクラスでCVT専用設計だなんて、納得してくれるマーケットなんてありません。

言葉は悪いけれど、商品のあり様としてはガラケーと同じ。ECOと燃費とオートマがセットの“高機能/高性能”が揃ってないとセールストークが成り立たない。

完全なる売り手の論理。使い切れない過剰性を競い合い、国内だけでソコソコ行ければいいという内向き思考。diversityが問われるグローバリズムの時代に、そんな小手先で何とかなる話ではありません。

もちろん内向きになり過ぎているユーザー、マーケットも無実とは言えません。
2011年7月23日 8:19
今回スカイアクティブに採用されているASPECはかなり古いトレッドパターンですが割と静かな部類だと思いますので、コストを抑える上では最良の選択かと。
ただし、車の仕上げとしておんぶに抱っこは如何な物かと思います。擦り減ったら再びライン装着タイヤを選ぶ人ってかなり少ないと思うのですが。
コメントへの返答
2011年7月23日 11:25
タイヤを履き替えると、走りは良くなるけれど、燃費は落ちる。タイヤをどう考えるか、クルマをどう評価するか。

現代日本人がもっとも苦手とする、自ら考え、自己責任で判断することが求められる。

専門家に下駄を預け、答えだけを知りたがる癖を改めて、評価/評論をきちんと読み解いて、ともに考える。それが求められる成熟期にこの国は入った。

自らが坂の上の雲になったと覚悟するところから始める必要があるように思われます。
2011年7月23日 8:54
おはようございます

すごいブログ発見!
プロの記者さんみたいーとおもったら本職さんなのですね・・・公認ってはんこあるし、失礼しました!

DEMIO(・∀・)13‐SKYACTIVいいくるまですねー
今回タイヤの話ですがー

i-DM先生のも是非にお願いしたいです・・・
ステージ5になってS級さん先生に代わったとたん
もー大変!
いまだ攻略のめどすらつきませんー(泣)


ちょこちょこのぞきにきますー
よろしくです!



sai
コメントへの返答
2011年7月23日 11:45
i-DM・・・あれは典型的なガラパゴスアイテムになりかねない装備だと思います。

コミュニケーション/エンターテイメントツールとしての可能性は非常に高く、グローバルなネットワークに繋いでSNSが構築するなどのアイデアも検討されることでしょう。

でも現状は、視力に問題のない若い世代限定ともいえる取って付けたサイズとレイアウトです。基本設計にないヤムを得なさを考慮しても、ユニバーサルは普及の大前提。

あれ、老眼には辛いんですよ。

2011年7月23日 9:31
伏木さん、お早う御座います♪

人はテクノロジーではクルマを買わないって言うトコ、その通りだと思います。

直観的に判断の下せるデザインの好みが先→今求められているのは、直感的に欲しいと思えるクルマ。

そうそう。クルマは、他の工業製品と一線を画していると思います。機械の集合体なのに、デザイン、カタチ、そういうものに視覚、聴覚、5感で官能を震わせる有機体みたいなもの。
子供の頃に街を走り過ぎて行くTOYOTA2000GTを、ISUZU117クーペを、横浜SSSAで365GTB4 DAYTONAを見て、『ああ良いなあ!あんなの、欲しいなあ』って思いました。

一方、いま各メーカーがこぞって燃費競争市場に出しているのは、どれもコンパクトカーばかりなのには、少し異論があります。そんな小さなクルマじゃ、家族全員でオンリーワンしか持てないサラリーマン一般家庭のオーナーはちょっと食指を伸ばせません。
軽く小さくすれば、数字上の燃費性能は上がるけど、ちゃんと使える現実的なセダンこそ求める商品です。
コメントへの返答
2011年7月23日 12:09
事情はそれぞれですが、まずはシンプルにクルマ好きとしての立場を基点に話そう。条件を付けると、果てしなく広がってしまう。

ときには我慢も必要です。家族でクーペって、不便だけど面白いです(笑)

2011年7月23日 9:38
おはようございます。

デミオだけでなく、マツダへの熱い期待をこめた記事と理解しました。

私が先代DYを購入する際、試乗でタイヤの辛さを感じました。
販売店でちょっと乗ったぐらいで決めたくなかったので、
近い車数種類の新車に近い個体をレンタカーで丸一日ずつ借り出し、
それぞれ500キロ程度を走ってみてやっぱりデミオに決めました。
その際、標準の14インチ65タイヤではそのボディと脚を使いきれておらず、
個人的には「封印」かと思いました。
これ以上を使うならタイヤをグレードアップしてね、と。

なので、私はオプションの15インチ55タイヤを選択し、大正解でした。
ボディのしなやかさと脚の良さを堪能しつつ、今8年目です。
そこに拘るからにはリフレッシュも欠かさず、なるべく良い状態で堪能しています。
今回のスカイアクティブ車もやはりタイヤが封印なのではないでしょうか。
リッター30キロとエコ車らしい走りに徹するならここまでよ、と。
これ以上の走りを堪能したいなら自分でタイヤを換えてね、ということでしょうか。

マイチェン前のデミオを何度か借りて乗りましたが、
標準のアスペックは硬くゴワゴワとした印象を持ちました。
ただ、整備された高速道で一定速度でのんびりと走る際にはとてもすっきりとした印象でした。
硬いタイヤを圧高めにして乗っている感じです。きっとスカイアクティブ車も同様かと。

ただ、これが2年2万キロ走ったら、どうなっているのでしょうか。
マーチに装着の海外ブランドタイヤもそうですが、へたったときの性能、とても気になります。
コメントへの返答
2011年7月23日 12:13
ちょうどその頃に次期車が登場する・・・
ということで。
2011年7月23日 12:57
たびたびすみません。

上の「イチニチジュウヤマミチ」さんへの返信で、
「専門家に下駄を預け、答えだけを知りたがる癖を改めて、
評価/評論をきちんと読み解いて、ともに考える。
それが求められる成熟期にこの国は入った。」

とはどこの国のことを言っているのだろう?と笑って
しまいましたが、自動車ジャーナリストさん達と私のような
一般ユーザーの関係のことをおっしゃっているのですね。
それなら納得です。

おっしゃるように、インターネットによって一般人の発言力は
飛躍的に高まり、それこそ、「間○い○ら○のクルマ○び」
が発刊されていた時期のようにジャーナリストさんが神扱い
されることもなくなってきたように思います。

私のコメントに返信いただいたように、ジャーナリストさんと
我々とが同じ立場に立って評論(討論)出来る場があると
よいと思います。


最初、私は産業界のことをおっしゃっているのかと思いました。
産業界は、例の「マネジメント」のブームにより、
「思考」は専門家や部下にアウトソース(丸投げ)、
「判断」は専門家や会議にアウトソース(丸投げ)、
で、肝心なあなたは何をするの?という人が増えています。

そうそう、つい先日までテレビにでていた
「なんでもわかりやすく(時には間違いやごまかしを含めながら)説明する人」
の効果により(?)、何かわからないことがあると
「あなたの説明が悪い」
と居直る厚顔無恥な人が増えています。
おかげで、お客様営業マンはお客様に説明する資料作り、
社内事務マンは、上司を説得する資料作りに追われ、
リーマンショック以前に言われていた
「生産性向上」どころではありません。

*自動車ジャーナリストの世界にも、広告塔として
「何でもわかりやすく説明する人」が登場してもよいかもしれませんね。
コメントへの返答
2011年7月25日 15:10
読解感謝。あまり生な表現をすると、誤解されそうなのでオブラートは必需です。

お望みの人材が登場するには、メーカーやお上に頼らずに生きられるよう、デマンド側が皆で面倒みるような仕組みが必要です。

じゃないと、厳しい境遇には耐えられません。耐えてるけど。
2011年7月23日 13:22
こんにちは。
SKYデミオは興味深々で見ています。(モーターショーでの熱弁も影響してるかも?)
元々デザイン的にもお定まりのコンパクトカーとは違いましたが、
マイチェンで新マツダ顔になるのは果たしてどうか?その心配は杞憂に終わりバランス好く纏まったと感じています。

燃費と走行性能と相反する部分ですが、常用レンジでの走りはまずまず及第点と言ったところでしょうか?
レブ5500回転は些か興ざめですが、30km/L達成のため押さえたセッティングなのでしょうね。

ASPECは以前リプレイスで履いていましたが、コストパフォーマンスに優れたタイヤでした。
限界性能を語るタイヤではもちろんありませんから、ファミリーカーとしては十分な性能だったと記憶しています。

招集は早めの告知でお願いします。爆


コメントへの返答
2011年7月25日 15:11
あまり詳しい告知はできないので、あうんの呼吸ということで(笑)
2011年7月23日 15:09
OFF会?箱根ですか?
日程合えば参加させてください。

デミオ、まだ乗っていないのですが、
その進化の度合いは楽しみですねー。

今後のSKYシリーズの増殖(?)を期待しています。
メーカーがみんな同じじゃつまらない、って意味もありますし..。
コメントへの返答
2011年7月25日 15:42
待ってます。
2011年7月23日 23:44
お久しぶりです。
タイヤの話…あのK13マーチのタイヤはどうなんでしょう。
正直、K13マーチはシートとインテリアの質感、CVTのぎくしゃくさが個人的に嫌で、タイヤまで気が回らなかったのですが、あのタイヤは結構良いのでしょうか?
ついでに教えて頂けたらと思うのですが、自分で乗った感想として、K13のCVTは上手く言えないのですがぎくしゃくして足に込めた思いがすっと伝わらず気持ち悪かったのですが、今回デミオのCVTは、踏んだ時思ったより加速しないという感触はありつつも足に込めた思いを車に伝えることはできる感じがして、気持ち悪い印象を持ちませんでした。でも、評論家の方々は皆さん「マーチのCVTはいい!」と言っているので、自分の感性がおかしいのかなぁ?と不安になっています。実際、それはおかしいのでしょうか?よかったら教えてください。

話を本編に戻せば、個人的にはスカイアクティブデミオとてもよかったです。欲しくなるほどでした。
あれでスポーティモードをつけて、そっちにシフトチェンジするととんでもないじゃじゃ馬になる…なんてなっていたら、もっと車好きを呼び込めるのに、と思っていたのですが、今回のタイヤの話を聞いて納得しました。
正直、燃費競争という価値観は最近日本車メーカーの首を締めつつある印象を持っているので、30に届かせるためにいろんなものを犠牲にしないで、25でもいいからとんでもない良品を作ってほしい!と思いました。今人気のポロに負けてない素材はあると個人的には思っています。
まぁ、今のままでも、デザインよい、ボディ剛性も、シートも良い、で、先代ポロより個人的には良いと思いました。
デザインの話では、うちの奥さんに買わせようと思った時、選べる色がMC前に比べ減っていたのが残念でした。かわいい色が少ない!CMも技術一辺倒の内容でもったいないですよね。女性客を呼び込めるのか?と不安になります。あのマツダ顔をどう売り込むかって(特に女性に)とっても大事なことだと思います。あれに統一しようとしてるんだから。そこらへん心配です。
いつかマツダ車オーナーに…と思っているので、今回のデミオ、頼むからコケないでくれ~と思うあまり長文になってしまいました。すいません。
コメントへの返答
2011年7月25日 15:16
デミオというより、マツダ2なんですよね。海外依存度、このクルマも高いです。デミオskyactivは基本日本専用で、現行で世界展開するとは聞いてません。

本格稼働は次期型からでしょう。その間にskyactivがガラケー化しないよう、チェックを怠らないようにしたいと思います。
2011年7月24日 0:23
 わたし自身も、ブログで新型デミオの試乗記を執筆いたしましたが、絶対パワーが非力なことに加え、駆動伝達効率が高くないCVTのみとの組み合わせで、我慢の低燃費車な印象で、スカイアクティブの技術をアピールするには、あまり上手ではないような感じを受けました。

 その点、VWのTSI技術を初投入する際に、比較的スポーティーなGTグレードから参入することで、走りと経済性の両立を打ち出した時の方が、より商売上手に思いました。



 今、一番欲しいクルマは…となると、緩めのFR車なのです。

 激速のFRじゃなくて、遅くてステアリングレスポンスがゆっくりなFR車なのです。

 最新型では滅多に見かけなくなりましたが、下手な新型車より魅力を感じているのが、コンフォート・セドリック系のFRセダンや、ハイエース級の箱型商用車だったりするのです…。

 滅多に試乗車が用意されているケースは少ないのですが、ダイナ・トヨエース・デュトロのルートバンが、より気になっていたりしているこの頃です。^^;
コメントへの返答
2011年7月25日 15:40
個人の嗜好や趣味には立ち入れない(笑) 強い思いに水を差すほど野暮じゃありません。

VWのTSI…6年前のIAAフランクフルトショーに出展された時には、日本メディアの大半はV6のゴルフR32に夢中で、ゴルフGTとともに提案されたツインチャージャーTSIに反応した者はほとんどなかった。

VGJの広報部長でさえノー感で、「売れますかねぇ?」半信半疑。1.4Lじゃあねぇ…というので、だからいいんじゃないか、即刻日本導入の検討に入った方がいい、と言ったのは手前味噌を怒られるのを承知で僕です。

現場にいた同業の誰からも注目する声は聞かれず、広報資料のCDをせしめたのは他にいなかったはず。

帰国後も急かしたけれど、小田原評定は続き、市場導入して馬鹿受けしたのにビックリしてた。呑気なPRやマーケ何かより、一般ユーザーのほうが遥かに現実的で先を行っている。

受けると見るや、最初から支持していたような輩ばかり。ツインチャージャーが世界初なんて犬のような言説を吐く者も居て、それが先生扱いなんだから嫌になる。日産マーチのスーパーターボぐらい知ってろよ…って感じ。

無知は罪ではないけれど、知らないことを放置して、分かったような気になっているのは犯罪に近い。改めようとしても「それは分かっている…」と抵抗勢力になる場合が多いからです。

世の中いろんなクルマがあります。目を世界に拡げて、自分の目で確かめることをお薦めしたいですね。大変だけど、相当面白いです。
2011年7月25日 14:25
 2年半前に,デミオSPORTとフィットRSを比較して,デミオの1.5Lエンジンは普通のエンジンだと感じ,2ステージのi-VTECとはいえ,よく回って感応性のあるエンジンとユーティリティ,堅すぎない足回りを重視してフィットRSを購入した者です。

 基本的にマツダ車が好きで,フィットの前はファミリアSワゴンに乗っていたこともあり,今回のデミオSKYACTIVにも興味があり,先週試乗して見積もりもしてもらいました。
 でも,全く心が動きません。

 理由は,エンジンがだるいのと,ハンドリングがシャープさに欠け,走りも退屈という印象だったからです。
 でも,雑誌の記事でもネット上でも評判が良いので,私の感覚がおかしいのではないかと思っていました。

 こちらのBlogにおじゃまして,腑に落ちること落ちること。
 私には,タイヤの視点などが欠けていましたが,やはり,タイヤを含めて,ハンドリングに難があるのだなと納得させられました。
 また,回らないエンジンも,回転数を気にするからストレスなので,おっしゃる通りタコメーターが無い方がしっくり来る気がします。どのみちCVTが制御するのですから。

 いずれにせよ,マツダは「走る楽しさと燃費の両立」などと言ってないで,燃費に振るか,楽しさに振るか,どちらかに振った方が判りやすかったと思います。私にとってデミオSKYACTIVは,中途半端な車という印象です。
 特に,ハンドリングのクィックさが無くなったのは,マツダの魅力を大きく損なうものだと感じています。
 また,燃料タンクを再設計するほどこだわるなら,車重は1t切って欲しかったです。

 辛口ですが,悪口を言っているのではなく,マツダに頑張って欲しいと思っているのと,マツダの魅力を判りやすい形で表現して欲しいと思っています。
 他の評論家は,デミオSKYACTIVの魅力ばかり取り上げて,まるでメーカーの宣伝のようですが,それはマツダのためにならないと思います。

 褒められる点は,デミオSKYACTIVのシートは体になじんで良い感じですし,マツダのブレーキの効きは美点だということです。

 それから,フィットシャトルの件ですが,選択肢が増えることは良いことですが,荷物を載せたい人はフリードで良かったのではないかと…。シャトルは,立体駐車場に入るメリットはありますが,そこにお金をかける価値は無いような気がします。フリードのハイブリッドも出るようなので,シャトルは,ぱっと売れて,ぱっと消えてしまいそうな,いやな予感がします。

 ホンダのハイブリッドはすべて試乗していますが,やはり普通のi-VTEC1.5Lエンジンの方が楽しく感じます。シャトルもハイブリッドより1.5Lエンジンの方が楽しいと思いますが,このご時世,ハイブリッドという肩書きが強いのでしょうね。

 8/7のヤギさんコーナー,五分五分ですが,体調が良くて起きられれば(体がわがままで申し訳ありません。)参加させていただきたいと思っております。
コメントへの返答
2011年7月25日 15:42
人間、その気になれば何でもできる。朝起きられないのは、その気のない証拠。経験から断言できます。ここまで言われたら……(笑)

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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2009年3月3、4日に行われた第79回ジュネーブショーの画像です。

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